ボタンを押すと即立ち読みできます!
優しい気持ちになれるお話でした。
受け君の過去はツラいものだけど、このカフェ(オーナー)に出会えたことで乗り越えることが出来て良かった。
オーナーは彼の過去が気になるほど素晴らしい人で、概念のお砂糖という表現にあぁーとなりました。
そう、オサレなのです。
ゲイのかわい子ちゃん、瑛がバイトするカフェ。そこのバリスタは年上強面無口イケメンの楠木。
瑛はウブだけど、精一杯背伸びして大人の振りをし、楠木を誘惑するのが健気。そんな瑛をつまみ食いしていた?楠木も、いつか本気に、みたいな展開。
同僚の彼氏もちゲイとか、お釈迦様のようなカフェのゲイオーナーとか、脇役がいい感じです。お話を動かしてくれるのはこのオーナー。毎朝コーヒーを入れてもらいたい人、とスカウトした楠木や、かわいい瑛。ふたりの危うい関係も見守りながら、そっと楠木の背中を押してくれる。
こんなカフェがあったら行きたい。
強面バリスタと美人アルバイトを中心に、
コーヒーとタバコと2人を見守る人々……
たくさんの素敵なエッセンスに囲まれた、
穏やかでとても優しい作品でした。
女の子が欲しかった母親と、
その母親に捨てられた男の子……
自分の性に悩む千種は、
バイト先のバリスタ・楠が気になっています。
この気持ちは恋なのかーー…?
さみしさを埋めるために楠とのセックスを選んだ千種でしたが、
千草の寂しさは募るばかりで……
恋はしようと思ってするものではなく、自然に落ちるもの。
心が伴わないセックスからの関係だったけど、
乾いた心を満たしていくように自然と始まる恋が美しいです。
年老いたオーナーが2人を優しく諭し、
見守ってくれる安心感もあります。
分かりにくい流れや曖昧なまま終わってしまうところもありましたが、それでもいいと思える作品でした。
思いが通じてからの甘く優しいHも良かった^^
中毒性の高い砂糖のように、
甘く離れがたい余韻に浸ることができました。
ゆっくりとページをめくり、じっくり時間をかけて読みたい作品でした。
千種がじっと楠木を見つめているシーンが何度も出てきて、あんな綺麗な子に何度も見られた楠木が、いつ落ちるのかと思いながら読みました。
モデルルームのような部屋に住み、ソファから外を眺める千種の孤独が切なかったです。
怖い顔してさり気なく優しい楠木がとても素敵でした。そして千種から誘ったセックス、バスルームで焦る千種も可愛いし、千種の身体に欲情する楠木に萌えました。
カフェのオーナーが素敵な人物でした。
母親に捨てられた時に与えられたマンションを処分して、一緒に暮らし出した楠木と千種がとても幸せそうで良かったです。
雨が続く日にコーヒーを飲みながら読んで欲しい作品でした。
カバー下の人物設定も良かったです。
儚さの極み
ページを捲る手も自然と優しくなってしまうような作品でした。
”男”で生まれたことで母親に愛されず捨てられ
”自分”が分からなくなっているような様子の千種に
切なさがハンパなかったです。
自分を確かめるかのように
顔は怖いが根は優しい楠木さんをセックスに誘う千種。
初めてだけど、覚られないように…。
ん”ん”ん”っ!!!!尊い。切ない。
楠木さんと寝ても寂しさも消えず虚しさだけが残った千種もこれまた。。。
でも、千種にとってオーナーに出逢えたことは
大きな転機だったんですねー。ありがとうございます!
切ないけどたまらなく優しいお話でした。