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生田 おまえは俺をどうしたいんだ――
表紙と、先生と生徒・・・というキーワードに惹かれて購入しました。
最初のページを開いた時、絵が割としっかりした線だったので、もしかしたら暗く重めの話なのでは・・・?!と警戒してしまいましたが、実際には全くそんなことはなく、(勿論、受け様も攻め様も辛い過去は持っていますが)、最後まで心穏やかに、2人を見守る事ができました。とても優しい気持ちになれるお話でした。攻め様(高校生)自身のテンポも穏やかではあるし(でも、内には熱さと、揺るがない強さを持っている)、受け様(先生)は案外面白いリアクションを取るし、2人の事に気が付いてしまった友人も、職員室のおばあちゃん先生も、バスケ部の仲間も、皆良い人で、読んでいて気持ちが良かったです。
初コミックスとの事ですが、今後の作品も楽しみな作者様です。
ちなみに、帯に全プレ(応募者負担有。対象コミックスの帯に付いている3枚の応募券が必要。2017年3月31日締切。)の応募券と応募要項が付いていました。人肌がテーマの、B's-LOVERY COMICS描き下ろし小冊子とのことです。
生徒×教師で、無骨タイプの生徒が大人相手に駆け引きなしでぐいぐい迫っていくお話。もうこれだけで好きすぎる!だけどさらに先生のキャラも絶妙で。流されたり倫理観に悩んだりするタイプだと、現実的な教師と生徒の問題を考えてしまって楽しく読めないんですけど…。この先生は大人としてとか教師としてとか、そういうことはあまり出してこなくて、自分として1対1で対峙してる感じがありました。
生田はとにかく先生に一直線。目ヂカラがすごくて、見つめる視線が熱すぎます。そしてたまに弾けるDKの笑顔!眩しい…笑。で、順調に扉を開けられていく先生。ドキドキし合ってる二人が触れ合ってもないのに妙にエロく見えて困りました笑。
ストーリーは王道中の王道かもしれませんが、特に攻めのキャラがめちゃくちゃ好きで、独特の空気もハマる感じで、何度も読みたくなる作品でした。作家買いします。
高校の生物教師・奈良(受け)は、テストの答案用紙で元バスケ部主将の生田(攻め)に告白される。かつて親友に告白し、手酷く振られた経験から恋愛に関して後ろ向きだった奈良だが、一途に想いを告げてくる生徒に心を動かされ…。
高校生×高校教師のカップリングです。
生徒×教師のカップリングは数あれど、毎回答案の一問ぶんの点数を犠牲にして告白してくる攻め、というシチュエーションがとても新鮮で良かったです。読んだことのないパターンでドキドキしました。
そしてとにかく決め絵が美しい。表紙が受け、裏表紙が攻めの絵なんですが、美しいなと思って手に取り、中の絵も美しかったのでテンションが上がりました。でもちょっと動きが出てくると顔の美しさがおざなりになってしまうので、それは惜しかったです。
攻めが元バスケ部主将という、体格のいい端正なイケメンです。ちょっぴり天然入った、言葉数の少ない男前。
受けは、小柄というわけではないですが、攻めに比べると頭半分くらい小さい人。ゲイですが、昔の失恋のせいで非常に後ろ向きで、最初の頃は攻めに告られて困っています。
告白して、返事は卒業する時でいい、それまでに好きになってもらえるように頑張ると言う攻め。そして卒業を迎え…という流れです。
生徒と教師という禁断の関係には何とも萌えましたが、受けのトラウマになっているかつての失恋の状況がよくわからなかったことがちょっと残念でした。あんな奴のことなんで好きだったんだろう、という気持ちでした。
あと、前述した動きのあるシーンの絵の粗さ、特にエッチシーンが粗く、せっかく色気のある端正な絵なのにもったいなかった。
描かれる作品の雰囲気がすごくよい作品。
表紙、裏表紙がすごく好きです(嬉´Д`嬉)ノシ
帯のあおりもおいしくてうっかり衝動買いしてしまった本作。
二人は生徒と教師の関係。
テストのたびに最後の問題を捨てて告白をしてくる生徒。
ゲイであることを自覚している先生は戸惑っていた。
好きになる対象は男。
しかし、最初の恋に傷ついていこう臆病になってしまっていた。
嬉しいと思う反面こわくて。傷つきたくなくて。
さて、最後はどーなるかというお話なのであります。
正直読み終えてみれば、わりとどこにでもある話というか
言うほど深くもなく重くもなくというところ。
王道中の王道。掘り下げがもうすこし欲しかった。
どきどき感☆
雰囲気はすごくよかったのですが、少々期待値をあげてしまったかな。。
加えていうなら、「両思い」→「即合体」。。。情緒がないっ!
BLは対外このていではあるのですが、せっかく雰囲気のいい作品なのでこぉ・・
作画も、演出も好みなので、とりあえず次回作に期待。
テスト用紙の記述欄で愛の告白。
その昔、小さい解答欄すべてに続きもののポエムを書いてきた生徒を思い出しました。
2つの魂の救済の話です。
学生時代の友人に告白してこっぴどく振られたことから心を閉ざした生物教師の奈良。
その奈良に愛を告白し続ける高校3年生の生田。
おちゃらけたタイプではなく、むしろふざけたことはしない生徒の告白を、どう受け止めていいか戸惑う奈良の心情が繊細に描かれています。
あの日、傷ついたまま雨に打たれ続けた奈良が、同じように傷ついて自暴自棄になった生田に傘を差し伸べたこと。
あのとき奈良に降り注ぐ雨を遮る傘を差し出してくれたひとはいなかったけれど、それだけに雨に打たれる生田を放っておけなかった気持ちが痛いほど伝わってきます。
全体的に静かな作品ですが、生田が同級生と恋話をする場面は対照的にすごくかしましいです。
この静と動のコントラストが、ふたりのいる場所の違いのようにも感じられました。
男子高校生って本当にどうした?というくらい声のボリューム機能が壊れてる子、いますよね。
あまりに生田が悟った高校生然としていたので、そういう子の登場によって「高校生なんだよな」と再確認できた演出でした。
モノローグで奈良のこころが解けていくのが丁寧に描かれていたので、すごく感情移入しやすい作品でした。
同僚のおばあちゃん先生も可愛かったです。
何かに気付いてしまった同級生は描き下ろしでもどぎまぎしていて面白かったです。