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その名前を君は知らない

sononamae wo kimi wa shiranai

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表題作その名前を君は知らない

久遠・ルイーズ・昴流
間宮彰

あらすじ

高校教師の間宮は、同僚の先輩教師にずっと想いを寄せていた。この気持ちは、[尊敬]であってそれ以上はない──そう自分に言い聞かせていた。だが、帰国子女で無愛想な新人教師・久遠に、想いを見抜かれてしまう。「俺は間宮先生の為に”ここ”に戻ってきたんだ」久遠の真意をはかりかねて……?

作品情報

作品名
その名前を君は知らない
著者
四宮和 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
ISBN
9784813032410
3.2

(37)

(5)

萌々

(7)

(18)

中立

(5)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
112
評価数
37
平均
3.2 / 5
神率
13.5%

レビュー投稿数6

一途執着不機嫌攻め

元生徒×元教育実習生で、同僚として再会後に先生×先生になります。目ヂカラ強めな攻めが最高でした。
恩師に片思いしながら教師を続ける間宮に、不機嫌全開で迫って自分の方を向かせていく久遠。高校生のときはあんなに可愛かったのに、すっかりスれた大人になっちゃって…なんてことを思いながらも、一途な執着っぷりに萌えます。強引にいっときながら反省して成長を見せてくれたり、あからさまな嫉妬で子供っぽいところも見せてくれたり。年下攻めと再会ものの好きなところを楽しめて良かったです。
Hシーンは未遂で終了。直接描かれてなくてもすごくドキドキするシーンになってて満足でした。描き下ろしの最後のセリフも妙にドキドキして良いです。絵柄も大好きだし、四宮先生の描く攻めはツボにハマることが多いなあとますますファンになりました。
お気に入りは今野から間宮をガードする久遠。可愛くて大好き。

0

名前さえ付けなければ、存在しないことにできるのに

高校という、場所と時間が重要なポイントになっているお話。

高校教師の間宮を軸にして、間宮から先輩教師の今野へ向ける想い、間宮が新任教師の久遠から向けられる想い、その想いの「名前」を間宮自身が認めて、受け入れるまでを丁寧に描いています。
自分の中にある気持ちが、恋愛感情であるのを知りながら、そこから目を背けて、尊敬や憧れといった名前で封印していた間宮でしたが、自分が久遠に恋愛感情を向けられたことで、いやでも自分の中にある恋愛感情というものと向き合わざるを得なくなります。
この間宮みたいに、ぐずぐず思い悩む主人公、好きです。
絵もサラッときれいな絵で好き。
限りなく神に近い萌2です。

0

攻めの目が印象的。

紙本
修正…見えない描写
カバー下…あり
あとがき…あり

2

自分の気持ちに目を背けるもどかしさと切なさ

教師の間宮が教育実習時代に指導してもらい、今も職場でお世話になってる今野先生に『憧れ』『尊敬』『それ以上の感情』を抱いているが、自分でもその気持ちを認めず受け入れようとしない。
そんな中、帰国子女の新人教師久遠が赴任。
久遠は間宮が教育実習時代の生徒で、唯一間宮の『それ以上の感情』を気付いた男。
間宮を想う久遠は自分が認めないその感情を、「自分の気持ちに嘘をつくな」と言いその感情をちゃんと認めてあげろと諭す。

間宮の今野先生への気持ち。久遠の間宮への気持ち。
どちらも「大切な生徒」と思われてる相手への気持ちなのに、しっかりと向き合って自分で認めて貫く久遠の気持ちはやはりデカくてカッコイイですね!!
年下なのにあの包容力。でも、たまに見える頑張ってる感!キュンって来ちゃいます♡

今野先生が、間宮と久遠を溺愛してて先輩教師と言うよりお父さんのような温かさがよかったです♪

1

その名前を彼らはふたりであたためる

高校教師の間宮は教育実習生のときから、先輩教師の今野を慕っていますが、それは「尊敬」として自分に納得をさせています。
そこへ新任教師の久遠が現れて…という再会もの。

設定に少々、戸惑いました。
自分が教師になるキッカケになった生徒のこと忘れるものかな?
再会時は無理だとしても、行き詰まっていた教育実習生期間に何度も話した相手を?
陰からそっと見ていたわけではなくコミュニケーションとってたのに?

かつて帰国子女として日本に編入した久遠は、なじめずにいた自分と同じ考えを持っていた間宮に淡い想いを寄せていました。
けれども間宮の視線は指導教諭の今野に向かっていて…。
過去(回想)の間宮と久遠のやりとりがすごく良くて、あんなに密なのに、なぜすぐに思い出せないんだ間宮…。
自分の気持ちを認めることを恐れる間宮に久遠はすごく真っ直ぐでかっこいい言葉をくれたのに。
と、思ったら感情移入するまで時間がかかってしまいました。

とはいえ、もともと内面の葛藤や躊躇いを丁寧に描かれる作者様なので読み込むうちに「いいなぁ」と、ジワジワ良さが沁みてきました。

今野への気持ちを認められなかった間宮が、久遠の一途な想いに絆されるのではなく自分の本心を肯定した上で久遠に向かっていく流れが好きです。

間宮の心が解放されたことで表情の翳りが減り、久遠との合同補習をするあたりから、表情のバリエーションが増えてきて間宮の可愛らしさが目立つようになります。赤面可愛いなぁ。

2人の距離が近づいてからの久遠も良かったです。
昔からずっと好きだった間宮と再会して、さんざん想いを伝えてきたわけですが、合同補習での発言がグッときます!!

四宮先生の描かれる手がいい~。
表紙も裏表紙も久遠が間宮をひき寄せる場面も相手を愛おしく想っていることが手の触れ方から伝わってきてふんわり幸せな気分に。

お互いの気持ちを確認するまでなので、ガッツリ合体はナシ。
間宮の性格から考えたら、これから…という感じでしょうか。ちょっと残念。

0

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