電子限定描き下ろし漫画付き
「こんな顔、知らない――」
木田さっつ先生のスゴさを知るに足る読み応え。
おそろしく引き込まれてしまうストーリーでした。
あまあまも、切ないも、コミカルも、ホッコリも、全てのテイストが入っている全方向に盤石なストーリーと、場面場面で違う景色と趣きを見せていく物語展開が素晴らしかったです。感情に揺さぶりをかけていくような濃厚な内面描写はもちろん、記憶喪失から始まっていく2人の関係の再構築の時間が本当に沁みました。
上手くいっていなかった2人の間にあった溝が、凛の記憶喪失によってその真相が明らかになり、それと同時に凛の隠されていた翔太郎への執着と独占欲の感情が露わになっていく流れに、ヒーハーせずにはいられませんでした!ヽ(´▽`)/
この幼馴染みの2人には何かあるぞ、と。表紙の絵と構図からして期待してましたが、想像以上でした。
記憶喪失前と後での凛の劇的な変わりように、ちょっ…ちょい待ち!Σ(´⊙∀⊙`)
この急激な高低差……ただごとではありません。
あんだけ翔太郎には塩対応だったのに、ここまで翔太郎にベッタリになるとはです。これが本当の凛の姿なのか確証が持てないうちは、安心しきってこの状況に浸れないけど、でも2人がラブラブイチャイチャしてる姿は楽しくて仕方ない!
凛に絆されていく翔太郎、しかもまんざらでもないところも含めニヤニヤ感がハンパなかったです。エロすぎる2人と、エロすぎるシチュエーションが最高でした(笑)
彼女なり、セフレなり、女子の影を感じる描写が多いのは、あまり楽しい気持ちはしないけど、でもこの作品にとって女子の存在は2人の関係に変化を与えるトリガー。重要なキーパーソンです。
強かった2人の絆に一瞬で亀裂を与えてしまった女子の存在に、心が崩壊してしまった苦しみや切なさ、やるせなさがすごく伝わってきて、とにかく痛い。甘さの裏には切なさが、切なさの裏には甘さが…といった複雑に絡み合う情景描写はさすがの作者さんだなと思いました。
過去の振り返りから知っていく彼らの繋がりがストーリーに響いていく見せ方も秀逸。幼い頃のほっこりするやりとり、大好きで堪らない気持ちが強くなる思春期、彼女が出来たと聞いたときのショック……2人が共に過ごしてきた歴史が現在に絡んでいく物語展開に終始引き込まれました。
幼馴染であるが故のメリットもデメリットも感じた一冊。とっても面白かったです。
エンディングや、描き下ろしに至っては、ラブラブすぎて……いやはや……ずっとこのままでいて欲しいです( ´∀`)
素晴らしいストーリーと圧倒的な執着と独占欲に大満足!最高の読後感でした。
楽しみに楽しみに待っていた、木田さっつ先生の新刊!☺︎
特典グッズが欲しくて紙コミックス待ちなのですが、電子も先に購入してしまいました。。
幼馴染×執着攻め×世話焼き健気受け…に、「記憶喪失」!
好きな設定てんこ盛り状態に、読む前から期待のドキドキ、胸の高鳴りが止まりませんでしたが…
読んでいる最中も、読後すぐの今も、大興奮ーーーー!!!!
最高オブ最高、極上の一冊でした✨
幼い頃からずっと仲良しだった、幼馴染の凛×翔太郎。
しかし大学に入りルームシェアを始めてしばらく経ってから、凛は翔太郎のことを
無視し、部屋にセフレの女性を連れ込むように。
突然のすれ違いに戸惑い、寂しさを感じていた凛。
そんなある日、凛が断りもなく女性を連れ込んでいたことから口論となり、
言い争いの際、頭をぶつけた凛は気を失い、記憶喪失になってしまう。
記憶が戻りやすくなるよう、同居生活を続けることにしたけれど、
凛はそれまでの態度が嘘のように翔太郎にべったり、甘えてキスやそれ以上のことを
ねだるようになってきてーー
と続きます。
木田さっつ先生の描かれる”もちっ”とした頬のちびっこが本っ当に可愛くて!
幼稚園の頃の二人、小学校時代の二人の姿が「天使」以外のなにものでもなかった…!
特に刺さったのが、後半、凛(攻)視点のお話です。
ずっとずっと一途に翔太郎のことを想い続け、悪い虫を追い払い、ルームシェアする
までに漕ぎ着けて「これは、いざ告白してもいけるんじゃないか…!?」と
思ったところでの、衝撃的な出来事。
攻めには心も体も受けに尽くして欲しいな…と思ってしまうタイプなんですが、
辛い片思いの心を殺そう、消してしまおうと自暴自棄になって女性と遊ぶ凛の描写が
切なくて、、( ; ; )
責める気持ちにはなれず(翔太郎にはしっかり後からなじられてましたが( ̄∀ ̄))、
長年の片想いが実って本当に良かったね…!と、心の中で拍手喝采でした。
凛には見せない、”悪い虫”を追っ払う時の表情や
友人メンバーにまで「がるる…」と警戒心あらわに迫る姿は「執着攻め」そのもの。
…なんだけど、実は肝となるのがひょっとして、もしかすると、いやほぼ確実に、
受けである翔太郎も同じぐらい重ーーーーい気持ちを抱えてるよね!?というところかなと。
「自分と凛」が一体化しすぎていて、”凛(個人)の気持ち”を考えてなかった…
なんてナチュラルに告白しちゃうの、よく考えたらすごいことだよね!?と、
読みながら大興奮(*´艸`)✨
「俺と翔ちゃんは一つだ〜」と、そんな翔太郎の告白をめちゃめちゃに喜んじゃう
凛も凛で、お似合いすぎる二人に、心が蕩けました…
付き合うようになって猛獣度の上がった凛のことを、
これからはうまく翔太郎が手綱を引いてコントロールし、あまあまライフを送ってほし〜い!❤︎
そんなことを思いながら本を閉じようとして…
カバー下のキャラプロフィール表で、二人の誕生日が一日違いなことに気付いて
きゃ!となりました(๑˃̵ᴗ˂̵)
カバー下まで萌えときゅんの詰まった(濡れ場も詰まってる!)、
最高の一冊でした・:*+
★修正:白抜き(電子:シーモア)
今回の新作は記憶喪失ものと聞いていたので絶対いっきに読まなければ気になって眠れない日が続きそう…とコミックス発売まで読むのを我慢していました。Xでほんのり情報が流れてくる度にのたうち回った日々に別れを告げ…本日紙本で拝読。も〜めちゃくちゃいい!!!攻めの溺愛・独占欲を主食としているのでまさに理想形でした。さすがさっつ先生と思ったのは最初の時点で凛が元からちょっとクールなタイプだったのかな…と読者に思わせるミスリード。記憶喪失になって性格ころっと変わってしまったのかと思いきや初登場時がやさぐれてたっていう。やさぐれからの大型ワンコ化のギャップも可愛すぎるし、記憶が戻ってからもちゃんと可愛くて嬉しい!
そして、こんなのダメなのに…!って思いながら凛に溺れていく翔ちゃんが工口すぎてやばいです。
ストーリーは過去の思い出と現在の様子を絡み合わせ美麗な絵でドラマチックに描かれていて思わずうるうるしてしまう場面も。なのに工チパートの工チ過ぎこと工チ過ぎること…最高。
紆余曲折あるもののモヤっとする展開はなく最後には想像していた以上の幸せな結末が用意されていてやっぱりさっつ先生の作品って安心して読めるから大好きってしみじみと感じる作品でした!
形は違えどお互いに同じくらいの重量のドデカ執着を抱えていながらすれ違ってしまっていた2人が凛の記憶喪失をきっかけに紐解けるお話。
最初セフレを連れ込み翔くんに冷たく当たる凛と最後翔くんへの好き全開の凛、驚くくらい別人で!
読み進めている時は記憶がなくなるとこんなに別人にもなり得るのかぁくらいに思って微笑ましい気持ちが勝っていたのですが、凛が翔くんへの気持ちを押さえ込んでいただけということがわかってから読むと、自分の大部分が翔くんへの気持ちでできていたからこそその気持ちを殺してしまうとあんなに別人にもなってしまうんだなぁということを改めて認識させられて切ない気持ちになります。
凛の圧倒的執着と見せかけて自分と凛は一緒の存在、そばにいて当たり前を信じて疑わない思考回路の翔くんも冷静に考えて中々ですよね…
お互いがこれだけの執着を抱えあっていればきっとこの先もどちらかが重さに耐えかねて、なんてこともないんだろうと思います。ずっといちゃ甘でいてくれ〜!!
翔太郎を腕の中に閉じ込める、凛のジトッとした眼差し。
そんな重たい想いが伝わる表紙と、デカデカと帯に書かれた"穴堕ち"というパワーワードに惹かれ購入。
清々しいくらいにえろド直球なシーンもたくさんあるけれど、でもエロさだけを求めるストーリーではないのが最大の引き込まれポイントでした。
これまで親友として過ごしてきた日々に詰まった思い出だとか、幼い頃から積み重ねてきた絆だとか。
記憶喪失が加わったことでふたりの関係性が変わっていく、切なくも甘い空気感などなど…
そのどれもが絶妙にまとまっていて、萌えながら感動して興奮する。みたいな(笑)
感情大忙しでした。
記憶喪失になる前の凛と翔太郎も同じ気持ちではあったけれど、大切にしすぎて噛み合わず…あのままだったら離ればなれになる未来もあったかもしれません。
なので、凛が大胆な行動にでてくれて良かったなと心から思いました。
エロは濃厚だし、幸せもいっぱいだし言う事ありません…!大満足でした!