「囚われオメガの戦国嫁入り絵巻」コミコミ特典SS小冊子「朱虎様は神様です!?」

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「囚われオメガの戦国嫁入り絵巻」コミコミ特典SS小冊子「朱虎様は神様です!?」
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%
著者
 

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イラスト
 
媒体
小冊子
出版社
幻冬舎コミックス
発売日
価格
非売品
付いてきた作品(特典の場合)
囚われオメガの戦国嫁入り絵巻
ページ数
12ページ

あらすじ

コミコミスタジオさんで購入するといただける特典SS小冊子。
無くなり次第終了。

A5サイズ/12P。
タイトルは『朱虎様は神様です!?』。
本誌で登場する操が可愛がっている猫のマロ視点のお話。
操との出会い、朱虎との出会いなど、本編の裏側をマロ視点で描いた可愛らしいお話です。

表題作「囚われオメガの戦国嫁入り絵巻」コミコミ特典SS小冊子「朱虎様は神様です!?」

時藤朱虎、生家を出奔し織部長正を主と定めるイロナシ
操、朱虎の嫁となった元狭山家養女の陰陽白銀

レビュー投稿数1

優しい主人のために


本品は『囚われオメガの戦国嫁入り絵巻』のコミコミ特典
小冊子です。

操の愛猫マロ視点での本編裏事情的なお話になります。

日本一由緒正しい猫族に生まれた仔猫は世にも美しい御曹司
なのだから、胸を張って人間に変われてやりなさいと母猫に
言われて育ちます。

それ故に狭山又三郎という輩に連れられてきたこの地で、姫
と呼ばれた小娘に「不細工な猫」と言われて憤慨します。無礼
で雅を解さぬ連中など願い下げだとさっさと部屋をでた仔猫は
白黒の斑髪の童に「可愛い猫」と呼び止められます。

煮干しをくれて頭を撫でる手も優しく「うちに来る?」と誘う
笑顔の目はひどく必死で淋しそうでした。童にそんな寂しそう
な顔をさせたくないと思った猫はそのまま彼のの猫となりマロ
と名付けられます。

マロのご主人はマロの毛並みも肉球も一々褒めてくれる実によ
くできた家来ですが、たった1つだけ困ったところがあります。

それはやたらと「朱虎」なる輩の話をしたがるのです。何か
していても二言目には「朱虎様は今何をしているだろう?」と
言い、前にこんなことがあって、こんなことがあって・・・とそ
れはもう延々、朱虎朱虎朱虎・・・。

飼い猫であるマロを差し置いてひどい! という不満も通り越し
て呆れてしまいます。一体どれだけ好きなのだというか、現
実に帰ってこい! とうんざりすることしきりでした。

しかし、狭山の屋敷に行ったきり帰ってこないご主人を追って
屋敷に忍び込んで、ご主人が発情期が来ない事や百姓出である
事やありとあらゆる全てを否定されている辛い状況を知ります。

その夜遅くご主人はマロに餌の時刻が遅くなったことを詫びな
がらぽつぽつと昔話を語ってくれます。役立たずで人買いから
もいらないと言われた自分を深手を負って助けてくれた朱虎の
為にも頑張る、頑張らなきゃいけないと震える姿は痛々しく、
ご主人にとって朱虎が神様みたいなものなのだと知るのです。

朱虎の名を唱える事でようやく呼吸ができて生きているご主人
のためにマロはご主人を伊織から救い出してくれる者を探す
決意をします。

そう決意したマロは次の日から城下町を駆け回りますが、どい
つもこいつもろくなのがいません。4年近くが経っても見つか
らない事にマロが焦れ始めていると・・・

A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)2段組12頁のボリューム
で、マロ視点で操、朱虎とそれぞれとの出会いなどの本編では
見えない2人の様子が語られています。

ある日、城下の喧騒の中で「時藤朱虎」と呼ばれている男を見
つけます。しかもマロを狙っていた夜盗どもからも助け出し、
猫に対しても礼を尽くす姿にこの男ならとご主人の元に連れて
いきますが、思った通りに事は進みませんでした。

朱虎は9年前に1度会っただけのご主人の正体には気づきません
でしたがマロが考えた以上の事をしてくれます。しかし、なぜ
かご主人は自分が頬の傷の童とは名乗らず、窮状を知られた時
でさえ朱虎に頼ろうとはしなかったのです。

それでもそんな主人の嘘を真に受けた朱虎を繋ぎ止める為に
マロも奔走します。ご主人の朱虎様朱虎様という日課は現実
からの逃げや助けを求める弱さから生まれたのではなく、胸
を張れる男になるという強さ故だったのだとマロが悟るまで

マロ視点でぽやぽや気味だった操が強くしっかりした嫁になる
オチまでたいへん楽しく読ませて頂きました♪

第三者視点は本編の主役視点では見えない姿が垣間見えていつ
も楽しく読ませて頂くのですが、雨月さんの小冊子は主人公達
の本編では見えない苦労が偲ばれるお話が多くてグッとくるの
短編が多いので、読み逃がせません。

今回もマロは本作中でもかなり2人のキューピット的な役目を
はたしてたと思いましたが、朱虎との出会いが偶然じゃなかった
り、いろいろヤキモキしている様子が微笑ましかったです。

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