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いつくしむ、さを鹿の声

itsukushimu, sawo shika no koe

  • 電子単話
  • 電子書籍【PR】

表題作いつくしむ、さを鹿の声

倉田陽介(整復師を目指す学生)
斎藤冬月(会社員)

あらすじ

高校の頃好きだった陽介に部活の同窓会で再会した冬月。卒業して以来会っていなかったが、昔と同じように仲良く接する二人。しかし、高校生の頃とは違うこともあって──春之が描く、再会から始まるすれ違いと片想い。

いつくしむ、さを鹿の声(1) 33ページ
いつくしむ、さを鹿の声(2) 25ページ
いつくしむ、さを鹿の声(3) 28ページ
いつくしむ、さを鹿の声(4) 33ページ
いつくしむ、さを鹿の声(5) 35ページ
いつくしむ、さを鹿の声(6) 33ページ
いつくしむ、さを鹿の声(7) 35ページ

作品情報

作品名
いつくしむ、さを鹿の声
著者
春之 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リイド社
レーベル
mimosa
電子発売日
4.3

(3)

(2)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
13
評価数
3
平均
4.3 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

ある意味、一途攻め笑

作家インタビューを見ていて、内容がブスッと刺さってきたので、速攻で分冊版を購入しました。割高になっても今すぐ読みたい!ってなったの久しぶりです笑

高校剣道部で主将と副主将だったヨウとフユ。卒業8年後の同窓会で二人が再会するところから始まるお話。

憧れや尊敬の対象が身近な存在になって、傷つけたり傷ついたりすることさえ耐えられない、そんな気持ちを何と表現したらいい?

フユの視点、ヨウの視点、どちらも追って描かれているので、お互いがどう思い合っているのか、進行形で明らかになっていきます。

どうしてヨウは好きだった剣道を再開しようとしないのか。フユとはあんなに親しかったのに、距離を置くようになってしまったのはなぜ?

フユは高校の頃のように、またヨウと友人付き合いしたいと願っている。社会人になって久しぶりに会ったヨウに、いつからか友人としてだけではない、切ない情動をはっきりと覚えるようになって…

全般的に落ち着いた進捗が心地いいんですよね。脇キャラも変な人がいないし、ヨウのサバゲー仲間の吉野くんとかいい仕事してて、邪魔しない程度にお話を進めてくれていたり。

そのおかげでメイン二人の心理描写がバキッと映えて、友情からの飛躍をしっかりと読みとっていくことができます。

映画を観に行くシーンは最大の見せ場ですね♡

同窓会の後、段々と連絡をとる機会が増えて二人がお互いの家に行き来するシーンとかドキドキするんですよ…。エッチことは皆無なのに、なんかそうなりそうな予感が色っぽい笑。わたしはヨウがフユの家を初めて訪れるシーンが好きでした。初々しい二人が素っぽくて可愛かったです。

恋愛以前から恋愛関係に移行するまでの葛藤に焦点を当てたお話が大好物なので、読後とっても満たされました。

うーん、紙で購入するか、合冊版の配信を待つか迷っているところです。

2

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