恋と気づいたときから

koi to kiduita toki kara

恋と気づいたときから
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×25
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
31
評価数
10
平均
3.4 / 5
神率
10%
著者
今井茶環 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
斎賀時人 
媒体
小説
出版社
くるみ舎
レーベル
スピカ文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

「もう、お前とは会わない」 卒業式の日にそれだけを告げ、寿鷹は千尋の前から姿を消した。極道の息子でありながらクラスの人気者だった寿鷹とは、友人とも恋人とも呼べないセックスフレンドのような関係だった。それでも、複雑な家庭環境で育ち、幼い頃から他人への興味が希薄だった千尋にとって、寿鷹は初めて情を傾けることができた特別な相手だった。あれから7年……。千尋は自身のバーを構え、バーテンダーとしてカウンターに立ちつつ、人との深い付き合いを避けるようにして生きている。そんなある日、千尋の店は嫌がらせを受けるようになる。犯人はバックにヤクザが付いているという噂のある、向かいに新しくできたライバル店。嫌がらせはエスカレートし、とうとうチンピラのような男が店に乗り込んでくる事態に。偶然店に居合わせた客との小競り合いが始まり、一触即発という空気になったその時、店に現れたのは7年前に姿を消した寿鷹だった……。

表題作恋と気づいたときから

藤堂寿鷹,25歳,再会した元同級生で極道の息子
壬生千尋,25歳,バーオーナー兼バーテンダー

レビュー投稿数3

心の機微に疎い美しい人を心配する想い人

7年越しに意思疎通できた恋。ヒロインが鈍感すぎて、面白い。
千尋は無口で無愛想、色気がある美人、でも自分の魅力に無関心。
寿鷹は人懐こくて気さくな人気者 実家はヤクザで組の後継者 

卒業式の日、いきなり藤堂寿鷹から別れを告げられる壬生千尋。
「もう会わない じゃあな元気で」
心の機微に疎い千尋が、別れて7年目に「もう会わない」と言った想い人の真意を知る。でも機微に鈍感な性格は治らない、という物語。
鈍感すぎる人に懸想した寿鷹が気の毒でした。

主人公の千尋は、他人に興味が無い。
「心の動きや気持ち」を感じることが出来ない無関心な人。それは、生い立ちのせい。鈍感でなければ生き抜けない環境で育っていた。
親から離れたい千尋は、全寮制の高校に入り、寿鷹から声をかけられて特別な付き合いを始める。
千尋を深く愛している寿鷹は、千尋が心配で、日々千尋の騎士に徹しているのに、美しくて鈍感な千尋は、寿鷹とはただのセフレだったと解釈して、忘れようとしていた。

バー・ミザリー。
千尋は貯金して念願の店を開く。雑誌掲載から店の人気が上がる
スタッフの鈴は、気が利く魅力的な青年。
その鈴目当てに友人の塚本弁護士が、頻繁に来店する・・実は寿鷹の依頼で千尋を見守っていた。

店で、客から何度か誘われても、鈍感なので気づかない千尋。自分は好かれないと安心しているので、無防備。
同じビル内の店尾形組の「シャングリラ」から嫌がらせを受け、千尋の店で暴力沙汰を起こされる。
そこへ何故か突然寿鷹が現れて、千尋と再会する。
千尋は、シャングリラのチンピラに拉致されて二度も薬物を使われてしまう。寿鷹がその都度、助けに来る。
(→無理やり復縁させる展開に薬物を使ってますが、ここもアッサリ目。)
塚本と店員の鈴も、知らぬ間に良いお付き合いをしていた。
ハッピーエンドです。

面白い展開でした。そのまま映画かアニメのシナリオに使えそうです。
心情描写がアッサリ目なのは、主人公の千尋が、機微に乏しい性格の設定だからかな?全体が淡泊な調子です。私はくどく引っ張る構成が嫌いなので、好ましく感じましたが。
でも、神評価ほどの感動が私に湧かなかったので、萌2。・・色々読み過ぎて、私の心が麻痺しているからだと思います。良作だから、沢山の人に読んでほしいです。
---
★千尋のような子は、案外多いかもしれない。
虐待防止や育児放棄する親から子どもを救うには、里親制度だけじゃなく、全寮制の公的教育機関の充実が必要なのかもしれない、と思いました。

1

ガックリ

表紙イラストが好みで、こちらを読みたくて前もって過去作品を読んでみましたが、その作品ではキャラ萌えできず合わないのかな?と挫けそうになりました。作家様の最新作(現時点)なのでちょっと期待して読んでみた結果、やっぱり合わないと思いました。すみません。

ヤクザものです。裏社会系も好きなジャンルなのですが、凄惨さや不穏なトーンはあまり強くないです。

受けの身に危険が及んでも絶対に大丈夫だろうという予想は裏切られませんでした。前に読んだ作品の印象から、攻めはいい人に違いないっていう思い込みがあったのと、受けのマイペースで鈍感なキャラのおかげかもしれません。

全寮制の男子校で同室だった千尋と寿鷹。千尋の回想から物語は始まります。寿鷹は実家の稼業がヤクザで跡目候補だったにもかかわらず、クラスの人気者。セフレだった二人ですが、卒業と同時に寿鷹から一方的に別れを宣告されます。千尋はその理由がずっと気になっていました。

7年後、バーを経営する千尋の店に嫌がらせが続き、犯人は向かいにある店のバックについている組の者ではないかと目星が…。やがて構成員らが千尋の店にまでやってきて嫌がらせをされた時、助けに入ってくれたのが寿鷹で…というすれ違い再会ものです。

小説というより延々と設定だけを読んでいる感じがしました。受け攻めのやりとりからエロに至るまでの萌えをシンプルに無駄なく追いたい人には合うのかもしれません。

また、前回に感じていた地の文と会話文の繋ぎ目にみられた違和感も少なくなり、個人的には読みやすくなっていました。建物の内装、フードメニュー、ファッション、車種など、必要な情報はちゃんと言及してくれているし、足りなくて状況が浮かばないということはないんです。

ですが、小説だから味わえる描写、たとえば人物の体温や息遣い、言葉にできない曖昧な感情をほのめかすしぐさみたいなものを小道具に絡めて投影するとか、風景に託してにおわせるとか、余韻から読み取りたい願望が満たされないまま、サーッと読み終わってしまいました。二人の過去編ももっと知りたかったです。

あとはやっぱり今回も受けにハマれなくて…。攻めにずっと執着している感情を認めない意地っ張りキャラなのか、ぼんやりな無自覚さんなのか…、素直じゃない受けはツボなんだけど、どうもピンときませんでした。

パターン踏襲だけだと物足りないですし、キャラに今ひとつ魅力が感じられなかったのもあって、残念。

1

受け様が可愛かったです

こちらの作家様、初読みです。
わりにスラスラ読めました。
表紙が好みだったので手に取りました。

主人公の千尋は念願叶ってバーを経営しています。開店前に店の入り口にゴミをぶちまけられるという嫌がらせにあっています。それだけに収まらず、ガラの悪いチンピラに店に来られて更なる嫌がらせをされているところを、攻めの寿鷹に助けられます。実はこの二人、全寮制の高校の同級生で同室で、セフレでもあった。
この事件をきっかけに二人の距離が縮まるのですが、実はこの攻め様、高校生のときから一途に千尋を想い続けていた。しかも千尋はそれに気づかす、自分の思いにも気付かなかった。
この超鈍感な受けと暴力的なまでに強い攻めってところが某タフシリーズを彷彿とさせて私好みでした。
ハッピーエンドなので安心して読めました。

ところで受け様の店員の鈴と友人の塚本のカップルのスピンオフ、読みたいのでぜひお願いします。

2

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