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表題作アバンチュールバージン

花村楓
尚吾と同じ高校に通う
田嶋尚吾
定時制高校に通う26歳

その他の収録作品

  • Middle of Adventure

あらすじ

事故で両親を亡くし、2人の妹のために学校をやめて働くことにしたヤンキー・尚吾。
それから10年が経ち、高卒資格を取るため26歳で定時制高校に通うことにした尚吾だが、周りとうまく馴染めないでいた。
そんな中、同じクラスのイケメン・楓になぜか気に入られてしまい…?

作品情報

作品名
アバンチュールバージン
著者
鬼野うめ吉 
媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
ISBN
9784253155205
4

(29)

(11)

萌々

(9)

(8)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
116
評価数
29
平均
4 / 5
神率
37.9%

レビュー投稿数6

ガキがガキらしく描かれている

楓も妹らも、年相応の勝手な感じが描かれていて面白い
26歳をくたびれたおっさんエロいとか言ってんのもガキ目線だとそうなんかな、とか楓がいかにガキかって風に入ってくる
18で定時制に入り直してて、それでも親と良好で愛されている、父親はあまり家にいない楓
お金も好きにしていいみたいで甘やかされてるんだけど、同性が好きってのは絶対にダメって、そんなもんかね
そもそも同性だろうと異性だろうと、お母さんが息子の恋愛を応援なんかしないもんだからね

妹も、さっさとくっつけってけしかけといて、18歳が付き合っておいてヤらないわけないこと解るだろうにキレたり、奈緒の尚吾への複雑な想いもなんか解るわ
若者って不安定で、恋人にもだけど、家族にもまだ全然甘えてるよね
なんか、そんなガキ共がみんな可愛らしかった

0

思い合うこと

26歳でアラサーは四捨五入で間違ってないけど
いやいや若いよね充分に!!と思ってしまいましたが
小さな妹二人を育て上げた尚吾だから
一般の26歳よりは考え方が大人で落ち着いていました。
定時制高校で出会った18歳の楓に言い寄られて
本気かどうか定めかねるのもわかります。
18歳のあの勢い、本当にどのへんで言ってるんだソレ??で
戸惑うのもかわいいんですけどね。

楓は楓なりに想いを伝えてるつもりなんですが
若いしやっぱり一方的な印象は否めない…。
だからって尚吾の気持ちをずっと待ってるだけじゃ
進展はないと判断するタイミングが良かったなー。
遠慮して我慢していたらはぐらかされてしまったかもしれないし
イケると思ってからの押しは強引なだけじゃなかったのが凄い。

尚吾の妹二人がちゃんと兄を愛しているんだなぁって思えて
やっぱり苦労してきただけあるよねお兄ちゃん。
楓の母もただの執着だけでなく楓を愛していて
理解し合えなさそうなときをも乗り越えられるのは家族だなぁ。

上半身のコマが多かったのはちょっと残念ですが
尚吾が楓に言った
「まともに税金払ってねえヤツが一人前ヅラしてんじゃねえよ‼」は
名言だと思いますww

0

家族愛

アラサー元ヤン高校生に惹かれて購入しました。
若い男に振り回されるアラサーを楽しもうとしたら……まさかの家族愛!!

もちろん振り回されている尚吾さんは可愛いし、一生懸命な楓くんは愛しいです。
けれどそれに負けず劣らずの家族愛に感動しました。

今まで家族への理解は二人の馴れ初めプラスアルファな描写の印象が強かったのですが、本作は結構メインなのではないかと思います。

楓の存在を受け入れているようにみせて、付き合う段になると反対する妹。
男が男を好きになってはいけない理由が答えられない母。
それぞれの思いが尚吾と楓に強く絡まっているのがよく分かります。


「理解することは難しいかもしれないけどそれでも知りたい。私たちの気持ちも知っていてほしい。分からなくてもいいから」
楓母のこの言葉に凄く感動しました。

全員に祝福されて終わり。ではないのがこのお話の重要なところではないかと考えます。

愛する人と大事な家族とどう向き合っていくのか、正解が見つけられないこの問題を暗すぎず重すぎず萌えながら考えられる素晴らしい作品です。

0

楓くんが自分勝手過ぎる。

楓くんの自分勝手過ぎるところに、終始イラッとしてしまいました。
その楓くんに流されてしまう尚吾さんに対しても「え、それで良いの……??」という気持ちが拭えません。

ストーリーも何となく歯切れが悪く……
申し訳ありませんが、好きにはなれませんでした。

また、カチCOMIさんは「ヤンキー&アウトロー作品」を売りにしたレーベルだと存じておりますが、この作品からはその要素が ほぼ感じられません……
(尚吾さんが元ヤン&殴られシーン程度の描写はあります)

ただ……
子に対する親の「理解はしてあげられないかもしれないけれど、知りたい」という気持ちの伝わって来る作品ではありました。

1

楓がなんか怖い

開始3ページの尚吾のカッコよさヤバイ。

高校の頃両親を亡くし冷たい大人たちの中、妹二人を守ると決め、
ヤンキーだった尚吾は高校を辞め働きだし二人を育て上げる。

本編は尚吾が26歳になり妹が社会人と大学生になってからのお話。

仕事のキャリアアップの為に高卒資格を取る為定時制高校に通い始めると
クラスにいた18歳の楓に惚れられ猛アタックされる日々。
尚吾大好きな楓が「尚吾さん!尚吾さん!」としつこい程の懐きっぷりが可愛かったです。
鬱陶しがる尚吾も次第に絆されていっちゃいますよね♪

楓は初っ端のクラスメイト達との喧嘩の時真顔で人の骨折ったり
母親と揉めた時の反応といい、ちょっと性格が不思議で怖さもありました。
闇ありそう。。。
そもそも定時制に通ってる理由が気になる。

上の妹が何かと兄に諭す感じで話してきますが
尚吾が楓を鬱陶しがってるうちは、まるで二人をくっつけるかのように
話してるのに、いざ付き合い始めたらぶちぎれて説教するのは意味が分からなかった。。。
心配するなら内緒からくっつけるようないい方いなければいいのに?
終始ただ黙って見守ってる下の妹は末っ子なのになんかめっちゃ大人でしたね!

メインの楓を筆頭になんとも不思議なキャラが多かった気がします。
が、26歳で10代の青春を取り戻す尚吾は見ていて「もだキュン」でした♪

1

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