険悪だった僕たちの、ハネムーンのすべて。

kenakudatta bokutachi no honeymoon no subete

険悪だった僕たちの、ハネムーンのすべて。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
16
評価数
6
平均
2.8 / 5
神率
0%
著者
Aion 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784778127916

あらすじ

親代わりの伯父の命令で男と見合いさせられた秋人。幸い相手の樹にも結婚する気はなく破談になるはずが、二週間後、秋人は樹に勝手に籍を入れられていた。混乱し婚姻無効を申し立てる秋人に、〈結婚する必要〉があるらしい樹は爽やかな好青年の仮面を捨て激怒。「ハネムーンが終われば別れてやる」という謎の条件で、秋人をスペインに連行した。横暴な男だと思っていたのに、トラブルのたび自分を救ってくれる樹に秋人は次第に惹かれるが――。

表題作険悪だった僕たちの、ハネムーンのすべて。

深山樹、強引な見合い相手、24
鷹束秋人、大手不動産会社勤務、24

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数3

最初の一歩を間違えた2人のトラブル三昧ハネムーン

今回は地元で有名な建築会社社員と大手不動産会社社員のお話です。

攻様の勘違いから籍を入れられた受様が攻様の伴侶となるまで

受様は幼い頃に両親を亡くし伯父に引き取られます。母の実家は名家で
受様は不自由なく暮らしますが、元々妹の結婚に反対していた伯父は
妹夫婦の生き方を認めず、受様に厳しく接して育てます。

受様は大学を出て大手不動産会社に就職、伯父に感謝しつつも家を出た
事で伯父と程よい距離を保っていましたが、とある休日に突然「見合い
をしてもらう」と呼び出されるのです。

なんと実家の所有地に隣接する自然公園が世界遺産に認定されて諸税が
跳ね上がり、このままなら遠からず破産するまでの問題になっていた
のです。その対抗策として土地の有効活用を試みたところ地元の建設会
社が好条件を示してきます。

その会社は幅広く面白い仕事を引受ける新進気鋭の企業として有名です
が、その会社社長と伯父には何やら因縁があるようです。しかも相手側
が唯一出した条件が身内同士の婚姻で、伯父の子供達は結婚が決まって
いる事から受様に白羽の矢が立てられたのです。

伯父は政略結婚には不本意でも甥を身元の確かな人物と結婚させる事に
は乗り気な様で、受様には相手も乗り気でない事を願う事しかできませ
んでした。

ところが見合いの日に現れたのは、意志の強そうな瞳のスーツを纏った
美丈夫だったのです!! この見合い相手が今回の攻様になります♪

攻様は受様に「ひとまず話を合わせろ」と囁いてきて、受様は攻様も
断れない事情が有って結婚する気はなのだと確信するのです。

伯父は大激怒しますが、攻様の父親は法律改正によって同性婚も認め
られるようになったのだから問題はないし、攻様は一押しの次男だと
太鼓判を押してきます。

受様は攻様も自分と同じく断れない事情が有るのだろうと攻様に合わ
せて見合いを進めます。最後には攻様が協力してくれた事に感謝して
別れます。

しかし見合いから2週間、受様は元の平穏な日々を過ごしていました。
ところがそんな受様の穏やかな休日は引越し業者の来訪で激変します。

なぜか攻様が受様の引っ越しを依頼していて、物件オーナーからも
成婚で退去の手続きをされている事と告げられた受様は渋々ながらも
作業を進める支持をするしかありませんでした。

そうして怒りをたぎらせつつ業者に連れられて向かった一軒家では、
攻様が晴れやかな顔で待ち構えていた上に「少し強引に進めたけれど
今日からよろしく」と薬指に指輪をはめられてしまうのですよ(笑)

受様は攻様に引っ越しと指輪の意味を訪ねます。攻様は受様の伯父が
先週縁談は取消すと脅してきたので、邪魔される前にと早急に籍を
入れて引越しを手配した上に、新婚旅行の手配までしていたのです!!

攻様は受様が攻様の話に合わせた言動をした事を、受様もこの結婚話
に乗り気だと勘違いしての事でした。しかも身内だからと受様の有給
申請もパスポート申請も押し通していた攻様は、逃げ腰な受様に籍を
抜く条件として旅行の同行を迫るのです。

キャンセル代は受様のボーナスが吹き飛ぶ額で、不本意ながら受様は
攻様と旅立つことを決意します。

果たしてこんな2人の新婚旅行の顛末とは!?

意に染まない見合で出会った攻様に強引な入籍をされて、新婚旅行に
連れ出された受様の新婚旅行中の出来事がつづられたドタバタラブ
コメデイになります♪

ショコラ文庫は新人さんも積極的にデビューされていますので、私も
面白そうな設定やツボそうなカップリングの時は買ってみています。

本作もAionさんのデビュー作になりますが、ショコラHPのあらすじ
紹介の「勘違いで右往左往するラブコメディ」設定が面白そうでした
し、受様にゾッコンな攻×天然の受の組み合わせもツボだし、特典
ペーパーがつくアマゾンでポチッ♪

攻様の真意も知らずにハネムーンに連れ出されて振り回される受様と
一緒にハラハラ&ドキドキさせて頂きました。

受様は自分が嫌がっているから相手もそうに違てない的な思い込みか
ら、攻様の真意は判らないながらも見合いの席では話を合わせます。

しかし実は攻様は受様に惚れていて、受様との結婚に向けて見合を
お膳立てしたのも攻様でした。そこで受様が攻様に協力的な言動をし
た事から、受様も結婚を喜んでいると勘違いしてしまうのですよ(笑)

2人とも思い込みが激しすぎると思う (ӦvӦ。)

旅の目的地はスペインなのですが、悪天候からモロッコに降ろされ
た事から2人の旅は、当初の予定の正規ルートから外れてしまい、
トラブル三昧の旅と化してしまいます。

トラブルの犠牲になるのは旅の目的地すら知らされない受様でそれ
を臨機応変に助けてくれる攻様という感じでお話は進むので、受様
の恋はちょっと吊り橋効果的な感じがしましたが、それもまた王道
ですし、旅程で起こる悲喜交々はとても面白かったです。

但し、個人的には攻様は受様に対する余裕とか甘さとか優しさが
足りないので"スーパーなダーリン"にはもう少し修業が必要かなと
思いました。

今回は本作同様、旅の過程で恋を育むお話でくもはばきさん
『ガンダーラにはまだ遠く』をおススメとしてみますね。

1

旅行気分満点

初めましての先生でしたが旅行気分満点で面白かったです。最後は王道っぽかったけど、ところどころに挟まる「狂ったスパダリ(担当さん命名)」話が面白かったので萌にしました。本編270pほど+あとがき。

幼い頃に両親を亡くし、伯父一家の下で育った秋人。反りが合わず距離を置いていたのですが、ある日呼び出されたと思ったら「見合いしろ」といきなり言い出し・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
受けの伯父(厳格なタイプ)、攻めの父(陽気)、旅行先の関係者複数です。受けの伯父めっちゃ好き。

**面白かったところ

モロッコ~マラガ~グラナダ~バレンシア~バルセロナとバックパッカー旅行する気分満点です!フェリーに乗りバスに乗り列車に乗り、行った先で交渉して宿を見つけて。攻めが何年か前に旅したルートであり旅慣れているから出来るようなもので、到底ラクチン旅行じゃないです。体力勝負で、ちょっとひょろっちい受けはひーひーですよね、途中休憩しつつ頑張ってました。荷物は全部盗られちゃうわ、変な輩に襲われるわ、ナンパされるわ、本当にありとあらゆる事が起こるので、「ああ、海外旅行!」という感じで楽しかったです。

受けはどうやら「白魚の妖精(攻めの妄言・笑)」と見紛う美貌のようですが、本人自覚なしのやや天然。それより攻めの方が面白かったかな。最初は全く分からなかったのですが、「ああ、なんか分からんがこいつ最初からベタぼれやな」と感じられる言動がちょこちょこ出てきて楽しいです。一途すぎてちょっとおかしくなってるスパダリさんですので、担当さんが「狂ったスパダリ」と命名したのは座布団一枚差し上げたい気分です。

お話読んで旅行気分を味わえるのと、ちとおかしいスパダリさんのお話がお好きな方でしたら、おススメしたいです。叶うなら、どう考えても溺愛しているであろう伯父さん視点のお話なんかを読みたかったですが、とにかく楽しいお話、有難うございました!

1

暴走溺愛攻め、健気すぎー!(TдT)

無理矢理新婚旅行とか、暴走溺愛攻めに惹かれて購入です。

で、こちら、デビュー作との事ですが、とてもそうは思えない完成度の高さでした。
こう、しっかりしたストーリーに、瑞々しい情景描写、そして王道の萌え!
いや、インタビューからドタバタ系のラブコメを想像してたんですよね。
それが、じっくり丁寧に読ませてくれる、あたたかい感動作でもあって。
終始、主人公である受け視点で進むのですが、他人だった攻めと恋人では無く、家族になると言うのにグッと来ちゃうんですよ。
彼の背景とかを知ると。
まぁそうじゃ無くとも、旅を通して変化して行く二人の関係に、単純に萌えちゃって仕方ないですけどね。
これは確かに暴走溺愛攻めだわ。
そして、何だかいじらしいわ。

ザックリした内容です。
親代わりの伯父の命令で、強制的にお見合いさせられた秋人。
どうも相手も結婚する気は無いようで、破談にして貰えそうととりあえず話を合わせたんですね。
ところが、二週間後ー。
何故か勝手に籍を入れられ、更に無理矢理新婚旅行に連れて行かれー・・・と言うものです。

まずこちら、主人公になる秋人ですが、ちょい鈍感な美人。
えーと、何だろう。
ごくごく普通の等身大の青年なんですけど、育ちの良さからどこか無防備と言うか。

で、そんな彼と強引に結婚するのが、暴走溺愛攻めの樹。
彼はですね、実は最初のうち、結構イヤなヤツだったりするんですね。
そもそも見合い当日、したり顔で「話を合わせろ」とこっそり言って来た為、秋人は破談にしてくれるんだと思い込み、「(結婚相手は樹で)問題ありません」的に言ってしまった。(法律で同性婚が認められていると言う設定です)
それが、気がつけば籍を入れられ、自宅アパートは解約されと、樹の元に行くしかない状況にされてしまう。
当然、秋人は混乱して怒るワケですが、逆に「合わせすぎだ! 勘違いしただろ!」とキレられる。
更に、終われば別れてくれるという条件で、ハネムーンに無理矢理連れて行かれるー。
いやもう、主人公と共に、何だこいつ!?ですよ。
えっ!? どのあたりが溺愛?ですよ。

まぁそんなワケで、最初こそ攻めにイラっとくるんですよね。
そして、設定が強引すぎるんじゃないかと違和感を覚えるんですよね。

が、上手いのがここから!
ハネムーンに出た二人ですが、ジブラルタルに着くはずが、悪天候からモロッコに降ろされてしまう。
で、目的地を目指して陸路を移動して行けば、荷物を盗まれたり、ストで足止めをくったり、迷子なったりと、もう次々アクシデントに巻き込まれるんですね。

これな!
秋人は海外旅行自体が初めてで、ハッキリ言って平和慣れした甘っちょろい日本人なワケです。
格好のターゲットです。
で、アクシデントが起こる度に、そんな彼をフォローしてテキパキ解決に向け動いてくれる、樹が格好いいのです。
いや、ありがちではあるのですが、近い距離で一緒に過ごし、共にアクシデント乗り越えて行く事で、二人の絆が育って行くと言う、この部分が萌える。
また、アクシデントばかりではなく、あたたかい地元の人との出会いや、美しい景色に感動するー。
そんな素敵なエピソードも盛り込まれていて、いや、何だろう・・・。
こう、読みながらどんどん引き込まれていっちゃうんですよ。

あと、個人的ツボだった部分。
秋人ですが、しつこいですが鈍感です。そして無防備です。
これ、秋人視点で進みますが、樹が秋人に惚れ込んでる事は、早い段階で読者に丸分かりなのです。
こう、予期せず秋人と間近で顔をあわせれば「おまえの目は宝石か?」みたいな。
これ、口説こうとして言ってるのでは無く、思わず漏れちゃった本音って所にニヤニヤしちゃうんですよ。
この後も、目の前で着替えを始められては慌てまくり、服が無いから裸で寝ると言い出されては、強引に自分のTシャツを着させる。
好きな相手が自分を全く意識してないって、地獄だね。
振り回されてて、気の毒ながら笑いが止まらんがな!と。

と、こんな調子で距離を縮め、樹に次第に惹かれてゆく秋人。
しかし、この旅の終わりが、二人の別れなんですね。
更に、樹が列車事故に巻き込まれ、生死不明の事態に・・・と続きます。

これ、繰り返しになりますが、最初の結婚自体が、やや強引に感じたんですよね。
何故、樹がここまでグイグイ来るのか的に。
が、ここに来て明かされる、秋人が忘れていた過去ー。
いや、これにより、全てに合点が行くんですよ。
なるほどね!と、ニヤリとしちゃうと言うか。
また、これを踏まえて、これまでの樹の行動を鑑みると、もうすっごい健気で一途でグッと来てしまう。
あのお見合い時、樹は秋人も同じ気持ちだったんだと、とても嬉しかっただろうなぁと。
確かに暴走気味だけど、それも一途な愛のなせるワザだったのねぇと。
いそいそと結婚する為の手続きを済ませる樹を想像すると、微笑ましくなるし、迎えた秋人から拒否られた彼の気持ちを考えると、何だか切なくなってくる。
秋人、実は酷い男じゃないかよ!
ちゃんと覚えててあげてー!!

まぁそんな感じの、笑いあり、切ないあり、感動ありと言った、とても素敵な作品でした。
ちなみに、二人の初エッチですが。
暴走溺愛攻めと言う冠に負けぬ、樹の暴走ぶりに笑いました。
「乱暴にしないって言った!」だの「ゆっくりって言ったのに!」だの、泣きを入れてる秋人が可愛すぎて悶絶しましたよ。
まぁ、念願叶ってだもんね。
押さえが利かなくても、仕方ないよね。

8

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