ボタンを押すと即立ち読みできます!
奇妙な因縁にとらわれた青年、北斗に性的に関わった人が奇妙な死をとげていた。真相を知りたいと考えた北斗は母の生まれ故郷・八ツ島を訪れた。それ以降数日間の記憶が飛んだ北斗は、自分が誰かと抱き合った痕跡に気付く。傍には島の神社の跡取りの青年・克哉がいた…的なお話。どこか秘密を抱えている島民たちが北斗に奇異な視線を向ける描写がサスペンス感を掻き立てます。モブや邪神たちに好かれている北斗くんは、やっぱり儚げな美青年なんでしょうね
夏にピッタリのオカルト・ホラー系の作品です。
私はこういうの大好きなので、とっても面白かったです!
謎の因習が残る八ツ島、生贄の家系、母の死と記憶喪失……このいかにも!なおどろおどろしい舞台設定にワクワクしますね。
冒頭、いきなりレイプ!です。
いえ、行為ではなく「事後」で、シャツは破れ下半身むき出し、お尻はずきずき、俺は何されたの?
主人公北斗は元々7才までの記憶が曖昧で、その秘密、母の死の真相を知ろうと母の故郷八ツ島に渡ります。が、レイプの衝撃で島での記憶が無くなり、山をさまよって見つけた家で1人の男に会い…と物語は進みます。
北斗の事を知っているようなこの男・克哉は北斗を島から出そうとしますが島民はそれを許さず、いとこだという御陵(ごりょう)という男が北斗を連れ帰り、君は「海鳴祭」に「神子」として儀式をする血筋の唯一の生き残りだと話し始める……
このように島の忌まわしい因習や生贄の神子、北斗に見える蛇の幻影、母の残酷さ、母の死、克哉と御陵との対立などがホラーチックに描かれてます。そして当然そこに克哉x北斗のエロも絡んでくる訳ですが、基本北斗は一種の「流され受け」的です。
「接触嫌悪症」の北斗が克哉にだけは触られても嫌ではなくて、触られたりキスされたりしてるうちにぐずぐずになって感じて……という描写はなかなかエロいです。
〈ただ一回、無数の「蛇」に犯られるシーンがありますので、ダメな方は注意。〉
儀式から北斗を助け出す克哉や、海蛇様との対決、その後の甘〜いラブシーン、その後まだある危機など最後の最後まで!楽しめました。
この2人の未来は描かれずに終わるのですが、また一緒になれることでしょう。
これも、雪舟薫先生がイラストの作品。
これホラーなの?…ちょっと怖いかも…と思いながら読んでました(^-^;
でも、BLでホラーっぽい内容が私の内臓をえぐったんですよねー(笑)
触手も始めてでした!
まだね、BL初心者から駆け出しになったぐらいの私には…
蛇に犯される!なんて、めっちゃエロい!と思っていました。
で、BLでホラーっぽい作品を探したんですが…見付からなかったんですよね。
神子とか巫女系のBLの出会いもこれが最初でした。
濡れたシャツから透けてる乳首とか、乳首をぐねぐねとかエロいんですよ~。
でも、この時はまだ乳首フェチじゃない(笑)
克哉と北斗がだんだんバカップル風になって行くんですけど、
そこがまた好きなんです。
じゃあ、俺もレイプしてやるよ、克哉が過ぎたから嫌なわけない、馬鹿野郎てな感じの(^○^)
レイプされた北斗が人を殺したかも知れなくて(実際には蛇が)シリアスなシーンなんだけど、そこでそんな会話があるとこっちが恥ずかしいw
相思相愛なんです。
一波乱も二波乱も乗り越えて結ばれるのは好きだな。
雪舟薫先生のイラストも美麗過ぎて…(о´∀`о)
ネタバレなしで書きたいと思いますので、あらすじは触りの部分だけにしたいと思います。
作家買いをしています、夜光さんの作品です。
2005年の作品ですが、古臭さはありません。
相変わらず、サスペンスといった雰囲気。
受けの北斗には七歳までの記憶がなく、身近に不幸ばかり起こるので、自身を疫病神だと感じています。
攻めの克哉は精悍で色気のある男。
八ツ島には短期的に戻っていました。
北斗は野外で、どう見てもレイプ後だと思われる状態で目を覚まします。
しかし、記憶はありません。
二週間前に北斗は、亡くなった母の生まれ育った八ツ島へと訪れたはずなのに、その間の記憶もまた欠如していたというスタートです。
出だしからなかなかセンセーショナルで、この後どうなるのか気になります。
北斗はレイプこそされてしまいましたが、大人しくてもウジウジ系ではありません。
ただ、色々な部分で諦めていると感じ。
それが、覇気があまりないように感じる原因かもしれません。
そして克哉の方はというと、ひじょうに色気ムンムンです。
北斗を看病する時の様子に、えっち以上の萌え度でヒャーっとなります。
八ツ島の古くからの因習と、ふたりの関係をメインにお話は進むのですが、実際読み物としては今までにもありそうなネタですが、無理矢理感がなくスイスイ読めてしまいます。
ニョーロニョロも出てきますが、それ自体は気持ち悪さはありませんでした。
それに夜光さんの作品で良い女の子ってあまり馴染みがなかったんですが、この作品にはそういう子が出てきて、暗い内容でもちょっとホッとすることが出来ました。
イラストは雪舟薫さん。
あまりわたしには馴染みのない作家さんなのですが、特に中のモノクロ挿絵が素敵でした。
ひじょうに雰囲気があります。
ぜひ、見てください!
雪舟薫先生の表紙に惹かれて購入しました。ホラーは苦手なんですが、怪奇ものは好きなので楽しく読むことが出来ました~。
--(以下ネタバレを含みます)--
自分の不幸を呼ぶような体質と、小さいころの記憶欠如、母の死の真相を追いに謎の島、八ツ島へ行くという部分から始まりますが、しょっぱなから目を覚ますと・・・自分は誰かに襲われたあとの様な格好に愕然とする北斗(受け)。
島についてからの記憶もなく彷徨ってるうちに一人の男(克哉)と出会いますが、彼はあまりこの島の事を語ろうとしない。そして北斗は蛇や島の人々に見つかって・・・。
島の記憶がない北斗は、何も知らない読者と同じ視点になるので、どんどん明かされる展開に、北斗と一緒になって困惑したり、逃げ出したりと、とてもハラハラしたお話でした。
途中からBL小説だっけ?(いい意味です!)と思ってしまうほど、話にのめりこんでしまいました。そこの島は、神=蛇として崇めているようですが、白い蛇の独特の美しさと、恐怖に似た気持ち悪さにドキドキしました。ヘビ×北斗のシーンはすごいです(笑)
何より蛇以上に恐ろしいと感じた、島の人たち。古い因襲にどれだけの人が、心を砕かれ酷い目にあってきたのかと思うと、お母さんの気持ちもわからなくもないし、それでも因襲を維持しようと必死になった青年も過去を思うと何とも言えない気持ちになりました。
そして攻めの克哉がものすごく格好良かったです!何があっても北斗を守ろうとする姿は、応援したくなります。北斗に対しては、なんで克哉の意見に賛同してくれないのっと思いましたが、彼なりの理由を知り、複雑な気持ちになりましたが最後に奮闘する姿は格好良かったです。
ラストは、悲しくもありましたが幸せな未来が見える結末でよかったです。
でも北斗のお父さん・・・来るの遅くないですか!?(笑)あと序盤に北斗が襲われて放置されてたのが、いや・・・理由はわかりましたけど放置は、危なかったんじゃないのかなぁ~と心配になってしまいました。