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表題作カーテンコールで笑え

山代 英嗣,人気の先輩芸人
和倉,売れない後輩芸人

その他の収録作品

  • カーテンコールの後で(描き下ろし)

あらすじ

鳴かず飛ばずの4年目お笑い芸人・ワクは、人気先輩芸人・エージを崇拝していた。
ある日、自分自身気付かないフリをしていたエージへの想いを本人に見透かされ交際に発展する。
時間を見つけては肌を重ね合い喜びを噛み締めるワクだったが、互いにお笑いに邁進するなかで、時折突き放すような言動をするエージの心が掴みきれず、次第にお笑いと恋の間で揺れ動いていき……!?
切ない想いが交差する、芸人同士のラブ・タクティクス!

作品情報

作品名
カーテンコールで笑え
著者
西のえこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784403667992
4.5

(64)

(47)

萌々

(12)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
292
評価数
64
平均
4.5 / 5
神率
73.4%

レビュー投稿数6

どいつもこいつも魅力的!

ちるちるでの先行レビューが見当たらず購入を迷いましたが、
結果的に読んでよかった!と思える今年1発目の神評価作品でした。

内容はお笑い芸人の先輩と後輩の恋愛を描いた物語です。
芸人ということでコミカルなノリを想像していましたが、
意外にもぐずぐずな恋模様にキュンとしたり、もだもだしたり。

芸歴4年目にして未だに売れない芸人の和倉は先輩芸人である山代を
崇拝していました。
けれど、山代への尊敬と同時に誰にも言えない想いも抱いていて…。

そんな和倉の切ない恋心を描き、恋人になるまでが主軸かと思いきや、
1話目ですんなり恋人同士に、メインストーリーはその後の二人でした。

忙しい山代の仕事の合間を見つけては連絡を取り、会う度に身体を重ね、
順調かに見えた交際でしたが、会えない時間や言葉の足りなさによって、
和倉と山代は少しずつすれ違いだし…。

山代に誰よりも憧れる和倉と、和倉を誰よりも可愛がる山代。
会えなければ愛おしさは募るし、会えば求めずにはいられず、癒し合い、
互いを好きなのはこんなにも伝わってくるのに、すれ違ってしまう二人。

というのも、8割方は山代のせい。
爽やかで穏やかそうな見た目に反して意外にも曲者なこの男。
その本性は愛されたがりの臆病者でした。
劣等感に苛まれる自分を救いだしてくれた和倉に依存し、失う怖さから
和倉を突き放し、かと思えば突然甘やかしたり、執着したりを繰り返し、
その度に振り回され、不安になってしまう和倉が不憫でした。
蓋を開けてみれば自分勝手で、結構なヘタレ攻めだった山代。
唯一、どんなにモテようが和倉一筋なところだけは好感でした。
一途な(執着)溺愛攻めが大好物なので♡

そして、そんな山代を健気に思い続ける和倉は天使でした。
基本的に振り回され役で、脇まで個性的な面々だらけということもあり、
「まっさら」で「まっすぐ」という以外は正直インパクトに欠けもしますが、
その素直さで周囲の心を解してくれる癒し系ワンコもとい、セラピー犬の
ような存在でした。

個人的には和倉の相方の黒川がメイン攻めを差し置いて格好良かったです!
若干当て馬っぽさもありますが、作中ではあくまでも和倉との熱い友情と
相方愛を貫き、山代との関係に思い悩む和倉のために行動を起こしたり、
最後まで男前でした。
あまりにも和倉を悲しませる山代に途中、もう黒川×和倉でもありかも、と
妄想が捗ってしまう程には大好きなキャラでした♡

山代の相方・川治も見た目は中々のキモかわですが、さりげない一言に
相方への思いやりや人情味が滲んでいて、素敵でした。

全体的に同性同士の恋愛への葛藤はそこまで感じられませんでした。
一応伏せてはいるものの、互いの相方たちにはバレバレですし。
だからこそ、男女に置き換わっても違和感のないストーリーではあるし、
展開自体はそこまで劇的ではありませんが、それでもこんなにも
面白かったのは登場人物たちの感情の動きが丁寧に描かれていたから
なのだと思います。

一言でいえば面倒くさいバカップルのお話ではありますが、
和倉の一途な想い、山代の拗れた愛情、黒川の熱い友情、と
それぞれに感情があり、その行動にはきちんと理由があって、
キャラクターたち一人一人に生が感じられたからこそ、切なくても、
腹立たしくても、重苦しくても、最後の最後まで目が離せませんでした。

二人のとびきりの笑顔で締め括られるラストもとても良かったです。
読了後には感動がぶわっと押し寄せました。
あと、描き下ろしも。甘くて笑えて、最高でした( *´艸`)
願わくば、どうか黒川にも幸せを!

14

芸人ラブ〜面白かった!

評価が良かったので、初の作家さんでしたが〜購入しまいました。

結果、買って良かったです。

設定が、芸人ですが〜出会いから、芸人として開花するまでの内容で、しっかりしたストーリーでした。

また、絵が無駄にキラキラしてなくて、何となく人間臭い絵柄だったのが、良かったかも。

出てくる人、みんな良い人ばかりで〜脇役が良い働きしてますね(笑)

なんなら、キモ系川治さんのBLに興味深々なんですが・・・川治さんで、スピンオフどうですか!

2

素・晴・ら・し・い…

すっっっごい良かったぁぁ!!
いや、もう、言葉が見つからないです。
作品の雰囲気も好みだし、登場人物の作画やらキャラ設定も良いし、最初から最後の描き下ろしも含めて、最後までストーリーが神ってました。
神評価以上の評価が無いのが悔しい気持ちになるくらい、すごく惹き込まれたし文句なしに色んな人におススメしたい作品です。
セールきっかけで購入しましたが、発売当時になぜ購入しなかったのか、当時の私にタイムマシンに乗って行って教えたいくらいです。

じっとりしっとりとした、心模様の描き方が攻めのエージ、受けのワク共に素晴らしいです。基本的には切なさいっぱいのストーリーです。合間に見えるエージのワクへの熱っぽい嫉妬や独占欲がゾクゾクします。ワクの方がエージに振り回されてる感じで、見ていて危なっかしいなぁ…と相方の黒川と全く同じ目線で見てしまいました。でも実は、エージの秘めたるワクヘの想いの方がねちっこくて、ワクに振り回されていたのは実はエージなのかな、って思いました。


そう!この2人の想い想われる気持ちのすれ違いが、両片想いなのに読んでいて焦ったいのです。焦ったいの、すれ違いもの…そんなに好きじゃないのに、根底には両片想いがあるから読んでいられました。あと、分かりやすい当て馬もいなかったからかな。

このストーリーの着地点がどうなるか、もう気になりすぎてノンストップで読破しちまいました。そこそこにページ数あったのに、のめり込みました。
もっとすごいのは描き下ろし!そんなオチが!?と、作者さんのセンスに脱帽です。めっちゃ笑って笑って笑い転げました。

もーーーー最高。
大好きな作品になりました。超絶おススメします。

2

良すぎる

すっっっっっっごい良かった!!!!!

登場人物、全員が魅力的で、恋愛模様だけじゃなくて友情も素晴らしくて........。

成功者である先輩芸人の

「要領よく」できる人

ならではの、ずるさや弱さの描き方があまりにもうますぎます。

複雑な心理描写をしつつ1冊の中にうまくまとめ上げることが出来る作者様の才能どーーなってんの!!プギャーーー!!!!!ってなりながら読みました。

書き下ろしのオチが最高すぎまするでござるよ。

シーモアで読みました。

修正は白抜きですが見えない構図での描き方が多いので「白抜きかー、ショボリーヌ......」とはなりませんでした。ありがてぇ!!

0

お顔がだいすきです

表紙の素晴らしいお顔に惹かれて購入。
こういうお顔大好物です。色気がむんむんと言うか。
存在が色気と言うか。色気の具現化…?

お笑い芸人同士のお話です。先輩後輩もの。
どのページ読んでも顔が良いです。
恋愛、漫才それぞれに対しての葛藤に引き込まれました。恋愛も漫才もひとりじゃできない。

メインのふたりはもちろんなのですが、周りの人まで全員いい人。周りにいい人が集まるってことはこのふたりはとことん良い人なのだと思います。

3

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