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表題作やれる時にやっておけ

葬儀屋
病院の息子

あらすじ

三浦病院の不良息子・智巳は病院に出入りする葬儀屋兄弟を嫌っていた。なぜなら、社長の悠一を筆頭に美形揃いの兄弟は、その美貌で看護師をたぶらかして仕事を取っていたからだ。しかし、悠一の祖父が経営する老人ホームへ智巳と仲がよい老人が移ったことをきっかけに、ふたりは急接近することに!?「歳をとってからじゃ遅いんだ」と格言する老人がキューピッドになり、奥手な悠一と短気な智巳を結びつける心温まるラブ・コメディー!

作品情報

作品名
やれる時にやっておけ
著者
樹生かなめ 
イラスト
北畠あけ乃 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
ISBN
9784813011248
3

(6)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
15
評価数
6
平均
3 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数2

樹先生の話のノリが好き

、病院の息子でお坊ちゃんの智巳。
父親も母親も家によりつかず、お互いに愛人を囲っている。
智巳は母親ではなく、婆ちゃんに育てられたわけですが、その婆ちゃんが無くなってからぐれてしまったんですな。根本がいい子なのでそんなにそんなにと言う感じでは有りますが。
智巳は今日も病院に来ておりました。
家族が忙しくてほとんどお見舞いに凝れないおばあちゃんの話し相手になる為に。いい子だよ。本当にね(ホロリ
そして智巳の前に現れたのが悠一という人物。
葬儀屋さんの社長です。若いですよ25.
美男子。フェロモンを振りまきまくっている男。
看護婦さんをたぶらかして死体を頂こうと日々奮闘しているわけですな。
智巳はこの悠一。いや、悠一の葬儀屋が大嫌いでした。
悠一は5人兄弟でしてね。みんなフェロモンムンムン。同じ顔なんですけどね。
ありとあらゆる手段を使って死体を手に入れようとする根性が気に入らないと思っていたわけです。終いには下半身営業ありですからねww
ところが、この後の事件をきっかけにこの悠一と智巳は急接近するわけです。
それは、智巳の家の隣に住んでいた爺ちゃん。
この爺ちゃんがいたからこそ、まだ全うに生きられたんです。智巳君は。
ある日、ふと見ると、爺ちゃんの家に知らない人たちが。しかも、荷物を運び出している!?どういうこと!?
なんでも、息子達が家を売り、爺さんは老人ホームへという話を進めてしまったらしい。しかも、売った家は兄弟で山分け。
老人ホームも、人を人とも思わない古いシステムの老人ホーム。
怒り奮闘の智巳。
親らしい親ではないが、使いきれないほどのお小遣いは口座に振り込まれてる。爺さん1人ぐらい養える。一緒に暮らそうと、引き取りに行った先で悠一に再会するわけです。
「ここにはもういない」
そういわれて連れて行かれた先は、悠一の葬儀屋が経営する老人ホームだった。そこにいた爺さんは、なんと、悠一の爺さんと昔恋仲で、今青春をやり直している!?
そして、智巳と悠一の関係はどうなる!?
な流れです。

相変わらず、テンポのおかしいこの感じが好きですww
妙に笑えるというか。和むというかね。

3

読みやすかったんだけど…

攻・悠一(25) 葬儀屋
受・智巳(17) 高校生 病院の一人息子

婿養子の父親(愛人たくさん)と遊びまわってる母親(ホストに入れあげてる)の一人息子・智巳。
祖母に育てられてまっすぐで純粋に育ったのですが、愛するお婆ちゃんが亡くなると、冷たい家庭環境もあってグレてしまいます。
バイクで事故って2週間の停学をくらったりと、慣れない不良をしているところに、病院出入りの葬儀屋・悠一がちょっかいかけてくるのですが。

枕営業で死体を獲得する葬儀屋…やだなぁ(苦笑)。
悠一兄弟はみんな顔がよく似てます。
性格は違うみたいですが。

両親に対しては反発しか感じてませんが、お年寄りにはとても愛情を感じている智巳。
自宅に居場所の無いときに逃げ込んでいた老人の家がありました。
ある日訪ねてゆくと、老人は悪徳老人ホームに入れられたと知って駆けつけますがそこにはおらず、悠一らの葬儀屋が経営する老人ホームに入所したことを知ります。

悪徳葬儀屋は、格安で手厚いサービスの老人ホームを運営するために奔走していたと知ります。
嫌悪していた悠一兄弟らを見直してゆくのですが。

老いらくの恋に燃えてるじーさん達の存在感がいいですね。

家政婦までが父親の愛人で…って環境で、あれだけ素直な性格に育ったのはお婆さんのおかげです。
かわいいよ、智巳。

でも悠一はあんまり…。
智巳に惚れるのは分かるけど、悠一の印象が薄くて、何故受け入れるんだ?って感じでした。

テンポよくて楽しく読めたんだけど、BL的萌を感じられなかった私です…。

0

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