月の街、花の都(1)

tsuki no machi, hana no miyako

月の街、花の都(1)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
16
評価数
5
平均
3.4 / 5
神率
40%
著者
千葉リョウコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
BL漫画(コミック)
出版社
秋田書店
レーベル
プリンセス・コミックスDX カチCOMI
発売日
価格
¥640(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784253155380

あらすじ

廃墟の街「月光街」に流れ着き、身体を売って生計を立てる一葉。彼は少年自警団のリーダー・ケイに保護されていた。少年たちは不可解な行動をとる一葉を訝しむが、ケイは状況を静観する。一葉の目的とは? そして秘められたケイの正体とは…? 明日なき少年たちの、デストラクション・ラブ・アフェア!!

表題作月の街、花の都(1)

ケイ,東雲享吾(月光街の自警団リーダー)
一葉(22歳・一月前に月光街にやってきた男娼)

同時収録作品月の街、花の都(1)

東雲 宗玄(義父・大企業グループ総裁)
東雲 享吾(両親を事故で亡くした養子・跡取り)

その他の収録作品

  • あとがき

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数2

シリアスで痛い展開だけれど。

作家買い。

最近千葉さんはシリアスな作品を描かれるようになったなあ…、と思っていましたが、この作品はまさにドシリアス。好みが完全に分かれる作品かと思います。

子どもへのレイプ、生きるためにウリをする、殺人、暴力。
そういった痛い描写がこれでもかと続く作品なので、そういった展開が苦手な方は注意が必要かもです。





廃墟の街と化した月光街。
そのなかにある「イーストブロック」が舞台のお話です。

身寄りがなかったり、親に売られたりした子どもたちが住む月光街は治安が非常に悪い無法地帯。そんな中においてイーストブロックは唯一治安を守っている。

それは、「ケイ」がリーダーとなり街づくりをしているから。そんなケイを慕い、若者たちが住みやすい街を作っている。

そこにふらりとやってきたのは一葉。
記憶もなく、持ち金もなく、そんな一葉をケイは受け入れ、ともに住んでいる。

ケイを慕う若者の中には一葉を信用しない仲間もいる中、ケイは一葉を大切にしている。そして、この二人には体の関係もある。一葉はお金を得るためにウリをしているが、ケイは止めてほしいと願っている。でも、一葉は止める気はない。

ケイと一葉はセックスはしていても恋人ではないのだ。

そんな彼らだけれど、最近不穏な出来事が多発している。そうこうしている間に、イーストブロックがならず者たちに襲われる事件が起こり―。


普段、ネタバレ上等でレビューを書いていますが、この作品はネタバレなしで読んでほしい。

ケイ。
そして一葉。
彼らの正体と、そして彼らが背負うもの。それはいったい何なのか。

ミステリーの様相もあり、サスペンスでもあり、でも、きっちりBLでもある。

子どもたちが大人の汚い欲望のはけ口になっている作品です。
かなり胸糞で、子どもたちが可哀想で涙が出ました。

みんながみんな、自分の大切なものを守るために奮闘している。

が、そんな暗闇の中で、彼らが見つけた希望の光に胸を打たれます。

千葉さんて昔から綺麗な絵柄を描かれる作家さまでしたが、最近特に美しさに磨きがかかっている。ケイも一葉も、とにかくカッコいいし、美しい。

そんな美麗なイラストで紡がれる彼らの描写がとにかくリアルです。

死んだ目をしている一葉。
孤独と絶望に押しつぶされそうなケイの幼少時代。
小さな弟を守るために一人で戦おうとしているお兄ちゃん。
そして、ケイの仲間たち。

表情やしぐさの描き方が秀逸で、それだけに彼らの過酷な環境が、読者に重みをもって迫ってくる。

優しくて、甘々な作品を好まれる方には正直お勧めできない作品です。

が、弱者が切り捨てられる風潮は現代の日本にも間違いなく存在していて、そういった闇を描き切った素晴らしい作品でもあると思うのです。

ケイも、一葉も、そしてイーストブロックの自警団のゴウとイサミも。
みんな、自分でできる最大限のことをして大切なものを守ろうとする強さがあって素敵でした。

早く続きが読みたいです。

3

こんなに身も心も殺されるような酷い蹂躙があるだろうか…

千葉リョウコ先生の作品はポップなラブコメが多いですが、本作は、富裕層の住む【花都】と、行き場の無い人間が集う廃墟【月光街】を舞台にした、”ド”シリアスな話です!

※子供をレイプ(完全支配下において蹂躙)ってかなりの胸くそ設定、およびタチネコスウィッチがあるので、苦手な方はご注意を。


行き場の無い人間が集う廃墟【月光街】のイーストブロックには、唯一の自警団があり、部屋を整えて人が住めるようにしたり、子供を保護したり、街を守っている。
最初はケイが一人でやっていたことに、仲間が増えて、ケイは自警団のリーダーになった。

ケイは仲間に慕われているけれど、仲間も心配する不審な男娼・一葉に入れあげている。

最近、街の水が着色されていたり、自警団メンバーが一人二人と消えたり何かがおかしい。
そして、治安の悪い所から逃げてきた子供を追ってきた男達は、子供でも簡単に手に入れられる銃を所持していない。
「誰かを殺さないために」
ケイにはそれが自分だと心当たりがあって…


実は、一葉は男娼を装った工作員。
その目的はケイこと東雲享吾を、国をも動かす権力者である義父・東雲宗玄の元にに連れ戻すこと。

宗玄は享吾の母に横恋慕していて、母を思い通りにできなかった代用として享吾を手に入れた。
両親を事故で亡くした享吾は、宗玄に従うしかなく…
(目的のためなら手段を選ばない宗玄、本当に事故だったかも怪しい)

この時の享吾は10歳にも満たない子供だったのに、逃げ場はないんだと精神的に追い詰めて、宗玄は享吾の身も心も蹂躙する…
力づくのレイプよりもひどい、心も殺すようで本当に辛い。

そして宗玄から跡取りに指名された享吾は、学校に行かせてもらえず、専任の家庭教師から、帝王学から一般教養まで叩きこまれた。
時に宗玄の夜の相手をしながら…
子供だった享吾が宗玄に媚びる手管を覚えていくのも辛い。


享吾を心配するボディガード・八重樫の協力で【月光街】に逃げ出したものの、4年後、【月光街】を滅茶苦茶にすると脅され、享吾は宗玄の元に戻ることに。

でも享吾は【月光街】で過ごした4年間で、大人になったし、大事なものもできたので今度は強かです!
宗玄の権力を利用して、宗玄よりも更なる悪となって、力を手に入れようと決める!


それでも宗玄の胸くその悪さはスペシャルです。
何をどうしたら最も傷付けられるかを知っていて、享吾がもがき苦しんでいるのを楽しんでいる鬼畜。
享吾は昔よりは強くなったものの、それでも宗玄に抱かれる時は身がすくむ、見下されると血の気が引いて、身体が宗玄をうまく受け入れられない。
涙も浮かべている情けない享吾、その姿を見せるために一葉を呼んで、一葉の前で享吾を抱こうとする…

自警団でリーダーをしていた正義感あふれるケイと、宗玄の前で全裸で泣いている享吾は、まったく別人のよう。
それを一葉に見られるって…
男としてのプライドはズタズタだと思う。


享吾(ケイ)は、宗玄という絶対的なラスボスにどう立ち向かっていくのか?
続き物の1巻は物語の設定が見えたところで、物語が動き出すのはこれからって感じです。
一葉との間に甘い雰囲気もまだないです。

1巻はただただ辛くて、重苦しいまま、2巻に続きます。

5

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

PAGE TOP
  • 商品購入
  • レビューを見る
  • 評価レビューする
  • 関連作品
  • 攻受データ