アンドロギュノスの夢

Androgynous no yume

アンドロギュノスの夢
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

150

レビュー数
4
得点
19
評価数
7
平均
3 / 5
神率
14.3%
著者
谷村二十円 

作家さんの新作発表
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イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイSLASHノベルズ
発売日
価格
¥890(税抜)  ¥961(税込)
ISBN
9784799743409

あらすじ

極(オメガ)というのは、匂いだけではなく、唾液まで甘いんだね?
帝都東京――駆け出しの画家の小栗は、極(オメガ)であることを隠して生きている。
ある日、編集の紹介で天才小説家として有名な夏目と出会うが、ひと目見るなりオメガだと気づかれる。
実は鋭(アルファ)だった夏目に会うたび体から堕とされ、絶え間なく喘がされる小栗。
強制発情させられ悦ぶ体にとまどうが、幾度も果て快楽に溺れるなか、次第に夏目に惹かれはじめ…?
話題の小説新人賞受賞作が書籍化!

表題作アンドロギュノスの夢

夏目龍之介、若手人気小説家で鋭(アルファ)型、25
小栗隆一、駆け出しの西洋画家で極(オメガ)型、20

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数4

時代にどっぷり♡

時代考察がすごいなぁと思いました。
空気感がたまらなく好き!!
内容は好き嫌いがハッキリ出るかもしれませんが、私は大好きでした。

今後も応援したい作家さんです!!

0

情緒的で、肌で感じられる作品

情緒的で読み応えのある素晴らしい作品でした。
大正時代の空気、まだ舗装されていない道路の埃っぽさ、着物の肌触り、畳の部屋、木の本棚、紙の手触り、インクの匂い、そういうものが感じられて、作品の世界に入り込むことができました。
自分の片割れと出会ったときに抗えず肌を重ねてしまう強い運命の力と、その運命を受け入れるまでの心境の変化、さらには自分の母親との関係まで、主人公の心の葛藤がよく描かれていると思いました。
えっちシーンも肌を伝う汗まで感じ取れるような描写で、とてもよかったです。

3

設定倒れ

半陰陽(アンドロギュノス)をオメガバースという設定に落とし込むために、あれこれ苦心して書かれた作品という印象。肉体関係を持っているのに、受けが攻めを受け入れず、拒否し続ける理由が不可解で、読んでいて不愉快な気持ちになる。結局、それが作品を盛り上げるための、そして半陰陽(アンドロギュノス)という設定に整合性を持たせるための「道具」になってしまっているからだと思う。

半陰陽は実際に存在する病気で、現在もインターセックスに悩んでいる方がいるにもかかわらず、それをネタにして、しかも矛盾を抱えた設定(アルファも半陰陽である)になっているので評価できない。

4

なんか、ずっと主人公が攻めにピリピリしてる

アンドロギュノス(半陰陽)をテーマとした、大正時代オメガバースです。
エブリスタBL合戦大賞受賞作です。

率直な感想ですが、雰囲気を楽しむ作品かなぁと。
表紙からお察しの通り、耽美的な世界観なんですよ。
物静かで秘密を持つ小説家(攻め)に、自身の生まれ持った身体に苦悩する主人公、そして仄暗く淫靡な情交ー。
えーと、美しくてどこか浮世離れしていて、エロいと言うよりは艶っぽいと言いたくなる雰囲気で。

う~ん・・・。
ただ、ストーリーとしてはこれと言って強く惹き付けられる部分は無いと言うか・・・
こう、ギリシャ神話なんかをモチーフとして、半身(互い)を求め合う二人と言うのを書きたかったんだと思うんですよ。
ただ、そこにたどり着くまでが、自分の気持ちを認める事が出来ない主人公が、攻めを延々と拒否し続けると言った感じなんですよね。(でもエッチはする)
なんか、ずっと主人公が攻めにピリピリしてるなぁと。

私の読解力に問題がありそうな気もしますが、読んでいても、何故そこまで頑なに結ばれる事を拒否し続けるのかよく分からない・・・。
正直、なんかイライラする。
だって、攻めにぶつけ続けている主人公の「怒り」って、要は八つ当たりじゃね?
いや、作品を深く読み込める方には、主人公の気持ちが理解出来るのかもしれないですけど。
とりあえず、私にはイマイチ分かりにくくて共感出来ませんでした。


内容ですが、天才小説家・夏目(α)×駆け出しの画家・小栗(Ω)による、大正時代を舞台としたオメガバースです。

自身が極(Ω)だと言う事を隠し、駆け出しの画家として生きる夏目。
売り込みに行った出版社で、有名小説家の夏目を紹介されるんですね。
しかし、実は鋭(α)だった夏目に自分が極だと言う事をアッサリ見抜かれ、しかも本能に導かれるまま、身体を重ねてしまう・・・。
快楽に支配されてしまう夏目との関係に反発心を抱くものの、次第に彼自身が気になりはじめー・・・と言うものです。

今作でのオメガバ設定ですが、昔から存在した半陰陽(アンドロギュノス)が、実はオメガだったと言う斬新なものになります。
で、驚きなのが、オメガだけでは無くアルファもまたアンドロギュノスだったりする事。
ただ、オメガの場合は妊娠・出産出来る事からアンドロギュノスと分かりますが、アルファの場合はその機能が無い為、アルファ(アンドロギュノス)だと分からない場合が多い・・・って感じでしょうか。

で、極と鋭として出会ってしまった二人ー。
二人は会う度に、抗いようもない衝動に襲われて抱き合ってしまうんですね。
で、この絡み描写なんかがすごく艶っぽいのです。
えーと、同じエロでもカラッと明るくてスポーツを見てるみたいな作品もあったりするんですけど、こちらは仄暗くて、なんか見ちゃいけないものを見ちゃったみたいな、アンモラル的と言いますか。
また、レーベルがレーベルなので、エロ多めですし。
口では「いや・・・っ!」とか抵抗しつつも、どうしようもない快楽に翻弄されてしまう小栗が、めっちゃ色っぽかったりして。


ここから、本能に抗えない自分の身体に、やるせないものを感じる小栗ー。
嫌悪している産みの親と自分の姿が重なり、そんな風に自分を変えてゆく夏目に強い苛立ちを感じるんですね。
そんな中、夏目の体調の異変に気付きー・・・と続きます。

これ、今作でのキモとなるのが、モチーフである「アンドロギュノス」になると思うんですけど。
ギリシャ神話のですね、頭が二つで手足が四本づつあって、ゼウスによって二つに分けられてしまった古代の人間。
元々二人で一つの存在だった彼等は、自分の半身を常に求め続けているー。

オメガもアルファもアンドロギュノスである今作では、彼等はセットでそれぞれが半身なんですね。
そのため、自分の半身であるオメガと巡り会えなかったアルファは、年と共に精神が不安定になり、最終的には発狂してしまうー。
で、既に夏目にはその兆候が表れていて・・・と言うのが夏目の異変の真相で。

これ、元々二人は一つの存在で、互いに惹かれ合うのは運命だったと持って来たかったんだと思うんですけど。
実際、とってもロマンティックで素敵ではあるんですけど。

ただ、オメガ=半陰陽は良いとしても、アルファ=半陰陽(アンドロギュノス)は強引に持って来すぎな気がしますよ。
だって、そうなると「アンドロギュノス」の定義自体がよく分からない・・・。
いや、そういう事では無い、もっと深い意図があるのかも知れないけど。

また、静かな情熱を持って小栗を求め続ける夏目はいいんですけど、肝心の小栗に共感出来ないんですよ。
親(産み捨ての淫乱オメガ)の件で自身のオメガ性を受け入れがたいのは理解出来るんですけど、やたら夏目に喧嘩腰で噛みついてばかりなのにウンザリしちゃうと言うか。
それ、八つ当たりじゃないんかなぁと。
穿った見方をすれば、二人がくっつく瞬間を劇的にするために、わざと屁理屈こねくりまわして小栗に夏目を拒否させ続けてるみたいな。
だって本当に、拒否し続ける理由が良く分からない・・・。
いや、私の読解力の問題の気もするけど。

とは言え、モチーフの「アンドロギュノス」と、オメガバ設定での目の付け所が面白いなら、作品全体の雰囲気もとても好み。
あと、基本的にエロ好きですので、エロエロなのも楽しくて。
そんなワケで、「萌」評価です。
う~ん・・・。
情緒が豊かで作品を繊細に読み込める方向きじゃないでしょうか。

7

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