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表題作鬼が慕うは祟り神 二

しい様,鬼になった元椎の木の神様
椿丸,鬼と人のハーフ

同時収録作品鬼が慕うは祟り神 2

椎葉・椎根,双子の鬼の子
ホホ様,山の神

その他の収録作品

  • 鬼祭
  • カバー下漫画

あらすじ

人から忌み嫌われていた孤独な2人が、ついに結婚
「俺、しい様より長生きしますね。
しい様も俺より長生きして下さい」
鬼に生まれ変わった元祟り神のしい様と、
人と鬼のハーフ・椿丸。動物や植物に囲まれ、
ようやく幸せな暮らしが始まったと思いきや、
椿丸の体調はどんどん悪くなっていく――。
ずっと年をとらず若々しい姿のしい様と、
人間の寿命で年をとっていく椿丸。
しい様は椿丸との“寿命の違い”に気づいて――?
“泣ける”とレビューで大絶賛、
鬼×鬼のドラマティック人外、待望の続編登場!
描き下ろしは人里のお祭りに潜入する2人

作品情報

作品名
鬼が慕うは祟り神 二
著者
灰崎めじろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
シリーズ
鬼が慕うは祟り神
発売日
ISBN
9784799745540
4.6

(111)

(80)

萌々

(24)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
16
得点
514
評価数
111
平均
4.6 / 5
神率
72.1%

レビュー投稿数16

怒濤の展開と愛と優しさにジンワリ(;///;)

楽しみにしていた2巻。
いや~~~~…;
怒濤の展開に「!?」「!?!?!?」ってなりながら読み終えました。
面白かったけど色んな意味で濃かった…(´∀`;)

評価は展開の早さで萌×2寄りなとこもありつつ、
でも愛と優しさに包まれた世界観がとても良かったのと
相変わらず椿丸がめちゃくちゃ可愛かったので神評価です♪


さてさて。
鬼の子と人間のハーフである椿丸。
元神様で鬼になったしい様。
同じ鬼とはいえど元々の成り立ちからして違うのですね。

人間と同じように寿命が縮む椿丸は、自分が亡き後しい様を独りにさせることを心配し、
しい様はなんとか椿丸の寿命を延ばせないかと情報を求めて方々を回り…。
しかし理には逆らえない。
とうとう椿丸の寿命が尽きる時がやってきてーーーと始まります。


最初の1話だけで↑この濃さです。
(出来るなら1冊かけて切ない時間の経過を読みたかった気もする)

一度は絶えた椿丸ですが姿を変えて存命するのですね。
人間の部分だけ死んで、鬼の部分だけ生き残る形となります。

で。変わった姿というのが……
1巻冒頭のショタ椿丸再来ッッ+゚。*(*´∀`*)*。゚+
かっわいい~~~~~~!!!!!

でもしい様はショタ姿には無反応。
"そういう意味"ではNGで性的接触を拒むのですが、
椿丸としては見た目ショタでも中身が変わらないのでNGくらうと「解せぬ!」状態w
初めて椿丸が子供らしいダダ捏ねるの見た気がするw
可愛い…椿丸めっちゃ可愛い…。

その後身体のサイズが元に戻った暁には
タップリタップリ愛(と汁)を注ぎまくるのですが、
今度はまた椿丸の身体に異変が…。

ーーーーと、まぁとにかく色々展開していくのです。
(なんかもうドが過ぎたネタバレになりそうで何も書けない…;)

1巻ラストは幸せが長く続くようにしか見えなかったけれど
しい様と椿丸にはいくつか障害がありました。

上にも書いたように椿丸の寿命もそうですし、
互いの"精"だけを食べ合って生きていることも無理があったのですね。
"精"にも限りあるし消費されてどんどん枯れていくのがセオリー。
本来ならしい様と椿丸もとっくに尽きててもおかしくない状態なのです。

新キャラの山神様は頭を捻りつつ、
ひとつの答えを導き出すのにジ~ンと熱くなりました(;///;)
愛し合っているからこその奇跡…!
あああこういうの好きです。ロマンがある。

また、しい様は一度は椿丸を失ったことが相当なトラウマになっていて
"生"や"死"に過敏になっているのが切なかったです。
(不安が膨らみすぎて一瞬本物の祟り神に闇堕ちするのかと焦った…;)

山神様が出した答えで一気に不安が晴れたのはホッとしました。
やっぱりね、2人が楽しく笑っている姿が一番ですからね(﹡´◡`﹡ )

※やはり念のため…
一応補足しますと妊娠出産もあります。
(お腹は膨らまないし人外らしい出産です)
双子のお子がめちゃくちゃ可愛いです…!!!
母乳プレイもあります。
お子達が成長した話もあります。

ほんととにかく色々詰め込まれてて濃ゆい1冊です(^///^;)
ドンドン進むからビックリが追いつかないのですが
この2人の優しい世界が大好きだし、
また人間と交流できたことも目頭が熱くなりました。
(描き下ろしがめちゃくちゃ良いのですよー!!!)

10

言わずもがな、神BL。一生推す

もうね、圧倒的光BLです。
多幸感しかありません。
この二人のために世界が存在してほしい。そう思うくらい、涙なしでは見れませんでした……
人外に興味がないとか抵抗ある人も楽しく読めると思います。私がそうだったから!
とにかくハッピーでえっちなBL読みたい人はこの作品読んでくれ〜〜
灰崎めじろ先生のBLってなんでこんなえろえろと感動が両立するんですかね…一生好き…

10

計算し尽くされた展開に脱帽

ご覧ください、この幸福感溢れる表紙を。
2人の出会いから山を離れるまでが描かれた切ない1巻を読み終えての、この表紙。
ページを開く前に、2人のしあわせを思って泣けました。

御神木から祟り神に代わって、鬼となったしい様。
鬼の父と人間の母を持つ半鬼半人の椿丸。
人に裏切られたしい様が、それでも人のために孤独に耐えながら守ってきた山を離れ、共に旅してきた2人が落ち着ける場所を見つけてからの話です。

人間の血が流れているために流れる月日に抗えず老いていく椿丸を、変わらず愛し続けるしい様の深い愛が前半の見どころです。
誰かに執着する気持ちを「これでもか!」というほど文字だけでなく、表情で描き切っているのが素晴らしい。
愛おしいひとを失うときが迫っているつらさや、それに対して自分が無力である憤りと悲しさ、それでも一縷の望みを捨てずにはいられない姿が痛々しいほど。

大きく感情を煽られてきただけに、その直後の超展開に一瞬目が点になりました。
点になった目が通常に戻るまでに数秒。
戻った瞬間に「うわああ、良かったねぇ!」と思えるはずです。
超展開というのは、思惑通りにストーリーを展開させたい作者さんのためのものがほとんどですが、この作品では違いました。
完全な伏線回収。
なので読者が置いてけぼりにならずに、2人と手を取り合って喜べるのですよ。

後半は童状態の椿丸としい様の攻防も楽しいけれど、やはりメインはしい様の愛。
失う覚悟をして、自分も…と心を決めていた状態からの、身に余る幸福。
しあわせなのに、常につきまとうのは「もうあんな思いはしたくない」という気持ちなんですよね…。
失う不安を知ってしまったら、今がしあわせであればあるほど、余計に不安も大きくなる。
その辺りの心理描写が巧くて!ここまで抉るのかというくらい描き上げてます。

村の人との関わり、土地神・ホホ様との出会い、2人の関係の変化を経て、終盤は2人の子供たちへと話が移行していきます。
こちらは…、蛇足と言ってしまうと申し訳ないけれど、ストーリーよりもえろすが勝っていたので、ストーリー重視派の方は「この2人よりも、あっちの2人を…」と思ってしまうかもしれません。

そんな終盤を経ての描き下ろしが、また泣かせにくるんだなあ。
村人が鬼神さまのためのお祭りをしているのを知った2人が、麓へ降りていくのですが…、読んでください。泣けます。

久しぶりに心をがっつんがっつん揺り動かされる作品に出会えました。
「汁気の多過ぎるえろすが特徴」とまで書かれている作家さんの中で、ここまでストーリーをしっかり作り上げて、心理描写で泣かせてくる方を、わたしは他に知りません。
未読の方は読んだ方が良いです。
心が洗われました。

10

この作品が読める喜び

BLを読み始めた頃に、泣けると神評価のこの作品でしたが、
人外と触手が苦手だった私はスルー。

人外はけっこう直ぐにいけるようになたものの、
全然ダメだった触手が先日いけるかも…となり、
ちょうど発売されたこの作品に挑戦したところ、1巻から一気読みで泣きました…
泣いた泣いた、どれだけ泣くねん、止まらない。

別に触手が萌える訳ではなく、触手があっても大丈夫レベルなんですが、
この作品の世界観に引き込む魅力的なキャラ描写、鬼と神の萌える関係と、
練り込まれたドラマティックなストーリーに、どっぷり浸りました。
なぜ読めなかったのか?!本当に読めて良かった作品で、1巻は今度BLCDを聞きながら読みたい。

そして、泣きながら突入した2巻ですが、また直ぐに泣かせるという展開で、
年老いていく椿丸を看取るしい様との場面は涙が止まらない。
なのに、にゅうって脱皮?!…そして今度は嬉し泣きか!

ほんとうに感情の忙しい作品で、泣いて笑ってドキドキして、
登場人物もいろんな表情を見せるのも面白かった。
人間の闇と毒もたっぷり描かれていて、本当に人情味のある素晴らしい作品でした。

めじろ先生の画は艶っぽくて、ぷりぷり感が大好きです。
愛に溢れて多幸感で一杯になれる、しかもエロいという素晴らしさ。

1巻では椿丸が可愛くて可愛くて堪りませんでしたが、
2巻になると、しい様が椿丸によせる愛情に萌えました。
双子もエロ可愛いし、ホホ様も色っぽいしで、どんどん愛着のわくキャラが増えて嬉しい限り。
感動する素晴らしいシリーズに感謝です。

※シーモア:修正は白抜きです。

7

イチャイチャホノボノがいっぱい♪

最近ハマっている作家さんです。この間1巻を読んでキュンキュン萌えまくったので、2巻を読むのを楽しみにしていました。

1巻では神様から愛する人と同じ鬼になったしい様。大好きな椿丸と、動物達に囲まれて幸せに暮らしていました。

今回はいきなり、半分人間だった椿丸の寿命問題にぶち当たります。
命尽きるその時まで、お互いを思いやる2人にキュンキュンしました。また、乗り越えた後の椿丸が可愛い過ぎて悶えます。
そして幸せな2人には、なんと!な展開もあって、それが大好き過ぎてどうしましょうって感じでした。
その2人の双子ちゃんも愛する人を見つけたし、そこら中に愛が溢れてて幸せ気分でいっぱいです。

まさかの妊娠&子育ても見れて(大好きです!)前回離れた人間にもまた慕われるようになったのも見れて、もちろん甘々イチャイチャも堪能できて、文句なしの神評価です。
できれば、双子とホホ様のお話も読みたいですね。

6

この作品が収納されている本棚

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