転生モブ、魔王の監禁愛に絆される!?

小説

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魔王と村人A 転生モブのおれがなぜか魔王陛下に執着されています

maou to murabito A tensei mob no ore ga nazeka maou heika ni shuuchaku sarete imasu

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表題作魔王と村人A 転生モブのおれがなぜか魔王陛下に執着されています

アルス、革命でリスティリア王となった魔王
レン(進藤廉太郎)、漫画に似た世界に転生した元日本人

あらすじ

ある日、自分が漫画「リスティリア王国戦記」とよく似た世界に転生していることに気が付いたレン。しかも彼のそばには、のちに「魔王アルス」になると思われる少年の姿が……。レンはアルスが魔王にならないよう奮闘するのだが、あることをきっかけに二人は別離を迎える。そして数年後。リスティリア王国は魔王アルスによって統治されていた。レンは宿屋の従業員として働いていたが、ある日、城に呼び出され、アルスと再会し――。「貴様のような卑怯者に一時でも心を許した俺が愚かだった。これからは、俺が飽きるまでせいぜい飼い殺しにしてやる」。 転生モブが魔王の執着愛に翻弄される監禁&溺愛(?)ファンタジー!

作品情報

作品名
魔王と村人A 転生モブのおれがなぜか魔王陛下に執着されています
著者
秋山龍央 
イラスト
さばるどろ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784434320224
2.2

(5)

(0)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
9
評価数
5
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

好きな要素ばかりなんだけど……

webは未読です。
村人Aのモブに転生した主人公が、悪役・魔王に寵愛される!?と言う設定が大好きで、粗筋から既にワクワク!
加えて〝監禁・執着・愛憎・性奴隷・体質改造etc…〟個人的に大好きな要素ばかりで発売を心待ちにしていました!

…が、何でだろう…余り萌えなかった……

エロエロで濡れ場も豊富なんですが、何故か萌えなかった。
「過去↔︎現在」を行き来する構成です。
魔王が主人公に執着する理由や、魔王との過去の確執が少しずつ明らかになって行く構成だったので、2人の関係性を把握出来ないまま濡れ場に突入していたのが原因でしょうか。
また、主人公がサバサバした性格の為か、執着モノ特有のドロッと感は無く、比較的ライトな印象でした。

関係性を重視するタイプなので、濡れ場が豊富でも「魔王は何でこんなに執着してるの?」と疑問に感じてしまい、エロに集中できなかったのが正直なところ。

また、2人の幼少期のエピソードが短すぎて物足りない…
半人半魔故に洞窟に閉じ込められ、人間不信になっているアルスが警戒しながらも、徐々に主人公に懐いていく描写など……もう少し、2人が打ち解けていく様子を丁寧に描いて欲しかった…

濡れ場が豊富でエロエロなストーリーは好みでしたが、2人の関係性が浅く感じてしまい、イマイチ萌えきれずに終わりました…残念。

1

転生したら村人Aでした

今回は革命で王となった魔族と元日本人のお話です。

物語世界に転生した受様が攻様と出会った事で
攻様の生き方を変え、攻様の傍に居場所を得るまで。

受様は冷凍食品会社の営業マンでしたが
交通事故に遭い、目覚めた時には貧村のガリガリの子供に
なっていました。

受様の両親は流行病で亡くし叔父夫婦に引取られますが、
子供から大人まで必死に薪拾いや農作業を行うような村で
過酷な日常を過ごしていました。

ある日、受様は薪拾いで入った森の奥で
人の手が入った洞窟で木の格子の牢屋入れられた
金の瞳の少年を見つけます。
彼が今回の攻様です♪

攻様は母親と村人を殺し罰として
これ以上誰かを殺さないために閉じ込められている
と言います。

受様は攻様の置かれた状況がかつて読んだ漫画の中で
ラスボスとなる魔王と同じである事に気づき
攻様を魔王にしないように奔走しますが

結局は攻様と別の道を歩んで村から離れ
今の受様は王都の宿屋の従業員、攻様は魔王になります。

しかしながら攻様は普人族を奴隷にすることなく
魔族と獣人族、普人族(人間)が手を取り合う国を目指し
物語のラスボスとは全く違う国作りをしていました。

2週間後には建国祭と戴冠式も予定されており
受様の務める宿屋も大繁盛です。

そんな中、魔王陛下から受様を「今すぐ王城に登城しろ」
という使いが宿屋やってきて!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載作を
改稿、加筆しての書籍化で
魔王になる攻様と殺されるはずだった村人Aの受様の
異世界転生ファンタジーになります♪

カバーイラストの雰囲気とタイトル、
"転生モブが魔王の執着愛に翻弄される"あらすじに
惹かれて手にした1冊になります。

本来なら主役になるはずもないモブ、
名のなき村人Aな受様が物語の未来を知っていた事で
ラスボスである攻様の未来を変えた事で
世界の未来が変わっていく様はとても面白かったです。

攻様が魔王となる道筋は描かれておらず
受様と再会した時点で魔族の王様で王国の王なので
攻様のする事に反対する者はいません。

そのため受様は攻様によって呼び出されると
側仕えという名の閨の相手を命じられ
凌辱されることになるのですが

受様は攻様を傷つけて別離の道を選んだために
攻様が自分を恨んでいて復讐したいと思うなら
しょうがないと甘んじるのですよ。

建国祭や戴冠式を阻むかのよう起こる事件の真相や
攻様と受様の恋の行方がどうなるのか
楽しく読ませて頂きました。

攻様の言動が独占欲と執着の現れなのは
受様以外には明らかなのに
ニブチンな受様には全くわからず・・・というのが
面白い設定なのに

受様が全てを受け入れて悩んだり、
ぐるぐるしないのでそういう意味での楽しさは
あまり感じられず、ちよっと肩透かしでした。

1

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