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「好きだ」って言えたらいいのに…。 胸キュン必至♥ 不器用すぎるDKの王道青春BL!! 孤高の美形転校生×クラスの人気者同級生
ゆっくり近づく2人の距離感にトキメキっぱなしで、初恋の甘酸っぱさにキュンキュン悶えるDKBLです。
そして、木田先生お馴染みの肉感的で濃密なエロと、お付き合い後のEPまで楽しめる多幸感溢れる作品でした!
読み進める内に「そうだったのかー!」と、驚き展開があるので、是非ともネタバレ無しでお楽しみ下さい♪
痴漢から救ってくれたヒーローが実は転校生⁉︎しかも、再会したら別人のように冷たくて…と、一見王道ですが、男同士だからこそのすれ違いや、マイノリティ故の葛藤が丁寧に描かれていて、2人の心の機微に大変トキメキます。
何より、メイン2人のキャラクターがとっても良い!
キラキラ王子様な見た目の颯太ですが、それを鼻にかける事なく明るく気さくな性格で、いざと言う時の男らしくカッコいい一面にキュンとくる受け様でした。
一方、本当は心優しく、困ってる人がいると体が勝手に動いてしまう、正にヒーロー体質の咲真。それ故に相手からの勝手な好意に嫌気が差してしまい、自ら孤立を望む事に…。過去の辛い経験から咲真の二面性にも納得です。
そんな咲真の事情を知ってしまい、咲真への気持ちを隠そうとする颯太の姿が切なく、また、"好きでも無い相手に告白されたら困る"事を身をもって実感している咲真の心の内に、胸がギュッと締め付けられました。
モダモダ焦ったいターンが終わってからの、初々しい甘々エッチは本当に最高です…‼︎
初めて好きな人と触れ合う嬉しさや、気恥ずかしさ、興奮が溢れていて、2人ともめちゃくちゃ可愛い…!
2人の緊張感が伝わってきて、ドキドキ楽しめました。
そして、10年後が描かれた描き下ろしでは、少し小慣れた雰囲気の甘イチャっぷりに、ニヤニヤが止まりません♡
彼らのモダモダ感に焦らされたからこそ、CP後の甘イチャっぷりに幸福感もひとしおです…(合掌)
高校時代の馴れ初め〜現在のラブラブっぷりを堪能できる、セロトニン大放出な幸せBLでした♡
▶︎Renta!/白抜き
10代の青臭さ、甘酸っぱさ、不器用さ、実直さ、そして若さゆえの勢い。どれも堪能させてもらいました。
私の中では、これぞボーイズラブだと思う作品でした。キュンもあり、高校生の真っ直ぐな恋物語を楽しませてもらいました。
出会いが良いんですよ〜。
颯汰が憧れるヒーロー像そのものの男・咲真に出会って、それが同級生だったという偶然。でも咲真は全く人を寄せ付けなくて、颯汰は更に気になっていく…という始まりです。
自分だけが咲真の良いところを知っていて、皆にも知って欲しいくらい良い奴だと思っているのに、いざ咲真がいい人なんだって周囲に知れると颯汰は嫉妬してしまいます。
"自分だけが"、"自分だけの"っていう独占欲にも似た特別感が失われるかも知れない怖さと焦りを抱くのは、咲真を好きだからこそ。
思ってもないことを言って咲真を逆に傷付けてしまう…この作品最大の切なくて痛いシーンです。でも、自分の気持ちに向き合えない不器用な高校生らしさが出ていて、すごく良い場面でもあるんです。
咲真の過去に負った心の傷。勝手に好きになって勝手に告って…の下りは胸が痛みました。(ていうか、すぐ殴る奴多くない?)
咲真も誰かに助けて欲しかったんですよね。自衛のために悪態をついて自分を隠してきた咲真だったけど、彼を救ったのは颯汰でした。
颯汰にとってのヒーローは咲真。咲真にとってのヒーローは颯汰。…めちゃくちゃ素敵な関係じゃないの(涙)
咲真も颯汰も意識し合ってこっそりドキドキしているのがすごく萌えました♪特に咲真は普段クールなだけに、より萌え度上がりました。隠しきれてない恋心にキュンです。
颯汰視点が多いから分かりにくいけど、咲真の方が颯汰にドキってるのがめちゃ良かったー…。
描き下ろしは大人の雰囲気漂う10年後。
同棲中の恋人ならではの落ち着きが滲み出ていて、最後の最後まで嬉しくなりました。
読み返そうと思えるようないい作品に久々に出会えたので、レビューする気力が湧きました。そのぐらいの推進力か何かがこの作品にはある。
私が今まで読んだ中で、うぶい2人の青春作品部門だとベスト3には入るなってくらい高評価です。
ストーリーが浅すぎず深すぎない絶妙な塩梅。読んでいて鬱いストレスのない浅さ、とはいえ薄っぺらくもない深さ。
2人がくっつく過程がじわりじわりと楽しめる話が、多少のジェットコースターはありながらもただ続くので終始ニマニマ。
まぁ注意点を強いて言えば、受けの女々しさに可愛いってなるかちょっとイラっとなるかは好みが二分する作品かも。でもまあ女々しいイケメンなので美味しい設定なのですが。
受けは「美味しい」、攻めは読めば誰もが「いい奴すぎる…」と口を揃えて唱えるでしょう。
神評価が多いのもこのストーリー力なら納得です。
とにかく、良い。めちゃくちゃ青春だし甘酸っぱいし苦しいし幸せだしエロいし・・・
起承転結が素晴らしいすぎて、特に最終話に声が出るくらい(主観)の”そうだったのか”があって超綺麗に締まる。描き下ろしが更に本編を素晴らしくしているし、本当に凄いバランス。
何度も何度でも読みたくなる。DKの甘くて苦くて甘いBLのすすめです。
ヒーローに憧れてそんな男になりたいと思っていた少年が実は助けられるヒロインになりたかった?!
痴漢から助けてくれた優しいお兄さんが実は同級生だったーーー
キャッチーな始まりで掴みはバッチリなお話です。木田さっつ先生の作品は起承転結がしっかりしてて、ストーリーも丁寧に進むので読んでいてスッキリします。そしてエロも丁寧で爽やかなのに結構エロい。BL作家として満点です。初めての時は受けだけじゃなくて攻めも実は不安でいっぱい!っていうのは同級生ラブの良さだなあと思います。
書き下ろしで大人の2人が見られるのも嬉しい。カバー下にも大人になってからの2人の職業とか重要な情報がたくさん書かれているので必見ですよ。
王道を存分に楽しめる良作でした。