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福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~手を繋いで~

fukubiki de atattanode isekai ni ijushi koi wo shimasita

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表題作福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~手を繋いで~

クリシュ
22歳,騎士隊隊長
松本忍
18歳,異世界に移住した植物系チート能力持ち主

その他の収録作品

  • 夢か現か(書き下ろし)

あらすじ

<これは、いつか世界を救う少年と恋人の、はじまりの話。>
BL×異世界×植物チート! WEB発大人気ノベル!

高校卒業と同時に両親が音信不通。
孤独な忍は福引で当たった異世界移住権を使って、ひとり異世界に移住し、植物チート能力をさずかる。
持ち前の料理の腕とこの能力で、異世界生活を楽しみます!
だが実はこの世界は生命の木が枯れて子供が生まれなくなり、
人々は未来への不安を抱えていたのだった。
突然異世界と日本を繋ぐゲートが閉じ、日本に帰れなくなっても、涙を隠して前向きに笑う忍。
ひたむきで一生懸命な忍の周りには、たくさんの人が集まってくる。
奥手な忍だが、やがて唯一忍の泣き顔を知り、
忍を守りたいと強く願う騎士隊長クリシュに初めての恋をして…!
「それは、俺と所帯を持ちたいという意味の好きか」?
書き下ろし短編も収録!

【人物紹介】
松本忍(まつもとしのぶ):植物系チート能力の持ち主。
童顔で小柄。祖母仕込みの料理の腕で異世界人の心を鷲掴みにする。
クリシュとの身長差は40㎝。

クリシュ:騎士隊の隊長。
誠実で男気があり、皆に慕われている。
仕事中は鉄兜を被っていることが多い。
人や動物のサイズが大きい異世界アグラムの中でも、ひときわ背が高い。
忍が愛しくてしょうがない。

作品情報

作品名
福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~手を繋いで~
著者
花柄 
イラスト
笹原亜美 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
ISBN
9784799747094
4

(42)

(20)

萌々

(11)

(6)

中立

(2)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
8
得点
164
評価数
42
平均
4 / 5
神率
47.6%

レビュー投稿数8

タイトルで尻込みしたけど、面白かった!

こちら、近隣本屋で発見してタイトルでどうなのと迷ったのですが、挿絵すごくいいし、あらすじ良さそうなので買ってみたところ、正解でした!

あらすじ、よくあるあるの異世界トリップもので、地球で得た知識を活用して困難を乗り切る系です。

攻めのクリシュは結構途中まで素顔が晒されません。
表紙で素顔がネタバレすでにしてるのですが、本編でようやく素顔が披露された時の挿絵の素晴らしさ!
小説の挿絵って本当に大切だと思います。(体格差をちゃんと描き切って、尚且つ攻めは褐色で格好良く、受けは可愛らしいとか、素晴らしいです)

あと受けのシノブが、生い立ちから異世界に行くまでの過ごした環境要因と本人の資質から、人に頼らず自分で何とかしよう、起こってしまったものは仕方ない、これからのことを考えようとか、でももといた世界を思って懐かしく涙したり、ということがすごく健気で好感が持てました。

本当に常々思っているのですが、最大の危機の時、ヒラリと助けに来てほしくないのですよ。自分で何とかしてほしい!自分の力で乗り越えた姿が見たい!

シノブはそういった危機にも、頑張って勇気を出して挑みここで生き抜く姿を見せてくれます。

2人の関係は、すごくゆっくりゆっくり進むので、早く何とかしろ!それくらいでジタバタするな!という方は向かないかもしれませんが、丁寧に心が近づく話が好きな方は楽しいと思います。

続刊もあるんですね、すごく楽しみです!

7

異世界を植物系チートで救う話(前編)

(web小説にありがちな)題名が気になって敬遠していたけど、
古参の姐さんがたが賛辞するだけあって、内容は良かった。
癒しの心の洗濯本。 エロとても少な目。 

松本 忍: 19歳 童顔 可愛らしい身長 
両親の離婚で離散。 財布に小銭だけ 切羽詰った貧乏。
商店街の春の福引で特賞当選・・異世界移住権を選び、4月の下旬にアグラムへ。
ワープゲートが消失。異世界定住決定。
アグラムの低出産問題、「生命の木」救済に植物系チートを使う。

ノルン:異世界=アグラムの相談役 クゥジュの恋人

クゥジュ:料理人 シノブの料理の試食役

フィルクス:異世界、アグラムの領主 植物と話が出来る

クリシュ:異世界の美男子 フィルクスの騎士

--次巻に続く 
「福引で当たったので異世界に移住し、恋をしました ~命を紡ぐ樹~」
web版は続編が更新中で 未完結。

著者Xに短編あり:https://is.gd/OB9yd3

2

続きものですのでご注意下さい!

タイトル通りの内容です。 
主人公・シノブの生活環境や日常、心情などが事細かに表されており、そのぶん非常にボリューミーな一冊になっています。

サラッと流されているシノブの両親が奔放すぎて酷い(・・;)
高校卒業と同時に仕送りを切られて生活がままならなくなったシノブは、福引の景品である異世界への移住を決心します。

異世界では何もかもが大きく、18歳のシノブは子どもに間違われてばかり。
それでも一人で家畜の世話をしながら味方を増やしていくシノブは、とても健気で前向きな子です。
家畜を家族としてとても大切にしていて、
本当は家族に憧れる寂しい少年だということが分かります。

本作はBLでありながら、ラブ要素は薄いです。
そんな中でも、シノブには片想いの騎士・クリシュがおり、
クリシュとゆっくり心を通わせていく場面は微笑ましい^^
男性同士の恋愛に寛容な世界なので、男同士というハードルはさほどありません。
好き⇄好き……じゃあ恋人!の流れは少し物足りなさを感じました^^;

また、シノブは異世界に来る途中で〝植物系チート〟能力を身につけていて、これが物語の肝になっていきます。
異世界は子どもが生まれない世界になっており、子を成すためには【生命の木】と呼ばれる木に実をつける必要があります。
ここにシノブの力が使われていくのかなと思うのですが、
なんと、結論は続編に持ち越しです( ̄▽ ̄;)
まさかの続きものとは……

シノブが少し子どもっぽいかなと思います。
純情ともいえますが、18歳の男子にしては幼い。
クリシュとは兜合わせまでしかしておらず、
しかもそれを夢だと思っているというε-(´∀`; )
先は長そう……
エロを重視される方には絶対に向かない作品だと思いますが、
ほのぼの系日常BLがお好きな方にはオススメできます!

4

アニメ映えそうなシーン多数。ほのぼのゲーム好きにも刺さりそう

WEB小説らしい一人称文体で書かれています。独白シーンがやや冗長でテンポ的にはもったりした印象です。もう少しスッキリ整理した方が読みやすいと思いましたが、その点を差し引いても素晴らしい世界観・魅力的なストーリーの作品です。無数の光苔が取り巻く光景に、かつての思い出の地を重ねるシーンが感動的。淋しさを情景に語らせる素晴らしいシーンでした。他にもアニメ化したら映えそうなシーン多数。植物チートである設定や、人間・動物との関係性も魅力的に描かれています。農場系・レストラン系ゲームが好きな人にも刺さりそう。体格差萌えは卒業したのでノーコメントですが、むしろ鎧萌えか?と思うくらい、攻めがなかなか鎧を脱がないの独特でしたw

0

異世界での、のんびりほのぼのスローライフです

タイトル通り、福引きで異世界移住権を当てた主人公の、異世界でののんびりほのぼのスローライフです。
今作だけでは完結していないので、ご注意下さい。

まずこちら、異世界へのゲートが発見され、気軽に異世界旅行なんかが楽しまれている時代と言う設定。
で、両親は行方不明、可愛がってくれた祖父母もすでに亡くなり、更に高校卒業後の就職に失敗して、生活に困っているのが主人公・忍。
福引きで「異世界移住権」を当てた彼は、そんな状況から心機一転、異世界に移住する事を決意するんですね。

これ、移住先の異世界ですが、人間も動物も地球よりサイズがデカかったりします。
また、人々はおおらかで親切。
日本人としても小柄な忍は、しょっちゅう子供に間違われてお菓子をもらっちゃったりする。
そんなのんびりした世界で、特典として与えられた素朴な家と家畜達の元、主人公がほのぼのスローライフを繰り広げる。
ゲートが消失して元の世界に戻れなくなったり、強盗に襲われて重症を負ったり。
時にそんな苦しい出来事なんかも経験しつつ、この世界でたくましく生き、友情や愛を得るー。

と言うのが、今巻での大筋でしょうか。

こちら、世界観やストーリーはしっかりしています。
最初こそ、夢のような幸せな世界にしか思えないんですけど、読み進めるうちに、実は・・・と、この世界の抱える深刻な問題なんかが明らかになって行く。
また、明るく前向きに思える主人公。
彼が心に抱える傷なんかも明かされ、ストーリーに深みが増して行く。
主人公とクリシュ(攻め)の恋愛部分もとても丁寧に綴られ、甘くジレジレ、時にちょっと切ない恋模様に、とてもキュンキュンさせられます。
すごく素敵なお話だと思う。

ただこれ、注意点ですけど。
こちら、典型的なWeb小説なんですよね。
こう、重要なエピソードもそうでないささいなエピソードも、事細かに描写して行くと言う形。
要は、Web小説が苦手な方にとっては「グダグダと起伏が少なくやたら長い」と言った印象を受けるんじゃないかと。
えーと、朝起きてから寝るまでの主人公の1日を、めちゃくちゃ細かく描写して行くのです。
重要なエピソードだけじゃなく、どうでもいいようなエピソードまで。

コッコさん達が、卵を5個産んでくれた。
朝ごはんは何にしよう?
トマトを収穫したから、スープを作るぞ!
あれ、今日は卵が4個しかないぞ?
あっ、ひよこが誕生してる!

みたいなのが延々と続いても、「和むな~」と思う方には向いてると思う。
でも、「卵がいくつ産まれようと、どうでもいいわ!」って方には絶対向かない。
いや、こんなエピソードだけじゃなくて本当に、萌えたりキュンキュンしたり心に響く素敵なエピソードも多いんだけど。
今作は二人の恋愛に重きが置かれてますが、次巻は国を救いと面白い展開が来そうだし。

ちなみに、私はほのぼのエピソードが大好きですが、半分くらい来た所で若干飽きがきました。
なので「萌」で。
あと、二人は結ばれましたが、まだエッチは軽くだけ。
世界観には合っていて、この程度の軽いエロの方が萌えました。

8

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