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  • 真冬さんはどうしようもない

真冬さんはどうしようもない

mahuyusan ha doushiyouo nai

  • 電子専門
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あらすじ

社内恋愛はやめようと誓ったはずなのに、元上司・吉村遼平と不倫している高崎真冬。
取引先の営業・西河原達己にも迫られていて、彼に惹かれつつも吉村との不倫を清算する勇気はない。
恋愛下手で流されやすく、どうしようもないけれど愛おしい。
そんな真冬が本当の恋愛を手に入れるまでの物語。

作品情報

作品名
真冬さんはどうしようもない
著者
かがちはかおる 
イラスト
ayapii 
媒体
小説
出版社
いるかネットブックス
レーベル
bijou
電子発売日
4

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萌々

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中立

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趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

心理描写が楽しかった

読後評価はそんなに悪くないのに、知名度が低くて読者が少ないのか、
作品にレビューが付かない作家さん。
Twitterには、「細々書いて・・」・・著者のボヤキが気になっちゃう。

表紙が可愛い一冊を選んで読みました。
70頁。
元上司・吉村遼平と不倫している高崎真冬
流され易い・変化を好まない性格の真冬が、不倫を清算して、新しい恋を始める物語。

ありふれたテーマの小説を選んじゃった。
気になった「花は咲かずに散るばかり」を選べばよかったかな?と、冒頭読み始めでやや後悔。

心理描写が丁寧で上手だと思います。現実味ある描写、リアル。
でも丁寧な描写が仇になって、前半の導入部分に頁数を使い過ぎて、
後半の転から結に掛けてが駆け足になり、話が突然終わってしまう感を受けました。
せめてその後を少し匂わせる文が欲しかったかな。

「小説家になろう」出身の作家だそうですが、ID削除済みで、跡もない。当時のファンは消えてしまったのかな?
名と作品を売る場が商用本紹介コーナーとtw+HPだけ。
・・出版社の意向なんだろうけど、これって販促効果を考えると負ではないの?既存のファンが後を追えない形になっている。

HPは、作品紹介を淡々と貼って本屋サイトにリンク。
作者の想い入れというか、オシの部分を一文でも添えてあれば興味を惹くのに、欲が低いなーと思いました。

文章力、表現力とか、力量に不満無い作品なのに、知名度が低いままって、勿体ない。
 売れるまでは、利益より名を売ることを優先、とにかく数多く書く。
 書くものは、読み手に合わせない。
 書きたいものを書いて、作品を好む読者が付くまでひたすら書く。・・と、身内の作家が言ってました。
・・でもこれも、基礎の運転資金が無いと継続できない。
作家や物を作る生業は、ファンが増えないと食っていけない、人気稼業って苦労が多い仕事ですね。

2

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