大正ロマン×獣人×オメガバース

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表題作僕の番は猫紳士

アレックス,獣人の外交官
冬獅郎(Ω),奉公人

その他の収録作品

  • 憧れの光
  • カバー下漫画

あらすじ

Ωの冬獅郎はある日、外交官の獣人・アレックスの使用人として働く事に。「慰み者」だった冬獅郎は、再び「奉仕」しなくてはいけないのかと怯えるが、英国紳士のアレックスは優しく正当に扱ってくれて――。

作品情報

作品名
僕の番は猫紳士
著者
アサナエアラタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784040645261
3.7

(43)

(6)

萌々

(20)

(16)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
11
得点
159
評価数
43
平均
3.7 / 5
神率
14%

レビュー投稿数11

スパダリ×不憫受け

おとぎ話のような作品でした。
大正時代なのかな?不幸せな奉公人が幸せになる話。こういう王道な話は大好きです。
猫の姿の異国の紳士がかっこいい。知的で優しくて、そして正義に満ち溢れている。アレックスがすこしづつ冬獅郎に惹かれていくところが好きです。
ヒートを一緒に過ごし、段々心が惹かれていく感じ。
2人の雰囲気が柔らかくてゆったりとした感じだったのが、とても良かったです。
冬獅郎は今までに経験したことのない時間を過ごしたでしょう。

今回のキーマンは若旦那さまですかね。若旦那さまはアルファでありながら、男に抱かれるのが好きだった。私には何故、冬獅郎に協力的だったのか、よく理解できませんでした。でも、彼のおかげで、お店で抱かれ続けることもなくなり、アレックスが危機になった時に助けてもらえましたよね。

アレックスたちが穏やかだからか温かい感じのする作品でした。

1

絵柄もろ好み。

どこまでも自己肯定感が低い冬獅郎が我が身を差し出して…でもアレックスはそれじゃいけない。と互いに互いの幸せを祈るからこそすれ違うっていうのがもどかしい。冬獅郎が人になっていく。っていうのが表情が豊かになったり言葉の端々などから感じられるのが良かったです。

0

猫紳士様のスパダリっぷりが良き♪そんでスピンを期待したい…!

【大正ロマン×獣人×オメガバース】
時代物とオメガバースの組み合わせって
どうしてこう背景と陰湿が絶妙に合うんでしょうね;

前置きはさておき、
獣人とオメガバースの関係に捻りがあって面白かったです。
Ω差別が色濃く描かれていますが攻めがスパダリなので緩和されるかな~?と。
(あくまで個人的な感覚ですが…)

そう。攻めですよ…!!!
ジックリ見て下さい。表紙を。格好良さを。
髪の毛がある獣人・三つ揃えが似合う獣人。
その上にスパダリ紳士ですよ。完璧過ぎる…(∩´///`∩)
(ちなみに手のひらには肉球有り。こんなトコまで完璧)


さてさて。
受け:冬獅郎は芸者の連れ子の上にΩ性の為、疎まれて慰み者にされていました。主人が代替わりしてからは慰み者にされることはなくなったもののトラウマは残っています。

ある日現主人に連れられて獣人の外交官のお屋敷へ出向くことに…。

攻め:アレックスがその外交官ですね。
真面目で優しくてTHE・スパダリ!!!な猫紳士様です。

最初はアレックスの屋敷でも昔のような"奉公"をしなければならないのかと身構える冬獅郎でしたが、想像と全く違ってとても優しく、今まで経験のないような穏やかな日々でーーーと展開します。

この作品のオリジナル設定は、
αやΩなどの種は人間と獣人が交配を繰り返した結果生まれた特別変異の希少種。αやΩは人間のみに適用され、獣人は獣性を抑制剤でおさえて人間と共存しているーーーという世界です。人間用の薬はありません。


アレックスにとってΩは未知の領域。冬獅郎が発情で苦しむ場面でも優しく世話をしててですねー。純粋に看病しててエロがない発情期もいいなと思いました(﹡´◡`﹡ )

冬獅郎はアレックスから優しくされる度に戸惑い、感極まって涙するところはジーンときますね(;//;)アレックスが与えてくれる全てのものが冬獅郎にとって初めての経験というのが切なキュンだわ…。

冬獅郎は不憫な身の上ですがただの弱い子じゃないところも良いです。自分のことならツラいことも我慢するけれど、アレックスのためなら目上相手でも強気に対峙するところがカッコいい。そういった場面でのキッパリした物言いは好感が持てました。

で。『獣性は抑えているだけ』というのがポイント!
これとΩのフェロモンとが絡んでくるのが面白い!!
本来獣人とΩは決して関わってはいけないのですよ~~~(;///;)

2人の間には大きな壁があり、それらを乗り越えていくのは…正直アッサリ感は否めないところなのですが、キュンとくる場面も多くて個人的には楽しめました♪


そして特筆したい目玉は別にある…!
冬獅郎の本来の主人というのかな。アレックスと冬獅郎を引き合わせた人物・浅井。

αのようですが男にヤられるのが性癖っぽいのですよ。(3Pで前と後ろから攻められるの楽しんでるシーンが///)そんな性癖を持ったのは確実に冬獅郎の影響だろうなと察せられるシーンがあってですね…。

浅井でスピンオフ作ってくれ~~~~!!!!

と叫びたくなりました。
冬獅郎をアレックスのところへ連れて行ったのも何らかの意図があったのかなー?とか、慰み者にされてる冬獅郎をみた後の行動とか。バックボーン掘れば掘るほどいろんなもの出てきそう。敵か味方かわからない雰囲気も◎!ヾ(*´∀`*)ノ

とね。浅井を見てると萌えがソワソワするのも加味して萌え×2評価であげます♪

6

かっこ良すぎる獣人に萌え萌え♡

うわぁ、いっけめん♡
獣人のアレックスがめっちゃくちゃイケメン!
見た目も素敵なのですが、中身まで最高にカッコ良かった。

文明開化の音が聞こえてきそうなので、明治時代あたりかな?
時代もの獣人オメガバースです。
はっきりした設定がないのでオメガバースとしては中途半端なのですが、Ωが蔑まれている所はご多分に漏れません。


Ωの冬獅郎は、慰み者として扱われてきた過去があります。
ある日、外交官・アレックスの使用人として雇われるのですが、
アレックスは冬獅郎を正当に扱ってくれてーー…

アレックスが冬獅郎を一人の人間として扱います。
冬獅郎にとって、初めての穏やかで優しい日々。
温かい部屋、寝床、食事……
そんな当たり前の事に涙する冬獅郎が切なくて泣けました。

Ωとして蔑まれる冬獅郎と、獣人として差別されるアレックス。
全く違うようで、実は似ていて共鳴する部分があったのかもしれません。
次第にアレックスに恋情を抱く冬獅郎。

オメガバースなのに、αとβという括りが曖昧です。
獣人は獣化を抑えるために抑制剤を使用していますが、
どうやらこれがラットも抑制しているみたいです。
冬獅郎のヒートにアレックスが当てられることはなく、
穏やかにヒートを過ごす冬獅郎。
しかしΩのヒートは、獣人の獣化を促すことが分かり……

これ以上、アレックスのそばにいられないと知って悲しむ反面、
アレックスを助けたいと思う冬獅郎の葛藤がまた切ない。
結局、アレックスは獣化してしまい、それを抑える唯一の手段として〝番〟関係を結びます。

アレックスの冬獅郎への気持ちがΩに対するものなのか、
冬獅郎に対するものなのか……
わたしは、冬獅郎への愛だと信じています。
優しくて穏やかな紳士・アレックスと、アレックスのために勇気を出せる冬獅郎。
とってもお似合いだと思いました。

アレックスの友人・ロドニーも魅力的なんです。
サビネコなのかな?見た目もキュート♡

あと、最も気になったのは、冬獅郎の奉公先の若旦那・松吉。
αらしいのですが、何故かネコをしていて、アレックスに大事にされる冬獅郎を羨んでいます。
この男、何者?って感じで、とってもミステリアでした。

全体的に、暖かく幸せな作品です。
脇キャラが素敵なのって、作品の魅力ですよね。
スピンオフも読んでみたいなぁ^^

4

とっても紳士

Ωが虐げられるオメガバースはあまり好きではないので、試し読みだけでも冬獅郎の不憫さを感じてしまって読むのを迷いましたがアレックスの紳士オーラが素敵で拝読。

ほんとアレックスが紳士で、そしてカッコいい。
顔面が猫であんなにイケメンってすごい。
言葉遣いが丁寧で物腰が柔らかで、同族の過去に冬獅郎を重ねひとりの人間として尊重しようとする思慮深さ。
冬獅郎もアレックスの優しさに包まれて今までの不遇な生い立ちにより受けた傷も少しずつ癒されていって…

個人的な嗜好丸出しの意見で恐縮ですが、人外で猫だとネコで甘えんぼうなタイプが基本好きなんですけど、アレックスの猫で攻めで紳士…めっちゃアリでした。
ロドニーはちょっと意地悪だけどなんだかんだといいやつで、浅井商会の若旦那は…仄暗さが滲み出ていて気になる存在でした。

一波乱ありますが再びふたりで過ごせるようになった穏やかでゆったりとした時間がとても心地よさそうで、幸せで満たされた冬獅郎の表情が印象的でした。
アレックスにたくさん愛されてね〜。

3

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