羊の皮を着たケモノ

hitsuji no kawa wo kita kemono

羊の皮を着たケモノ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神98
  • 萌×234
  • 萌29
  • 中立6
  • しゅみじゃない10

14

レビュー数
27
得点
719
評価数
177
平均
4.2 / 5
神率
55.4%
著者
九號 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608667

あらすじ

これ以上、近づいたらマズい。
この人は、姉貴の婚約者だ──

一流企業勤めで、金も将来性もある超イケメン──。
しかも出会って三ヶ月で婚約した!?
姉が連れてきた恋人の井川に、
内心驚愕する大学生の弟・大地。
外面はいいけど、家ではガサツで我儘な姉と、
欠点がなさすぎて逆に胡散臭いこの人がなぜ…!?
初めは違和感が拭えず警戒していた大地。
けれど、就活や人生相談に乗ってくれる
大人の男に、次第に心を奪われていき…!?

表題作羊の皮を着たケモノ

井川 淳,サラリーマン,姉の婚約者
日下部 大地,就活中の大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数27

その後が気になる

攻めのキャラクターがしっかり立っていてよかった。なんで女がダメなのか理由も納得できた。
ただ攻めの心理描写が少なく、なぜあの時助けたのか、なぜ受けを気にかけるのか、それを自覚しているのか、わかりづらかった。
結局最後まで受けが好きなのかよくわからないままだったのが腑に落ちない。
あまりにもBがLしないのでラブラブ系を求める人にはかなり辛い作品かもです。

受けも病的なほどに攻めに惹かれてますけどそこまで!?って心配になりますね。

攻めは本当に救いようのないドクズで人格も捻くれまくってると思うので恋愛できるのか心配です
最後の方で両思い?になったようでしたが、本当に大丈夫かな?と。受けの無償の愛があったとしても、攻め自体愛を求める描写がなかったものですからその後どうなっていったのか非常に気になるところです。

いつか、更生した攻めとラブラブな恋人編が見てみたいですね

1

攻が思ったほどクズではなかった

攻様カッコ良かったです。表紙にひかれて購入
さすがに九號先生の作画美しいですわりと読みやすくてどんどんお話に引き込まれましたバッドエンドも想像したのですが、ちょうど良いとこに落ち着きました

最初井川もっとクズのサドのサイコパスなのでは?と家族を次々と地獄におとしたニュースで騒がれてた事件が頭をよぎったりよぎらなかったり…
とにかく姉の婚約者だと言う井川が胡散臭く不気味に思えたのですが、本性は思ったよりもいいやつだった
無愛想で、薄情に見えるけど愛に餓えてるだけだったり
詐欺師になったのは過去の悲惨な生い立ちだったりとか
小悪党は本物の、悪党にはなりきれなかったんですね
根は優しいやつなのかもと
受の大地は確かに天然が過ぎる人を疑うことを知らない子猫ちゃんのようだけど、でもこういう攻さんには、ピュアな過ぎる子でちょうどいいかもしれません

きっと無愛想な攻様に流されることなく、ひたむきな愛情を注いでくれることでしょうし甘やかしてくれることでしょうそんなシーンがもっと見たかったです
番外編ででないかな?
全体的にハラハラしたり泣けたりとドラマティック内容重視でとても良かったです。

3

突き刺さるものがある

読み始めたら集中しちゃって、読み終わったら色々すごくて語彙力なくすほどでしばらくぼんやりしてしまったレベルに神作品と言えるかもしれない。

いままで見てきたBL作品の中でダントツに衝撃的で内容重視で、引き込まれて感情移入して、感動して泣けてきたり、最後まで読み手を夢中にさせてくれた。
BL漫画でここまで内容に引き込まれたのは初めて。

まず、表紙で引き込まれて面白そうと思って買った。内容もすごいんどけど、ちゃんとリアルでありそうで無い設定とか、犯罪をテーマにしてるのも新鮮だった。

本当に素晴らしい作品に出会ったって感じ
作者さまに感謝したいです
ありがとうございました

4

攻様のビジュアルが好き

表紙がかっこよくて、タイトルが意味深で、評判もよかったので、
初・九號先生でした。画力がすごいですね、さすが美しいです。

攻様のビジュアルはと~ても好きでした…。そして、どクズと見えて、
わずかな良心が残ってるところ、決してサイコパスではないというところ、
幼少期からの境遇、関わってきた大人のせいで、こんなどクズなんだぞ、
というエピソードがしっかり描かれていて、わりと感情を寄せやすいキャラでした。

が、受の性格が、やはりちょっとピュアが過ぎるかなぁ~と思いました。(ちょっと理解しにくいかな…。)正直、受が出所した攻(が真面目に働いてるバー)を訪ねてきて告白するところは、もどかしいというか、真っ直ぐが過ぎて怖いというか、だから刺されたやんというか、、いろいろ(私の)思いがたぎりました。

攻の心に奥深くに埋もれていた温かい場所を見つけて引き出して救済したのは受で、だからこそ、どクズな攻も受の一途さに絆されてしまったのだろうなと思いました。あと、2人とも女性が好きじゃない(ゲイということより、トラウマ的なものや、そもそも幻滅している印象)という共通点が意外と根深いもののように見えてしまいました。攻が受に対して自分の気持ち多くを語らないからこそ、いろいろ補完しながら考えてみたのですが、いまいちしっくりこないのは受のキャラクターが私のしゅみじゃないからです…。物語の重厚さとか、最後までハラハラする展開とかはとてもいいと思いました。

3

どんな あなたでも

ボリュームもさることながら、
二転三転するストーリーの読み応えもすごかった…!
最後まで二人がどこに行き着くのか読めず、目を離せませんでした。

甘さは超控えめなビターテイストなので、
甘々なハッピーエンドを期待する方には合わないかもしれません。

ある日、姉から婚約者の井川を紹介された大学生の大地。
整った容姿に一流企業務め、その上人当たりも良く、
非の打ち所のなさすぎる井川を警戒していましたが、
生い立ちの共通点や心地よい親身さに次第に心惹かれてゆきます。

けれど、井川の家に泊まった翌朝大地が目を覚ますと、隣には裸の井川。
姉と弟の三角関係?重っ!と思いきや、後日、突然井川は姿を晦まし…

実は井川の正体は結婚詐欺師でした!
ちょいワルくらいならありがちだけど、奴の場合は
罪悪感の欠片もない、悪い男というか、もうガチの悪党!

そして、そんな悪党に惚れたが故に失踪後も
その足跡を追い、散々な目に遭ってしまう大地。
最初は真面目で人見知りだったのに、井川を追ううちに
危険地帯にもずんずん踏み込む怖いモノ知らずに成長を遂げ、
傷つけられようと拒絶されようと、不屈の強メンタルで
遂に井川との再会を果たします。

何度も諦めかけ、何度別れを経ても忘れきることもできず、
そうして大地が出した答えが「そばにいたい」でした。
どんなに傷つけられようと嫌いにはなれない、と
言い切る大地にもう迷いはありませんでした。

はじめは恋なんて全然興味なさそうだったのに、
いつの間にかこんなにも一途で強い子になっちゃって、
ああ、恋の力って人を変えるんですね…。
見方によっては盲目的な執着にも思えてちょっと怖くもありますが、
多分こういうのを「無償の愛」というのかな。

幼い頃から周囲に見返りを求められてきたせいで
無償の愛を信じられない井川が大地の無償の愛によって
初めて安らぎを得るという何とも皮肉で最高な救済エンドでした。

結末でようやくスタート地点に就いた二人ですが、その関係は
恋人や友人ですらなく、二人なりの形とでもいうような曖昧さが残ります。

とりあえず、大地の無償の愛の勝利に井川も折れたものの、
常に行動を起こすのは大地側だったので井川が大地に抱く
感情の名前は最後までわからずじまいでした。
ただ、「母親に愛されなかった」同じ痛みを知る大地には
少なからずシンパシーも感じていたのかな、と。
だからこそ、騙している間も大地との会話にだけは
時折本音が入り混じっていたのかも。

血も涙もないクズ男ですが、それはそうしなければ生きられなかったから。
悪ぶってはいても意識のない大地を襲うことはしなかったし、
窮地から助け出してくれたり、奥底にはちゃんと優しさも残っていて、
根っからの悪人ではないと思うんです。

寝ている大地に呟いた「お前は俺とは違う」も決して嫌みではなく、
無垢なままの大地の中にもう取り戻せないかつての自分を重ね、
彼だけは汚しちゃいけないと自らに言い聞かせているようにも思えました。
傷つけたいと口では言いながらも、大地には
綺麗なままでいて欲しかったんじゃないかな。

最後まで好きや愛してるという言葉はなかったけれど、
「ここにいろ」と隣にいることを許されたのは大きな一歩。
長期戦は覚悟の上、いつかは井川も同じ気持ちを返してくれると信じてます。

最後はちょっと駆け足気味で井川も微デレ程度に留まり、圧倒的糖分不足。
なので、いつの日かささやかな甘い日々を送る二人も見てみたいなぁ。

あと、大地の友人の永井さん、最初は勢いに引き気味でしたが、
いつも大地が立ち止まる度に背中を押してくれるいい子でした。
彼女なしにこのエンドはなかったと言っても過言ではないと思う!

6

昼ドラだなー

九號先生初読みです。
表紙がカッコいい!
作品タイトルから井川にウラがあるのはすぐに想像つくんだけど、昼ドラ的な面白さで続きが気になっちゃってボリュームある作品ですがあっという間に読み終えました。
まぁ良くも悪くもほんと「昼ドラ」展開なんですけどw
いろいろツッコミたいところもたくさんあるんだけど、それでも続きが気になって読んじゃうからやっぱ面白いんでしょうね。
井川と大地は同じような境遇に育ちながらも大地は光、井川は闇と対照的に描かれているのが良かったかな。
そして光である大地に救われる井川。
良いエンドだと思うけど、もう少し井川のデレが見たかったです。

5

非道になりきれない酷い男(攻)が地に落ちて這い上がる様っていいですよね

とにかくいい!!好き!それに限ります笑

自分の容姿を活かし人を騙し金だけを頼りに生きてきた酷い男が世間に背く形でのし上がり、ターゲットとして選んだ一人の少年の無垢な気持ちにより感情をかき乱され地に落ちそして人生を変えさせられる…愛憎と後悔と孤独と…そういう要素が散りばめられている作品ってたまらなくないですか…。

姉の婚約者として紹介された一流企業勤めの何もかも兼ね備えたイケメン井川にだんだんと控えれてしまう弟の大地…。井川に心惹かれてしまう大地がその後知る真実が大地の人生とそして井川、実の名を辰巳…を変えていくのですが酷い男ながらも藻掻き苦しむ辰巳とそして地に落ちた辰巳を大いなる気持ちで愛そうとする大地のやり取りがドラマティックで…詳しくは作品を読んで頂きたいのですが最終的に『人を見る目がある』と大地が徹頭徹尾揺るぎなく辰巳に対して思い続けていた、そのかっこよさがいいなぁと…。出会いが互いを変えやがて共に生きるように二人が同等になる…その過程が圧倒的頁数で語られる、ドラマティックな話だと思います。こういう作品を読みたかった!!有難うございます!


5

重い

評判良さそうなので購入しました。レビューは見ないで読んだのですが、内容が重い!
重そうな雰囲気は漂ってましたが、モヤモヤが残るタイプの重さでした。

ガチくずの井川は最低な事をしますし、お姉さんその他がかわいそうで感情移入出来ない。でも過去の話は胸糞で、児童虐待の話はかなりテンション下がりました。

大地は光属性すぎて、井川からしたら汚したいと思っても仕方がないというか、井川の話を読んでしまうと共感できないというか、光が強すぎて辛いというか、そんな気分になりました。

登場人物視点で考えると中々辛いものがあるので引いて見てしまうと、胸糞な話が多すぎて沈むなあという感想が最初にきます。

物語は物凄く重厚で読み応えありました。ちょっとガチくず耐性があまりなくて、恋愛の方には集中できませんでした。二人が好き同士だからしょうがないけど、お互い相手はその人でいいの?みたいに思ってしまったんですね。

ストーリー重視派の人にはお勧めします。でも光の腐女子の方はちょっと覚悟してから読んだ方が良いと思います。

3

読み応えありました

九號先生の作品を読むのは「放浪犬と迷い猫」以来になります。
かなりテイストの違う作品ですが決して嫌いじゃないです。ストーリー的に充実していてとても読み応えありました。

私は個人的に殺人以外はどんな悪人も、心から改心する気持ちがあれば許してあげたいと思っています。でもどんなに生い立ちや過去が悲惨でも犯罪に走らない人も多い訳で、そこはしっかりお務めしてくれれば問題無いです。

今回の攻めの辰巳(井川)もまさにそんな人物でした。そんな辰巳を最後まで見捨てず諦めないで愛情を伝え続けた大地ですが、彼は辰巳と同じような境遇でありながらも家族に愛されて来ました。似たようでいて真逆の存在の彼等が手を取り合う結末に正直ほっとしました。

BL作品に登場する女性は余り好きでは無いのですが、この作品の大地の友人女性は好きでした。彼女の察しの良さと逞さと情の深さが良かったです。

辰巳に部屋を貸していた橘も憎めない存在でした。主要人物がそれぞれの場面で光っている作品だと思いました。

2

ハッピーエンドを見届けて

このお話大好きです!一気に読んでしまって更に何度も読み返しています。
ストーリー重視派の方には本当におすすめです。あとは受けと攻めの好みでご判断を。

ネタバレ無し推奨ですが表紙とタイトルから既に悪そうな雰囲気が漂うこの匂わせがまたニクイ。むしろこの表紙じゃないさわやか井川だったらまさに詐欺かも(笑)

内容は好き嫌い分かれそうだなとあらすじを見て思いましたが、状況が二転三転するのでグイグイ読み進められました。
攻めはとにかくかっこいい…クズだけど。本性を出してからのほうが断然好きですが、猫をかぶってる時の胡散臭さも良い。
そして受けですが、私はまっすぐで強い受けだなと感じました。
もちろん未熟さもあって、序盤は隙だらけで世間知らずの真面目くんなのですぐ人を信じちゃう。だから痛い目に合うのも必然といえば必然。
でもこの受けの信じる心の強さはすごい。まぶしい。
とはいえしっかり葛藤するし悩み苦しみます。
その上で、同じ痛みを知っているからこそ、攻めが受けにだけ見せたいくつかの綻びを知っているからこそ、信じて貫けたんだと思います。
大人になって一度は決別を選ぶけど、正直にまっすぐ相手に向かい合い「ただ伝えたい」という一心でぶつかっていく強い受けでした。
ほんと届いてよかったなあ…
その強さ、まっすぐさ、羨ましいですよ。

他の方もおっしゃっていますがこのお話は救済のお話だと思います。
テーマは重めだけど全体を通してどん底のシリアスというわけでもなく、脇を固めるキャラがいい味をだしていたり緩急のバランスやテンポがすごく良いです。
そして読み返す度に特に攻めに対しては色々とあ〜〜〜っとなって語彙力ゼロになりがちです。いい意味で。
あとは7話あたりで「ん?」と思ったんですが、このタイトル…井川だけを指してるわけじゃないのかも…どうなんでしょう?

8

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