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親友の野田に片思いする友坂が切ない。
(冒頭、野田の部屋をノックせずマヨ借りに行ったのはどうかと思ったけどw)
男性が片思いする切ない描写が好きなので。
野田と友坂の同級生の気の置けない会話がいい。
仲の良さ、楽しそうなのが伝わる。
野田の
「友情の力で一回くらいできそうよ?」
で、ほんとにできちゃうのが、タラシゆえだな〜と思った。
野田は友坂のことを憎からず思っていて、昔好きだった先生に会った後、友坂に会いに行ったり酔った勢いで本音を言ったり…でもそれはあくまでも友情なんたろうけど。
友坂が自分を好きだと知り、意識していくさまが自然に入ってきてここからが楽しみ。
にしても、店長の洞察力は何でしょうね。
友坂が野田を好きだと一発で見抜いたり。
野田が鈍いと言ったり。
目線が自然に誘導されるコマ割りがいい。
大小のコマのメリハリがきいていて読みやすいし好きだな。
そして、人物の目が心情を物語っているのもさすがだなと。
一見そんなに表情変わっていなさそうだけど、目でお芝居ができているというのか、セリフだけでなく目を見て感じることが多いのが好き。
あと、野田が柄シャツ多くて目がチカチカするw
プレイボーイぽい演出?と思ったら、最後の方、友坂も同じような柄シャツ着ていて「君もか?!」となったw
余談ですが、紙質がいい。
厚くてしっかりしている。
2006年出版当時はこんな感じだったんですかね。
出版社にもよるかな。
切ないです。友坂が追い詰められてく様子が可哀想で。
野田の転機は中3の教生との恋愛二股捨てられでしょうね。それからは二股当たり前女にだらしない?モテ男です。
友坂は親友の野田と中学から大学まで一緒。最近野田を好きなのだと気づく。
苦しくて悩んでご飯も食べられなくなって野田にも心配されますが、そんな苦しいところでセクハラ店長にちょっかいをだされたりセックスしてみようって翻弄され、野田に気持ちを知られお前ならセックスできるとか抱かれたり。でもキスはしない。
友坂は必死で予防線をはって普通に取り繕ってます。
野田も友坂のことをよく見ていて大事にしてくれてるんですが、違うのよ!友情でセックスしてほしくないのよ!野田の言い分を遮ってしまったので真意はわかりませんが。
ブルーですね。
次巻でどうなるのか!友坂をこれ以上苦しめないで!まさか店長とないよね?
二人がよくタバコを吸ってるのが印象的でした。
大学生の親友同士。片方が片方に恋をしている。でも必死にバレないようにしていて……でも。本当によくあるシチューエーション。まさに王道です。
でもこれ、陳腐ではなく、たまらなく切なくて「BL」のトキメキが詰まってるんですよね。くーーーーー!ってもどかしさに変な声が出ちゃうような感じ。
それにしても、木下けい子さんの、ふわふわととらえどころのないような絵は、こういうストーリーにピッタリとはまっていますね。好みは分かれるのかもしれませんが、切ない&じれったい系BLがお好みの方はやはり押さえておくべき作品だと思います。
友達としてそばにいる間、少しずつ友情という気持ちを注いできた器から入りきらなくなった想いが、そっと溢れる瞬間を切り取って描いた物語だと思う。
必然的に一緒にいる時間が長い分、友情が愛情に変わる危うさを誰よりも秘めている親友という関係の二人。
二股三股は当たり前、女にだらしないが人を好きになる辛さは知っているという野田と、お人好しで誠実だが、苦しくて不安な夜を過ごすほど誰かを好きになったことがない友坂。
中三の春に初めて喋ってから、相手が落ち込んでいる時は余計な詮索などしないが、静かに気持ちに寄り添うような心地好い関係を続けてきたはずなのに・・・
野田に恋をしていると気づいた友坂は、バイト先の店長(ゲイ)に冗談とも本気ともつかない感じでセックスをせまられたり、かと思えば「彼のこと好きだろう」と、野田への恋心を店長に見透かされそうになったりと 心の奥に押し込んで、握りつぶしても失くならない親友への想いを持て余し途方に暮れてしまう。
そして、そんな友坂の自分への気持ちに気づいた野田は「お前が望むなら平気だし やれるよ俺は」と、とうとう友坂と体を重ねてしまうのです。
セックスした後も大学で会って、以前と変わらないように見える二人の関係。
でも何気ない日常の一コマで彼らの心情を表してくれる描写が、決して前と同じのままではいられない二人の間の綻びを痛いほど伝えてくれる。
バイト先で店長に「そんなになるまで必死で自分に嘘をついて つらいだろう?」と声をかけられ、彼の足元にすがって泣いている友坂は、とても見ていられなかった。
あの出来事をなかった事のようにして、いつも通り必死で振る舞う友坂に対し野田の気持ちは・・・というところで物語は次巻に続きます。
何気なく読んだ作品。
むちゃむちゃハマりました!
せつなさMAXでした!!
よくある「友達から恋人」の同級生のお話なのですが、
とても丁寧に書かれていまして、
先に恋をする友坂のせつなさは半端なかったです。
またこの2人、本当仲がいいんだなーという2人で、
それがまったく無理がないんですよ!
「こいつが近くにいてくれて良かった」って思った所、
お互い相手を大事に思ってる所、
お互い相手を見てるなーという所、
いっぱい心に残るシーンがありました。
最後2人が話し合うシーン、本当良かったです。
野田からの言葉、最高でした。
恋愛ものを読んだっていうより、
お互いを思い合う、いい意味で友情の物語を読んだ気分です。
なんか今回の場合、恋愛って言葉の方が軽い気がしました。
一読の価値ありです!!
おすすめです!!