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表題作ハダカで恋していたいから。

早川翔大・会社員・社会人1年目
野中菜摘・営業・社会人3年目

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

美形でチャラい菜摘が合コンで出会ったのは、自分とは正反対の、逞しくて真面目そうな年下男子。なんとか彼をお持ち帰りしたけれど……?

作品情報

作品名
ハダカで恋していたいから。
著者
かがちはかおる 
イラスト
一夜人見 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775527948
2.8

(10)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
25
評価数
10
平均
2.8 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

恋する相手が重要です

今回はお付き合い未経験のノンケと
ノンケに失恋してばかりのゲイのお話です。

受様の恋愛遍歴を絡めつつ
2人が恋人になるまで。

受様はゲイですが
恋する相手はいつもノンケで
お付き合いしても長く続きません。

そんなある日、
会社の同僚に数合わせで
誘われた合コンで
同じく参加していた攻様に
目を付けます。

攻様は好意言う席は苦手らしく
人好きそうなタレ目とガタイの良さで
もっさりした感じが受け様好みで

少し話してみたら
真面目な初心タイプで
受様はこういう男に大事にされたい
と思ってしまいます。

攻様も同僚に誘われて参加していて
彼女のいない攻様のための
合コン企画でもあった模様です。

そこで受様は酔ったふりをして
攻様を自宅まで連れ帰り
美味しく頂いてしまうのです。

そして受様は
攻様とお付き合いしようと
迫るのですが

攻様は急な展開にも
同性との交際にも想定外で
なかなか返事をくれません。

焦れた受様は
攻様がお試しで通っていたジムで
攻様を待ち受ける事にします。

なんと攻様はガタイのわりに
身体が固く運動が苦手だったのです。

陸上をしていた受様は
飲みに行かない、誘わないを条件に
攻様とのジム通いの約束を
取り付ける事に成功します。

徐々に攻様が打ち解けてきた頃
ジムに受様の元カレが現れて!?

かがちはさん(で切っていいのかな!?)の
商業デビュー作になります。

初恋のトラウマで
恋愛をするのに身体先行の受様が
童貞で誰とも初心な攻様と
望んだ恋を実らせるまでの
ラブコメディです。

受様は高校時代に陸上をしていて
同じ部の先輩に恋して
秘密のお付き合いをしていました。

しかし、
一線を越えようとした時に
「男とはできない」と言われ
それがトラウマになっていたのです。

元カレの登場で
受様は過去の傷が再燃し
攻様とも距離を置いてしまいます。

こんな状態で2人の仲は
進展するのかとハラハラでしたが

純真であったがゆえに
何事にも臆病だった攻様が
受様への恋心自覚してからは
男前に攻様に迫っての
ゴールインまで楽しく読めました。

身体から始まる恋でしたが
ノンケとゲイの恋での悩み等
王道な設定で読みやすかったです♪

受様と出会うまでは非モテだった攻様が
受様とのお付き合いの結果か
モテ男になったというオチも
受様の幸せな様子がよく出ていて
読後感が良かったですが

良い意味で裏切られ感は少なかったので
「萌」評価としました。

今後のお話に期待しています (^O^)/

今回は受様からの恋でノンケ×ゲイのお話で
成瀬かのさん『愛がない』をおススメです。
ジレジレ展開なのも似てるかもです(笑)

3

ハダカで恋したいから

待ちに待っていたかがちは先生の紙の本。
投稿サイトでも、素晴らしい作品を発表されてましたので、これからも、期待大です

0

初 紙書籍

一夜先生の挿絵目当てで購入。かがちはかおる先生の初 紙書籍で、今までは投稿サイトで活動されていたとのことです。受けさんの語りが多い印象のお話、「本編230Pほど+あとがき」です。ポイントは、「受けさんが積極的なところ」でしょうか。愛されたい願望に共感してしまう方におススメです。せつないシーンは好きでしたが、受けさんの軽め口調が苦手でしたので、中立にします。

お話は、5月のある週末、居酒屋の個室で5対5の合コンシーンから始まります。野中は、隅っこに座って、ずっと居心地悪そうにソフトドリンクを飲んでいるショウダイ君のことが気になったので、隣に移動し、話始めます。社会人3年目営業職をやっている野中は気さくにどんどん話すのですが、ショウダイ君は真面目っぽく「緊張してます」と言ってきて・・。

攻め受け以外の登場人物は
攻め受けが通うジムの関係者少々、受けさんの友人(いい奴!)、元カレです。
挿絵話をちょっとだけ。一夜先生の挿絵を久しぶりに拝見できて嬉しかったです!ショウダイ君、運動音痴らしく、ジムで柔軟運動するシーンの絵があるのですが、全然曲がってない(笑)私も体硬いのでめちゃ共感しました、この挿絵。

**攻め受けについて(これから読む方はパスした方が)



攻めさんが、日本古来の犬種を思わせる純朴、慎重なワンコで好感だったのですが、受けさんの軽めな口調や「ち〇こ」という描写がどうも苦手に感じられて、萌が減っちゃいました。受けさんは、過去にツライ目に合ってますが、決して内向きにならないよう頑張っておられる方。なんだけど・・・ちょっと違った方向に頑張ってます。親友から散々「そっちじゃない!」的発言をされても、過去の経験が辛すぎたからか、違った方向一直線でして。

どうなることかと心配しましたが、
めでたく大当たり♪なワンコさんに一目惚れして、なんとか納まるところに納まり、本当に良かったと思います。ぶりぶり言っておられた「親友の設楽君」も最後は非常に安堵し、応援してくれるのではないかなあと思います。

今回、受けの語りっぽい文章でしたので、また違うタイプの文章でのお話を読めると嬉しいなと思いました。次回作を楽しみにお待ちしております。

2

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