昼は授業、夜は調教

テーマがばらばらの短編集

レビューがなかったので、低評価でのレビューで失礼します。

【昼の紳士は夜の暴君】【昼は授業、夜は調教】
【いいこの彼とわるいこの君】「夏カゼの顛末」
3話＋描き下ろし。
高校時代の同級生の再会もの。
小学校教諭・木嶋と、高校卒業後駆け落ちしたものの妻に逃げられ、小2の子持ちで戻ってきた早咲。
執着、ドS腹黒攻め、頭の足りない受け、無理矢理からのノリノリ、押しかけ同居、コスプレ(女装あり)、共依存的な話でした。

【愛しさの行方】「グローイング・アップ」
総合格闘技ジムのトレーナーとジムに通う甥っ子。
父親に愛されず、母親(攻めの姉)はホステスをして生活費を稼ぐのに精一杯という状況で弟たちを支える健気な甥っ子に…というやつです。
描き下ろしでは成長して格闘家デビューした甥っ子が描かれています。

【Death Mark ー死斑ー】
殺し屋兼死体処理屋の経堂と、雇い主の丈馬。
子供の頃の虐待のせいでこころに深い闇を持った丈馬の尻拭いをするのと抱くことが経堂の役目。
続編で、『恋人はボディガード』に収録されている「egocentric」という作品が前の話だそうです。
闇が闇すぎて、萌えるとかそういうレベルではありませんでした。

【ようこそリストランテ・オークへ】
職を失い、母親の再婚で実家にも戻れず路頭に迷っていた千幸を拾ってくれたのは、亡き父の意思を継いで兄弟でリストランテを経営しているシェフの撤宗(かつみ)だった。
何をしても失敗ばかりの千幸がやっと見つけた自分の居場所は…。
拾った目的はやっぱりそれでした、という話です。

【LOーラストオーダー】
リストランテのオーナー・徹章(かつあき)と、徹章に一目惚れした世利(せり)。
たまたま募集が出ていた経理に採用されて徹章に近付けたが…。
肩肘張って生きてきた徹章を甘やかしてくれる人ができてよかったね！という話です。

「愛とケンカの日々…」
リストランテ・オークの描き下ろし。
ケンカばかりの兄弟に世利がお灸を据えようとした結果…、という話でした。

ドS攻め、近親淫行、闇、わりとふつうのBLと、テーマがばらばらです。
リストランテの話はふつうに読めましたが、あとはまだまだ初心者のわたしにはハードル高めでした。
修正がないのでえろすなシーンはもろです。
もろなえろすを見たいという方にはいいかもしれません。