電子限定描き下ろし付き
BLではないかなぁ、というのが読了後の感想でした。
でも、不思議とすっきりした気分になりました。
1話1話がみじかめで、テンポが良いからでしょうか。
あんなに人間離れしてそうな美しい課長を前にしても、なかなか靡かない角田くん、強いですね〜。
脈なしなんじゃないかなぁ、と個人的には思ってしまいました。
この先の進展は中々望むことが難しそうでした。
先生と課長との関係も気になるし、課長の本気も見てみたいので、続きがあったら読んでみたいです。
何度もトライしてやっと最後まで読みました。
ひたすら吸血鬼の振りをする課長と、やさぐれた社員角田。読んでくと…。
課長に懐かれ世話を焼き泣かせたり拗ねさせたりする角田。次第に課長に惹かれていったのかな?
やっと本物の吸血鬼だとわかり、かいがいしくお世話して。
土砂降りの日に街歩きを楽しむ課長、仔猫をほっておけない課長、諭吉を愛する課長、トマトジュースにこだわる課長。読んでくとだんだん可愛く思えてきます。
社長が狼男?秘書が狩る者?課長が課長でいるために課長を知る社員を移動させ、課長の名前と年も変えさせて。
謎ばかりなお話ですね。
この謎やどうしても変なのになぜだか読んじゃうところはヤマタナに通じるものがありますね。
作家さん買いしたのですが
エロが全くなくコメディ色が強く
BLはどこに行ってしまったのだろう?と思いました。
好きな方は好きなのだと思います。
夏目さんと課長の恋愛モノならすごく好きになってたと思います。
が、恋愛要素が薄すぎて私は不完全燃焼でした。
せめて両思いになってくれれば救いようがあったのですが…。
好きな作家さんなだけにすごく残念でした。
続編がもし出たのであればその前編として
好きになる可能性はありますが
現段階では読み返す機会は私の中でない作品です。
何がどう動くわけでもないけれど、日常の中にヴァンパイアの課長がいる…。
それをみんな受け入れて(なぜ)普通に接している。
切なくなるわけでもキュンキュンするわけでもないけれど、全部のキャラが立っていて、私は大好きな作品の一つです。
"ミステリアス・リーマンコメディ"ってなんだよ!設定盛りすぎでしょ!と笑っていたら本当にミステリアス・リーマンコメディでした笑。
短いお話が沢山入っており四コマ漫画を読んでいるようなテンポの良さを感じます。
あらすじだけしか情報を入れずに読み始めたので、課長がヴァンパイアね、把握把握→あれ?人間なの?ファンタジーと見せかけたお話なのね~→やっぱヴァンパイアなんかーい!!!!と突っ込んでしまいました。
きっとその時から自分もこのめんどくさい課長にはまってしまったのでしょう笑。
欲を言えばもっとラブラブしてほしかったのですが、何しろミステリアス・リーマンコメディですから。
これくらいの距離感がいいのかもしれませんね。
角田くんは普通に男前だし課長もめんどくさいけど可愛いし魅力的なキャラクターばかりですが、何より原さんと矢野さん最強すぎでは!?
実は原さんも人外かと疑ったくらいいい性格してます。原さん個人的一番好きなキャラです。
BLとしては物足りないけれど、なんだかんだずっと手元に置いておくのだろうなと絶妙にいいところを突いてくる作品でした。