「オレが絶対に痛くない初夜にしてやるからな!」

コミック

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いとしい君との初夜事情。

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表題作いとしい君との初夜事情。

古手川大樹,大学生,元ヤリチン
小幡奏斗,大学生,物静かな青年

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下

あらすじ

大樹はエロいこと大好きな元ヤリチン男。
しかし今では、恋人の奏斗にベタぼれ!
手を繋いでデートして、ご飯を食べて、一緒に寝て…。
順風満帆な甘々ライフを過ごす2人にはある悩みが…それは最後までHできないこと!?

「今日こそ初H成功させような」
相思相愛なラブラブカップル、今日もエッチに挑戦中!

作品情報

作品名
いとしい君との初夜事情。
著者
木田さっつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
彗星社
レーベル
Continuer.
発売日
電子発売日
ISBN
9784434313851
4.4

(166)

(99)

萌々

(47)

(12)

中立

(6)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
725
評価数
166
平均
4.4 / 5
神率
59.6%

レビュー投稿数14

自分を変えたくなる程の愛おしい気持ち

これまで、たくさんのBL作品を読んできましたが、セックスシーンで泣いた作品は初めてです。

言ってしまえば、体格差のあるラブラブカップルが〝痛くない初夜〟を迎える為に切磋琢磨するお話なんですが、そこに至るまでのキャラクターの心情は勿論、2人のバックボーンや付き合うまでの過程が丁寧に描かれていて、初夜を成功させる為に成長する2人にじんわりと温かい気持ちで一杯になりました。もう本当、拍手喝采!

マイペースで物静かな奏斗は小柄で小動物のような見た目に反して、己を貫く漢前な性格。
〝男らしくあれ!〟と言う教育方針の元、可愛い物好きな本心を隠して生きてきた大樹を「何もおかしくない」と丸っと受け入れ、全肯定する真剣な表情がイケメンすぎる!

ヤリチンで相手の顔も覚えない自分本位なセックスをしていた大樹が、奏斗と出会い本当の恋を知り、大切な宝物のように溺愛する姿にキュンとします。

奏斗を大切に思う余り「怖い思いをさせたく無い」と懸命に我慢する大樹と、そんな大樹に申し訳なく感じる奏斗。
お互いを大切に思う故に少しずつすれ違っていく様子が見ていて切なく、相手の為に変わろうと懸命に努力する2人を自然と応援していて、無事に繋がれたシーンでは感極まって泣いてしまいました。

木田先生お馴染みの肉感的で艶やかなベッドシーンは見応え抜群◎
本当に好きな人と繋がれる幸福感や愛おしさが溢れていて読みながら幸せな気持ちで一杯に…

想いが繋がった2人なら、きっとどんな初夜でも〝痛くない初夜〟だったんだろうなぁ。
お互いに自分が自分じゃなくなる位〝大切にしたい人〟と出会えて本当に良かったね……!

幸せ一杯な2人に癒されて満たされる素敵な一冊でした。

▶︎シーモア/白抜き
 描き下ろし…4P、電子限定描き下ろし…2P

13

愛しさ爆発で優しくえっちい

書影を初めて見た時からこれは絶対読むと決めていた、肌色!なんという体格差!
体格差がないCPの方が好きだけどここまでくるともうあっぱれ。木田さっつ先生は2冊目だけど世界観が優しくて、やっぱり好きだなあと思いました。なんとも言えない独特の清潔感andトロトロどえっち感が見事に融合していました。

攻めが大きすぎて系ですが、歩み寄ってお互いがエッチを通して成長する感じがとっても良かった。ヤリチンの大樹が素の自分になれる人に恋をする感じも良かったし、小柄でかわいいけど芯のある奏斗が痛くても一緒になりたいって主張する感じも素敵だった。全体的にとにかくラブい。でも軽〜い感じでもないのがいい塩梅。

お布団シーンはえっちえちで体格差CPでのあれやこれやがこれでもかというほど見れて大満足。いわゆるバニラセックスがとってもえっちくて甘くて可愛くて良かった。挿入シーンは感動しました。ただのえちではなくほんと気持ちの入ったラブえちでとっても良かったです。

10

身体の繋がりは心の繋がり

初めてのエッチを成功させよう系のお話は、多くはないけど何作品が読んできました。
この作品がダントツNo. 1かも知れません。
(まだ読んでない作品もあると思うので暫定)

初夜成功がメインに据えているだけに、じっくりゆっくり進むストーリーに魅入りました。読み終える頃には涙腺が緩むわ、胸がジワッと熱くなるわでこの作品の世界にどっぷり。
相手を思いやる優しさだったり、とめどなく溢れる愛情を、セックスというフィルターを通して触れることが出来る一冊でした。


ヤリチンの大樹が高校の同級生だった奏斗と再会し恋に落ちたことから始まる2人の物語。
今までセックスでしか繋がりを持てなかった大樹が初めて恋に落ち、それまでの枯渇した恋愛に終止符を打つ大きな出来事でした。

恋人同士になった2人が身体の温もりを求め合いたいのは自然の流れで、しかし奏斗の負担を考えるとなかなかうまく事が運びません。
大樹も奏斗も焦る気持ちを抑えながら、成功させるべく奮闘していきます。


もーね…すっっごい良いお話でした。
2人のお互いを思いやる気持ちに感動・感動・感動。
セックスを成功させたい!という強い思いの背景にある2人の過去や恋愛観が、ストーリーをグッと深くさせています。そのエピソードがあるからセックス描写が生きてくるって感じ。

2人にとってセックスって何だろ?…っていう、そもそもの原点にも繋がっていきます。
大樹には大樹の。奏斗には奏斗の。恋人への愛とそこに繋がるセックスの意味を知ることになります。

2人の心理描写や、恋愛そのものに抱いていた負の部分が語られることで、初夜のハードルが高いことを知ることになるけど、だからこそ成功して欲しい気持ちでいっぱいになりました。


ヤリチン大樹の変貌ぶりには拍手です。
今までの快楽主義的にセックスをしていた彼が、奏斗が痛くないように身体を労わり思いやる姿が素敵でした。
今までこんなふうに気を遣ることがなかった大樹だったから、奏斗を本当に大事に思ってるのがめちゃくちゃ伝わるんですよー…。

今までセックスのその先にあるものを大事にしてこなかった大樹が、奏斗に出会って気付き、気付かされる。
愛おしく好きな感情って無敵だ!


ベッドシーンが温かくてすんごい良かった。
官能的な作画と2人を纏う朗らかな空気感がとても素敵でした。
初めての恋に初めてのセックス。身体は繋がった彼らだけど、心もガッチリ繋がりましたよね。

笑顔の奏斗のセリフ。
「ありがとう。痛くない初夜にしてくれて。」には涙出ました…


何はともあれ、初夜成功バンザーイ!

9

受けの子がナヨナヨしていない

すごい体格差だなと思ってページをめくったら、作者さんが体格差ある二人を描きたかったなんですね。それにしても体格差すごいですね。
くまちゃんカレー作ったり、可愛い顔したりしているので、女の子っぽい受けの子なのかなと思ったら、攻めの子より男らしいですね。
くまちゃんカレーも大樹が喜ぶから作っていたとは。

男らしくあれ、と育てられた大樹。
自分に素直に生きていいよと育てられた奏斗。
大樹は誰かに「自分に素直になっていい」と言われたかったんですね。
奏斗に出会えて良かったね。奏斗が声を掛けてくれて良かったですね。

奏斗のお母さんの育て方、憧れます。
確かに、好きな友達でもないのにハブられるのが嫌だからって、無理にドッジボールするのは時間と労力の無駄ですよ。
ちゃんと自分の事を大事にしてくれる人に出会えました。お母さんすごい。
お母さんの書く小説、私も読んでみたいな。

2人とも初恋。恋を知らなかった二人が、お互いを尊重しつつ前進しているところが素敵です。これからも男前な奏斗が良い方向へ引っ張っていってくれると思います。

7

溺愛攻めが読みたいときに

作家様買いです。

今作は元ヤリチンの大樹と、純粋な奏斗とのお話。
二人は元々高校の同級生で、
再会して恋が始まる〜って感じなのですが
大樹がとにかく奏斗のことを大切にしていて
大切すぎるあまりすれ違っちゃったりもするんですけど
とにかく愛に溢れてて沢山きゅんきゅんしました(*´ω`*)

体格差も経験値も違うから
なかなか最後までエッチすることができない二人が
初夜に向けて頑張る姿は可愛くて可愛くて…!(*´ω`*)

二人の心がしっかりと深くまで通い合って
幸せな初夜を迎えることができてよかったー!!(*´ω`*)

さっつ先生が描く溺愛攻めがすごく好きなのですが、
今回の溺愛攻めの大樹も最高に素晴らしかったです(*´ω`*)

5

この作品が収納されている本棚

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