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表題作蓮二ロンジ巌治

逆瀬川 蓮二・20歳・五月雨荘旧館に住む大学生
末広 巌治・19歳・浪人生

その他の収録作品

  • さらに恋をしよう!(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

童貞?童貞恋はどうなる!?
深井結己の青春ピュアラブストーリー

ある日、大学から帰ってきた逆瀬川蓮二は、アパートの前で倒れていた末広巌治を助ける。親戚を頼って田舎から出てきたという幼げな巌治の話を聞いていると、何やら隣の部屋からエッチな喘ぎ声が。二人もエッチな気分になり互いを慰めあうことに!キラキラした瞳で「人生の先輩!」と見上げる巌治が可愛い。なんだか胸がドキドキする……もしやこれは──初恋!?しかし蓮二は童貞こじらせ男子!!恋もHも未経験なのだった……。未経験同士のこの恋は一体どうなる!?

作品情報

作品名
蓮二ロンジ巌治
著者
深井結己 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ハーパーコリンズ・ジャパン
レーベル
ビズビズコミックス
発売日
ISBN
9784596586636
3.3

(8)

(1)

萌々

(3)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
26
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数3

ハートフルなほのぼのコメディに、ホッコリ癒される

深井先生作品はシリアスものしか知らず、試し読みでほのぼの天然キャラを見て購入。
大阪を舞台にした、風呂なし共同トイレのアパートに住む、個性的な人々の群像劇で、
たくさんの萌えが詰まったハートフルなコメディでした。

岡山から親戚を頼りに大阪へ来た浪人生巌治が、三途の川を渡りかけるホッコリ場面から始まるんですが
最初から最後まで巌治のかわいさとギャップにやられっ放し。
アパートの前で倒れている厳治を助けた、大学生の蓮二も、このかわいさにやられ惚れてしまう。

あらすじで、童貞の二人というフリにこの爽やかさなので、
Hなしかと思っていたらけっこう早い場面でコキあいが…もう巌治カワイイ><
蓮二が見かけによらずヘタレキャラなのもよくて、
誤解と嫉妬とすれ違いでカラ回る蓮二のグルグルが、さらにキュン度を高めてくれます。

特に巌治のキャラと背景の面白さが突き抜けている!
いくつもある不憫ネタがスゴくて、かわいそうなんですが面白くて笑ってしまう><
中学生にしか見えない可愛らしさですが、岡山で厳しい父に海に投げ込まれて育った実は屈強な男、
田舎者の貧乏キャラなのに、両親の仕事で海外生活が長くて英語が得意だったり、
純情なので無自覚な爽やかエロを発してしたり、読み進むほど巌治のギャップ萌えが止まらない!

そして、アパートで飼っている5匹のネコネタがかなりツボ。
タイトルのロンジは巌治が貰ったネコの名前です。
フランシーヌがトメと呼ばれてしまうんですが、どうみても顔がトメなんですよね…。
巌治の親戚、石垣がフランシーヌと言う度にトメに変換してしまう。

蓮二にとっては初デート気分の巌治との紅葉狩り。
個人的に馴染みの箕面が登場で懐かしい…紅葉の天ぷら、箕面の滝、そして箕面の猿!!!
深井先生の描く猿はまだ優しい…それぐらい猿は恐ろしいんですよ。
オヤツがパンパンに詰まった袋を持って行かれた恨みは未だ忘れられず…><
阪急電車が丁寧に描かれてましたが、巌治との一歩を踏み出した蓮二のツーショットが幸せそうでした。

出会いからゆっくりと関係を深めて来た二人が、気持ちを通じ合わせていく過程が丁寧でいいです。
この気持ちがなんなのか、巌治が恋だと気持ちを確信する額キスの上書きシーンが爽やか。
その後、ヘタレ蓮二が自分も童貞であることが、なかなか言い出せない流れもカワイイ…
筒抜けの薄い壁がいろいろ手助けしてくれることになる、情に厚い(下世話な)アパートの住人達。
結局、童貞のまま終わったお話ですが、ちょうどいい感じの萌えでよかったです!

2

童貞×童貞のほんわかBL

大学生の蓮二と同じアパートに住むことになった浪人生の厳治。
田舎育ちの厳治は知らないことだらけで、蓮二の話す事に毎度目を輝かせてメモを取る姿がピュア感たんまりで蓮二はイチコロ♪

厳治の尊敬のまなざしを一心に向け”童貞”だとは言い出せないけど、言わないだけで嘘をついてるわけじゃないと開き直る蓮二はアホ可愛かったです。

お話は、アパートの住人達とワイワイやってる様子なので終始ホッコリでした。
ホッコリついでにエチも素股止まり♪

1

ピュアな童貞物語

新しいレーベルでの初コミックス。
表紙の暖かみとか雰囲気とか。
何となく想像が出来ていたのですが、思っていた以上に人情味溢れていてドタバタしているのに時間の流れがゆっくり感じられました。
特有の昏い色気も、毒も、サスペンスもない。
古き良き時代、的な設定で下宿する学生たちの日常風景。
オープニングこそ冠とした蓮二と巌治ふたりの出会い。
強めなインパクトからの始まりとなりますが、巌治の天然さが後を引くこともなく。
ついついほのぼのさに癒され恋の行方もなんとなく横に置いてしまいがち。
蓮二のひっそりと巌治のかわいさを噛み締めている。
その姿だけでなんだか満足してしまいます。
子猫のロンジがふたりの間に入るタイトル。
とりあえず成就はしたものの、どっちがどっちと決まったわけでもなく。
汚れ組の不穏な発言と合わせて意味深な感じが、それはそれで面白そう。
そんなことをつい思ってしまいました。

1

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