電子限定かきおろし漫画付
俺には暁さんがキラキラ輝いて見える
西のえこ先生は、初読みの作家さんでした。
もうね、やられました。泣いてしまった。
今や、子育てBLはジャンルとして成立しているくらいに作品はたくさん。
もちろん、ほかの作品もたくさん読みました。
だけど、やられましたね~
じわじわ気持ちを揺り動かすんです。
派手な出来事は有りません。日常です。なのに胸に迫ってくる。個人的に涙するほどの事は余りなくて。
何気なく読んだら、とても良かった。
暁の双子の姉夫婦が一年前に事故で、なくなって。4才の旭日が遺されました。旭日(あっぴ)は、暁の両親に育てられます。ある日、世界旅行(2ヶ月たっぷり)が当たった両親が、あっぴが一緒に行けないから、暁に譲るつもりで自宅に訪れるんです。
暁としては、姉が亡くなって悲しみに浸る間も無くあっぴを、育てていた両親にじっくり時間をあげたいと思うんです。
あっぴを預かるために、バーのマスターをしている先輩の異父兄弟の千尋に料理と家事を教わって、ちゃんと事前準備をして両親を説得するのです。
行き当たりばったりじゃなくて、それなりに覚悟を決めて、あっぴを迎え入れるわけです。
暁はちゃんと真面目に生きているし、あっぴを大切にしたいのです。ここがまた、ジンとくる。
暁には協力者千尋。千尋は15才から知り合っていましたが、20才になり再会した千尋が口数少ないけど背も高く、ガタイ良し、家事得意なチート男子になってました!
真面目な暁は、千尋が自分に対して恋愛要素の入った好きを告白されましたし、過去には自分がゲイであると千尋にだけ話していたんですよ。だからこそ、千尋にあっぴの世話で困っても頼りきれない。ちょっと仕事と両立が大変で、崩れそうになっちゃう。
千尋、さりげなく暁の気持ちを察してほぐして協力し始めます。
あっぴが、また可愛い❗️お目きゅるん。
あっぴ自身は、姉夫婦の逝去してから言葉も、表情変化も少なめ。だけど、暁大好きだし千尋に懐いて信頼関係が築けている。
千尋も、生育環境からの寂しさを抱えた経過も有ったりして。
それぞれが、家族に対して抱えた気持ちを持って生きていたんですよ。
絡み合う気持ちこそあれ、それぞれが穏やか。でも沈澱していた悲しみとか虚無感はあっぴが暁と過ごす期間に変わっていくんです。
あっぴの変化も、予測付きつつ泣ける。
なんなんだ…上質な再生物語だよ~
あっぴが両親の元に帰ってから、暁と千尋は恋に向き合います!
やっぱり恋の顛末も、見ないとね!
ちゃんと恋人になってイチャイチャ有りまして、ほっとした次第でございました。
めちゃくちゃ良かった。
子育てものに本当に弱い。泣くわ。
甥と叔父、それを助ける青年の話です。
両親を亡くして喋らなくなった甥っ子・旭日を、一時的に預かる叔父の暁。
子育てと仕事の両立でうまく立ち回れなくて、足元からグラついていく様子がリアルで苦しかったです。
その暁を助けるのは、暁に5年間片想いしている千尋。
暁が千尋の行動で、言葉で助けられていく様子がとても自然で、自分の気持ちを押し付けない千尋が健気すぎてジーンとします。
失う悲しみを知っている人々。
埋められない大きな喪失を抱えたまま、それでも大切な人を守るために生きてる。
きっと、悲しみを抱えたまま前を向くことだってできるんです。
日々を振り返って一喜一憂するより、今この瞬間を大切にしたい……そんな風に思える素敵な作品でした。
迷子になった旭日が暁を呼んだ時には、こみ上げてくるものがありました。
誰かにとって些細なことでも、別の人にとったらかけがえのない大切な事だったりするんですよね。
旭日も暁も成長できたことが嬉しかった。
暁と千尋は自然に気持ちが繋がりましたね。
これだけ尽くされたら、そりゃあ好きになっちゃうでしょ。
キラキラした素敵な恋の話でもありました。
もっと評価されても良い作品な気がします。
多分、読んだか読んでないかだと思うんですよね。
今更ですが、たくさんの人に手に取ってもらいたい一冊だなと思います。
あったかい作品でした。
2人の距離が自然に縮まっていく過程がとても良かった。甥との距離も同じで違和感がなく関係性が深まっていきます。
1巻完結でうまくまとめあげる作者様の才能すごいなと感心しました。
最終話の甥の「あっぴ」の笑顔が眩しかった!!
書き下ろしもとても良かったです。
多分どなたかのレビューを読み購入したんだと思います。素敵な作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。
シーモアで読みました。
修正は最初から見えない構図で描かれてありました。
単行本としては2作目なのかな?初めて読んだ作家さんです。
◾︎千尋(友人の弟)×暁(とき,2ヶ月旭を預かる,ゲイ)
◾︎旭(あっぴ,亡くなった姉夫婦の子)
良かった!落ち着いた良い作品でした。みんな落ち着いていて、子供も大人2人も癇癪を起こしたりしませんが、その落ち着き具合に読んでいて安心します。もちろん話が展開していく上でトラブルも起こるけれど、イライラするようなことがないので精神衛生上とても良い。子供が出てくる作品が苦手な方でも読みやすいと思います。
電子限定漫画(かな?)
千尋やっぱ童貞じゃなかった〜〜
一途な男だけど、童貞じゃないって設定大好き
双子の姉の一周忌を終えた暁は、馴染みの店で店長の弟・千尋と5年ぶりに再会。
その数日後、姉夫婦の一人息子旭日(あっぴ)を引き取り育てている両親が
「世界一周豪華客船の旅」を当てた為、旅行期間中のみあっぴを引き取る事になる。
仕事しながら一人で子供の面倒を見るのは大変で、途中から千尋が家政夫として
手伝ってくれるお話。
まぁ、なにより、、、あっぴがかわいい!!!!!!
姉夫婦が亡くなってから、あまりしゃべらなくなってしまったあっぴ。
しかしその分感情表現は豊かで、喜んだりしたときのあっぴの顔の可愛いこと可愛いこと♡
あっぴがずーっと大事に抱えてるひよこのぬいぐるみが、
実は暁が出産祝いにあげたものだったってのがキュ~ンてくるし、
夏祭りで迷子になった時に、日ごろ喋らないあっぴが
近くを探しに来た暁に向かって「ときーーーーー」って叫ぶシーンは目頭がっ!!!
そんなあっぴが暁と同じく千尋にもめっちゃ懐いてるのが癒されました。
なんなら暁より千尋の方があっぴとの「男の友情」ありそうで可愛かった♪
レビューがあっぴ一色になってしまいましたが
BLとしても千尋の5年間の片想いでキューンでした!!
しかもその5年間が、中学3年から20歳までという恋多き年頃での一途っぷりに胸キュンでした。