月の街、花の都(2)

tsuki no machi, hana no miyako

月の街、花の都(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
37
評価数
11
平均
3.5 / 5
神率
18.2%
著者
千葉リョウコ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
価格
¥639(税抜)  
ISBN
9784253155397

あらすじ

幼き日から義父・東雲宗玄の凌辱を受け続けていたケイ。
その過去は、過酷で壮絶なものだった。
さらに現在、宗玄のもとに戻ったケイは再び体を弄ばれるが、
その姿を一葉に目撃され――!?
一方、月光街のゴウとイサミにも大きな変化が。

明日なき少年たちの、デストラクション・ラブ・アフェア第2巻!!

表題作月の街、花の都(2)

東雲享吾(ケイ),月光街の自警団リーダー
一葉,22歳,一月前に月光街にやってきた男娼

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数3

切なさの中に見え隠れする愛情に萌えが滾る

『月の街、花の都』の2巻目。
1巻が面白かったので、2巻の発売を心待ちにしていました。

1巻のネタバレも含んでのレビューになります。ご注意ください。






廃墟の街「月光街」の自警団のリーダーのケイ。
親に捨てられ、あるいは身寄りもない、そんな貧困層が住まうその地は、ケイがリーダーになったことで自治を保ち始めるが、そんな月光街にふらりとやってきたのは一葉と名乗る青年。

自分の名前しか記憶がないという一葉を不審がるメンバーもいる中、ケイは一葉を保護し、そして身体の関係も持っていた。

だが、ケイは大企業・東雲グループの総裁である東雲宗玄の一人息子で本名は東雲享吾。
が、彼らに血の繋がりはない。ケイ、もとい享吾の亡き母に執着する宗玄が、彼女に激似の享吾にも執着し、そして両親亡きあと享吾を引き取った、という経緯がある。

宗玄が享吾を引き取り、息子にした後。
宗玄が享吾にしたことは東雲グループの跡継ぎとしての教育。だがそれだけではなかった。
籠の中に閉じ込め、自由を奪い、そして挙句に凌辱。

そんな父から逃げた享吾は、ケイと名乗り月光街へと逃げてきた。

一葉は、享吾を呼び戻すために宗玄に依頼され、彼のもとへとやってきたスパイだったー。

というのが1巻でのお話。

1巻はどちらかというとケイ視点で描かれていましたが、2巻は一葉寄りの視点で描かれています。

幼い弟妹を育てるために身体を売っていたこと。
客に手ひどく抱かれ立ち上がることすらできなかった時に宗玄に拾われたこと。
宗玄をゲスだと思いつつ、彼の指示に従い享吾を連れ戻すために月光街へ赴いたこと。

そして、仕事だったはずなのに、少しずつケイに惹かれていったこと―。

1巻ではケイ視点で描かれていたために推測の域を出なかった一葉の想いや葛藤が、2巻で細やかな描写でもって描かれ、そして読者に迫ってきます。

1巻で一葉が子どもたちにおやつを与えるシーンが何度か描かれていましたが、その裏に、自身の愛する弟妹達への想いがあったのだと。
誰も信じられなかった一葉が、ケイと出会い、そして人の心を取り戻していく過程に思わず涙が止まらなかった。

1巻でも登場していた魅力あるサブキャラたちが、2巻でも大活躍しています。

イサミとゴウの恋の行方。
享吾が信頼する、彼の腹心の部下である八重樫。
彼らもまた、ケイを救うために自分たちができることをしようと行動に移し始めます。

イサミとゴウも良かったですが、個人的には八重樫という青年に心鷲掴みにされました。自身のことよりも享吾を救うために奮闘する姿が、クッソカッコよくて悶絶します。

そして、ラスボスである宗玄も。

1巻では享吾の母親に横恋慕していたのかと思いきや、そう来たかー!
うんうん、そうだよね、そう来なくちゃ。

彼は紛うことなきクソオヤジではあるのですが、彼の中にくすぶり続ける恋心を思うにつけ、なんとも切なかった。彼の愛情が違う方向に向いてくれたのなら、あるいは全員が幸せになれるはずなのに、と。

1巻の終盤で、宗玄が享吾を抱くときに一葉を呼びつけ見せつけるシーンがあります。ああやって、少しずつ対象者の心を壊していく宗玄という男の怖さと壊れっぷりの見せ方が秀逸でした。

享吾は、養父打倒のために何やら計画を練っている。
そして、宗玄は宗玄で、享吾が起こす「何か」を楽しみに待ち構えている。

宗玄の方が、一枚上手に見えるが、果たして享吾の思惑はいかように動くのか―。

真っ黒、になりつつある享吾を救えるのもまた、一葉しかいないと思うのだけれど。一葉、そして八重樫やイサミ、ゴウたちの想いが、ケイにまっすぐ届きますように。

1巻、2巻ともに、最後のページに千葉さんのあとがきが描かれているのですが、そのあとがきのページに見開き2ページを使ってケイと一葉の2人のイラストが描かれています。

このイラストで、ケイと一葉が最終的にどこに向かって歩いていくのか非常に気になっています。

次巻が早く読みたいです。

3

続刊です。次巻が待ちきれないっ。

1巻を読んだ時に続きものと知らず、しかもいいところで終わってグォ~っとなった作品なんですが、
今回もまたやられた…私はなんで2巻で終わるとで思ってたんだろ?
多分、起承転結の承で、転に向けて丁寧に下準備されたのが2巻。

抉られるシリアスダークな骨太作品だからこそ、
鬼畜な養父への下克上が達成されるのを見届けないことには気が済まない…動きだす3巻は1年後かな。


近未来の荒廃する世界が舞台、
月光街の自警団リーダーであるケイは、国屈指の大企業東雲グループ総裁宗玄の養子享吾。
そして、ケイが慕う一葉は兄妹を人質にされた宗玄のスパイだった…。
享吾(ケイ)は幼い頃から次期総裁となるべく教育されただけでなく、
心も身体も宗玄に蹂躙され続けた過去。
月光街の為に宗玄の元へ戻って来た享吾(ケイ)は再度、
絶対的権力を持つ支配者宗玄の意のままにされ、宗玄を超える力を手に入れる為心を殺して力を蓄える。

1巻は享吾(ケイ)と宗玄の関係話が壮絶で、読み手を選ぶ内容になってしまいますが、
人を蹂躙して楽しむ鬼畜な宗玄には逆らう気力も起きないだろうという状態から、
2巻で再起しようとも藻掻く享吾(ケイ)や、一葉から目が離せない内容です。

スパイとして享吾(ケイ)に近づいた一葉が、自警団に守られたイーストブロックで生活し、
安心感から得る気持ちの余裕や強さを知り、宗玄のスパイだと知っていながら、
恋人ごっこをした享吾(ケイ)にほだされていく。
宗玄の元へ戻ってからも、兄妹と共に安全な場所へ送ろうと手配する享吾(ケイ)に、
自分だけ残り側で支える決意の一葉。

支配者宗玄よりも力を持つために、宗玄に媚びて懐に入り更に悪になろうとする享吾(ケイ)ですが、
人の弱みを抉り心を弄ぶ宗玄に、享吾(ケイ)が弱っている。
母の身代わりだと思っていた享吾(ケイ)、宗玄の狙いは違っていた…。
憎しみだった感情が変わってるなんて、余計怖いわ。

しかも、享吾(ケイ)の企みを心待ちにしている宗玄の鬼畜っぷりもゾッとする。

2巻では自警団のイサミとゴウの背景や二人の関係が深まる描写が、かなり丁寧に描かれている。
生きる術を教えてくれるケイに懐くゴウですが、
ケイに嫉妬するワンコイサミの拗れ具合が、可愛いレベルで良かった…
本家がハードなのでこちらに甘さを求めてしまうわ。
そして、この二人も享吾(ケイ)の企みを援護する強い味方になっていく。

この作品の中でも面白いのが主従関係。
享吾(ケイ)をずっと見守ってきた八重樫が、本当に心強い存在なんですが、
八重樫の父が宗玄の従者という関係性も見どころ。
宗玄と八重樫父の会話が楽しそうなのも、ゲスゲス感があっていいですね。

享吾(ケイ)と一葉の関係は恋人ごっこのままですが、
目的の為に享吾(ケイ)が心を閉ざしている中、一葉の強さが頼みの綱。
後半は特に一葉が強くて美しく、放つ言葉の威力に享吾(ケイ)も揺さぶられたはず…。

3巻では享吾(ケイ)が反撃開始ですよ。
相手は手段を選ばず弱者を食いものにする鬼畜なゲス、簡単ではない展開が予想されますが、
未来を担う子ども達に笑顔のある生活が送れる世界を目指して…。

※シーモア:修正なし。白に黒線縁どりで解り難い描写です。

1

もう少し救いを下さい

千葉リョウコ先生の作品は好きで全部読んでいるのですが、
この作品は正直あまり好きではありません。
進行が遅いのと、大人になってもケイに執着する養父に嫌悪感があるからです。

また、展開とトーンが暗過ぎて疲れます。
カチCOMIで連載するには向いてると思いますが……


今回の見所は、ゴウがイサミを受け入れ、
八重樫息子に協力を申し出るところだと思います。
そして、父母の死の真実を養父から聞かされ、
ショックを受けるケイを慮る一葉……

養父に抱かれるケイが一葉を抱くのですが、
ケイは〝ごっこ遊び〟だと思っています。
結果的に一葉を突き放すケイ……

ここ切ないですね。
裏切りで失った信頼をケイから取り戻すのは大変だと思います。
でも、一葉はケイのことちゃんと好きなんですよね。 
そう思えるところは救いかなと思います。

手はずを整え反撃の時をうかがうケイと、
ケイからの反撃を迎え撃とうという養父……

次巻、大きく動きますかね?
そろそろ完結して欲しいです^^;

2

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