売れっ子モデルの年下クン×しがない講師のオジサン

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表題作センセイのいけない性癖

上田利登・22歳・人気モデル
須和志誉・美術専門学校講師

その他の収録作品

  • その後のセンセイの性癖(描き下ろし)

あらすじ

美術専門学校のしがない講師のユキは、人には言えない性癖の持ち主。
ところがその秘密が人気モデルの利登にバレると、性癖なおしに付き合うことを条件に迫られたばかりか押し倒されて!?
専属モデルになると宣言され、放課後も休日も付きまとわれる羽目になってしまう!
弱みを握る年下ハイスペック男子に迫られタジタジのユキは、華やかな世界に生きる利登が自分に本気とも信じられない。
それでも利登の魅力にはあらがえなくて……。

作品情報

作品名
センセイのいけない性癖
著者
金子アコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041089576
3.4

(18)

(3)

萌々

(4)

(9)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
6
得点
60
評価数
18
平均
3.4 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数6

後半から怒涛のときめき

『獣欲ポルノ』を読んで、もしかして金子さんの作品とは相性が良くないのかもしれないと感じていまして。
作画はわりと好きな方だけど、こちらのタイトルも心の琴線に触れてこないタイプ。
ただ一度手を出してた(性的な意味ではないです、もちろん)作家さんは出来る限り読み尽くしたい派なので購入してみたところ…。

萌えた!
わたし、萌えましたよ、みなさーん!

というぐだぐだと長い前置きはこのくらいにして。

美術系予備校の講師をしている須和には、人に言えない性癖がある。
予備校の客寄せイベントのゲストモデルに招かれた利登に、それがバレてしまって…。

前半は「合わないかも」という気構えのせいか、なかなか入り込めませんでした。
須和の性癖も「…うわぁ」と思ってしまったし、利登が上半身裸になったときから興奮して赤面している姿にも「…うわぁ」となってしまって。
追い討ちをかけるように、そんな須和の態度に「俺のことが好きなんだろ」と勘違いする利登にも「…うわぁ」となってしまって。
こういうパターンって誤解が解けないまま流されることが多いんだよなあと読み進めると…。

あれ。
誤解が解けた。

ここから「何か違うぞ」という期待が心の奥から湧き上がってまいりました。
テンションが上がってまいりましたよ。
一緒に過ごす時間が増えるにつれ、触れ合う機会が増すにつれ、面白半分だった利登の気持ちも、おっかなびっくりだった須和の気持ちも徐々に変化していく様子も描かれていて、するっと流されたりしませんでした。
須和の過去の回想や、利登が身を置いているモデル界の現実も垣間見せてくれるので、単に「偉そうなやつ」とか「暗いやつ」という印象に留まらなかったのも良かった。
利登のおかげで須和が変わっていくのも良くて、それだけに利登の甘い言葉の直後に入る須和のモノローグが気になって。

そのモノローグを皮切りに、後半は切なさとときめきの嵐でした。
もしかしたらわたしに苦手意識があったせいで、余計に盛り上がったような気もしないでもないのですが、須和の気持ちが切なくて胸が潰れそうでしたよ。
遊んでる風に見えた利登の真っ直ぐな気持ちにも痺れました。

この作品、わたしみたいに「合わないかも」と思っている方にこそ読んでほしい。
「このタイトル、絶対イロモノでしょ?」と思っている方にも。
そういうマイナススタートの方ほど、途中から絆され度がすごいです。
あ、でもあんまり言うとマイナスからのスタートにならなくなってしまいますね。
あくまで「合わないかも」「イロモノでしょ」という気持ちを忘れずに手に取ってみてくださいね。
萌えます。

2

ほのぼのコミカル作品でビックリした。

金子先生作品は強引で激しいエロのイメージが強いんですが、
今回は表紙のイメージのまま、ほのぼのコミカル作品で驚いてしまいました。
あらすじを読むと、いつものように強引に関係を結ぶ展開を予想しますが、なんか違ったわ。

しかも、表紙の受け狙いだと残念なことに…100Pは髪を束ねたヒゲ面のやつれたオジサン姿。
エッチも後半からであまイチャエッチだけなので、
いつもの刺激を求めている方は肩透かしを喰らうこと間違いなしですが、
金子先生の作品では新鮮な内容で、あまイチャがたっぷりと楽しめます。

もちろん絡みのあるエッチシーンはエロエロで、
後半は小奇麗になった受けとのあまイチャエロ三昧は、さすが金子先生でした。

人気モデルの年下イケメン×美術予備校講師のオジサン

美術講師の須和は絵を描くと興奮する特殊性癖の持ち主。
予備校のモデルとしてきた人気モデル利登の造形美にあてられ、
思わず筆をとった事で自分に気があると勘違いした利登に言い寄られる。

集中して絵を描くと欲情し勃ってしまう特殊性癖で、人前では絵を描けない須和。
ただのエロネタではなくて、高校の美術教師を辞める原因だったり本人にとってはトラウマ。

利登はバイで須和が好みだという理由で強引に仕掛けていくんですが、
須和の特殊性癖という話を聞いて、ごり押ししない…金子作品にこの時点でビックリ。
特殊性癖治しに付き合い、須和の専属モデルになって距離を縮めていく展開です。

私からしたら利登の方が特殊性癖かって感じで、
ヒゲ面のやつれたオジサンが好みって、かなりマニアックですよね。
甘いマスクに筋肉の造形美にウットリする身体で、
利登の背筋から腰のラインが堪らない、背筋の筋肉の盛り上がり方がエロすぎるわ。
自信家ですが俺様ではなく、相手の気持ちを汲み取りながら関係を取るタイプでいい男です。

モデルという厳しい業界で、足の引っ張り合いや信用できない環境に疲れている利登は、
須和といる時間に癒され、お互いに心地いい関係になっていく中、
比較して自分に自信のないオジサン須和が利登を焦らす、マテが出来るワンコ利登が新鮮でした。

後半一気に芸能スキャンダル色が強くなりますが、利登が最後まで男前でカッコよくて、
須和の再生物語になったのも良かったな。

私は攻め贔屓で読み進めて楽しみましたが、
オヤジ受けの須和というキャラも面白いですよ。
前半は小汚いヒゲ面のオヤジが、年下ワンコに迫られて泣き顔を見せる可愛さですが、
後半に髪を切ってヒゲを剃ったら、一気に若返って可愛くなってる。
可愛くなってから、エロエロのエッチな絡みがたっぷり楽しめるのもいいですね。

そして、予備校がアットホームで、同僚達との人情味あふれる関係も良かったです。

電子限定の描き下ろしが好きでした。
脱衣禁止の張り紙をする須和の理由は、もちろん利登の裸を見ただけで…なんですが、
利登の返しがじんわりとした言葉責めでいいわぁ。

※シーモア:修正は白抜きです。

4

キラキラモデルともさもさオジ…サン?

ポジティブで自信たっぷりなモデルの利登と
ネガティブで卑屈な美術予備校講師の須和。

絵を描くのに集中をすると勃ってしまうという須和の
特殊な性癖がポイント。

ひょんな事からそれを知った利登はその性癖を治そうと
須和に迫るんですが、初対面でまあまあ根暗な
ヒゲオジサンに若くて魅力溢れるキラキラな利登が
懐いていくのにちょっと違和感感じちゃいまして。
個人的に過去に何らかの繋がりがある関係性が好みな
もので、なんなら利登は実は須和が前に勤めていた
高校の生徒だった…とかだったらもうちょっと
ハマれたかもしれません。

が、戸惑いながらも利登に身体を触れられて
気持ち良くなってしまう須和が身体も気持ちも利登に
開いていくうちに卑屈さも解けていき、性癖も治り、
仕事面でも自信がつき利登ともラブラブになり…の
堂々としたハピエンストーリーを楽しく読ませて
いただきました。
あと、須和がどんどん若々しくなり過ぎていって、
1話と描き下ろしでは別人のようでちょっと
びっくりしちゃいました〜。
利登の若さを吸収し過ぎですね(笑)

1

肉体美に胸キュン

またまたちるちるさんのTwitterで拝見して興味を持って読みました。

肉体美が好きなので、試し読みの利登のモデル姿にズキューンと来て楽しみにして読みました。レビューはしてないですが「獣欲ポルノ」は読んだ事がある筈なのと、先生の他作品と比べると大分ほのぼの甘々路線だったと思います。

受けの須和の性癖なんて、他作品の暴力性に比べれば可愛いものだと思いました。

須和が利登に絆されて行くのを楽しく読んではいたんですが、利登が途中からやたらと誰かの絵に似てるように思えて、気になって作品に入って行けなくなりました。

他の作品では感じなかったので、甘い美形だけが似てしまうのだと思いました。

あくまで私見ですので不快な思いをされる方がいたら申し訳ありません。

お話自体はサラッとしてました。

0

おじさん受けを期待していた

冒頭から「おじさん」「おじさん」って連呼されるから
装かなぁと思ったけど若かったな(ちぇっ)

美術予備校の先生なのだけれども、
絵を描くことに集中してしまうと勃ってしまう
という秘密があるものだから、「人前では描けない」という秘密があるんですね。

それをめぐるお話なんですけど、
相手がモデルでキラッキラ
方や「おじさん」とよばれちゃうような風貌で。

ゲイのリードがまあ巧みなので読んでて面白かったです。
エロシーンもたっぷりボリュームありますし。

0

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