はじまりは全て嘘

hajimari wa subete uso

はじまりは全て嘘
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×222
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
151
評価数
39
平均
3.9 / 5
神率
15.4%
著者
篠崎マイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
¥685(税抜)  
ISBN
9784866534091

あらすじ

好きだった先輩が結婚したという、完全な失恋を味わった涼は、式の帰りに寄ったバーで、隼人という年下の男性に声を掛けられる。彼の声があまりにも先輩と似ていて、つい彼の同席を許してしまう。更には隼人も《好きな人が結婚した》という同じ境遇だと知り、ホテルに誘われた涼はその声を拒みきれずに付いて行ってしまい…。

表題作はじまりは全て嘘

隼人,ミステリアスな大学生
及川 涼,失恋したばかりのサラリーマン

その他の収録作品

  • 番外編

レビュー投稿数5

ドキドキを誘うタイトルが絶妙

タイトルといい、表紙といい
不穏さが滲んで切なさを感じるのに惹かれ購入。

『あの人と同じ声で囁かれると断れない』(帯より)

これが個人的に好きなやつでした!失恋した人と同じ声で誘われて、抗えなくて、身代わりセッ…って!!!!(;///;)失恋相手の身代わりにしていいよといった方もなにかわけありっぽくてですね。タイトルがタイトルだしドキドキしました。(とはいえ100%展開が読めない感じでもないしバッドエンドはなかろうという安心はどこか感じるんですが)

ちなみに始まりが始まりなので濃くない描写も含めると♡回数は多めな気がします(※作者さん比)描き下ろしではガッツリ!でいつもよりエロい作品に感じました///(いや…あの…エロ重視って意味じゃないですよ?でもあったら嬉しいよね。喜んじゃうよね)


さてさて。
受け:涼は大学時代からの先輩に片想いしていました。けれど先輩の結婚を機に失恋が確定してしまいます。先輩にはずっと付き合っている彼女がいて実る恋だとはおもっていなかった。けれどやり場のない気持ちを抱えて居ました。

で。結婚式の帰りに飲んでいると、先輩ソックリな声の男・隼人から声をかけられるんですね。

攻め:隼人も片想い相手が結婚して淋しいと零す。涼と同じ境遇で、先輩とソックリな声。涼は隼人の誘いに抗えずに一夜を共にし、その後もセフレ関係が続くようになりーーーーと始まります。


初めて会った時の身代わりセックスが切なキュンでした。バックでされてると先輩でいっぱいになっちゃって、隼人も「大丈夫」って言ってくれるから「先輩」って呼びながら隼人とシてるシチュがなんとも言えぬ。切ないけどめっちゃ萌えるやつやん…(;///;)「先輩」と呼ばれたときの隼人の強ばった表情に何かありそうで、タイトルの意味も考えちゃってドキドキします。

隼人のバックボーンが中々見えてこないんですよ。なにか目的があって涼に近づいたんだろうな~というのは察せられるけど、涼はその辺全然気付いてないっつーのが…(苦笑) どこの誰なのか…みたいな会話が全然なく、涼が気にしていないっぽい所はちょっと引っかかりました;(隼人からめっちゃ影を感じるのに、涼、早くツッコんでよーーーー!と思いながら読んでたw)

で。タイトルの回収ですね。
涼は隼人の嘘を知ることになるんですが、嘘の後悔でいっぱいになって動揺してる隼人も、裏切られたショックで傷ついている涼も、ほんとね、もうね、上手くいかないのがもどかしいッ!

隼人は自業自得なんですよ。でも嘘ついている時の隼人は傷心の涼に寄り添って大人びた印象だったのが、嘘が発覚したあとは一気に年相応の頼りなさげな表情になって年下攻めスキーの萌えツボにドキュン∑(゚◇゚///)ズキュン。ずるいわぁ…。かわいいもん。ずるいわぁ…。コンプレックス拗らせてたのは可哀想な気がしないでもないから余計に。

涼は涼で、隼人と過ごした時間が染みついちゃってて、隼人を忘れられない辛さに苦しんでいて。傷つき萌え属性持ちにはこのシーンの涼にめっちゃ萌えました。嘘つかれたことだけに苦しんでるんじゃなくて、嘘を知らなかったことで無意識に隼人を傷つけていたのでは…?と思い悩む所もグッときます。自分のことだけじゃなく隼人の心情も慮る年上受けの懐が深い…。

色々ありますがハッピーエンドですヾ(*´∀`*)ノ
何もかもがスッキリしたあとのエッチは甘くてエロいッ♡セフレ状態の時の涼は流される体だったけれど恋人になったあとは積極的になってたところも◎。良き良き////

14

嘘をついたからこそ始まった恋

作家買いするようになった篠崎マイ先生の作品です。
篠崎マイ先生は絵が綺麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。

大学生の三坂 隼人と住宅販売事務の及川 涼のお話。

好きだった先輩の結婚式に出席した帰り、涼は1人で飲んでいました。
「隣いいですか?」
見知らぬ男性に声を掛けられた涼はその声が先輩に似ていたため驚きます。
自分と同じで「好きな人が結婚して寂しい」と話す男性に親近感を持ち、そのまま飲むことにしたのですが…。

自分の想いを伝えられず、好きな人が結婚してしまう。
そんなの現実でも耐えられない…。
あまりにも涼が可哀想で泣きそうになりました。
そんな傷心の涼に近づいて来た隼人にこちらが警戒心を持ちましたよ(笑)
途中まで隼人の思惑がわからないからハラハラドキドキ。
目的は何なのか?
隼人の正体が判明した時は思わず唸ってしまいました。
だって、すでにお互い惹かれ合っていたのに…。

週末の度に身体を重ねる2人。
涼に本気になればなるほど隼人は本当のことが言えない。
そして、自分のついた嘘で身動きが取れなくなる。
言うも地獄、言わぬも地獄…。

個人的には、隼人がゲイかバイセクシャルの設定があったら良かったな。
それと、涼は先輩に恋心がありましたがノンケだったのでしょうか?

Hシーンは、多めですがコマ数は少ないです。
でも、涼がエロくなっていくのが良かった~。
隼人と涼の肉体美が素敵なのでもっと長く読みたかったです(笑)

描き下ろしは番外編で、本編直後のお話になります。
涼に目隠しをして確認させる隼人が切ないけれど、涼がちゃんと答えるラストが素敵でした。

小さい頃から辛い思いを抱え生きてきた隼人と恋心を拗らせたまま失恋した涼。
出会いからすでに嘘で始まった2人ですが、最後は幸せオーラ全開です。
とくに、隼人の独占欲にキュンとしました。
隼人は年下のわんこ攻めになること間違いなし(笑)
ずっとラブラブ♡イチャイチャして欲しい。
読後は、幸せな気持ちになれるおすすめの作品です。

1

クールな攻めが見せる表情が魅力

嘘から始まる切ない恋を描いたラブストーリー。
受け目線で進むストーリーで、攻めの本心がわからないこそ引き込まれました。


片想いの先輩が結婚して傷心の涼は、バーで出会った先輩の声に似た男・隼人と一夜を共にします。
その後もズルズルと続く関係の中で、大人っぽく見えた隼人がふと見せる影のある表情が気にかかります。
涼と過ごす時間が増えるたび、ミステリアスな隼人が見せる年相応の表情にキュンとさせられました♡

そして、先輩と隼人を重ねて傷を癒すうち、涼はいつしか勇人のことばかり考えるようになります。
隼人からも感じる涼への好意。
このまま上手くいくと思われた関係は、ある事をきっかけに覆ってしまい……

どこから知っていて、どこからが嘘だったのか。
隼人の兄へのコンプレックスや、変わりはじめた涼への気持ちが明かされ、切なさを煽ります。

ただ、兄へのコンプレックスだけで男に手を出すのか?と思うと、そこは動機として弱かったと思います。
先が読めてしまったところも、ちょっと残念でした。
それでも、寝言で隼人の名前を呼ぶ涼と、それを聞いた隼人の幸せそうな顔にはほっこりです。


※シーモア白抜き修正

3

嘘から始まってもいい

好きだった先輩の結婚に落ち込む涼の前に現れた、先輩と似た声の隼人。隼人に先輩を重ねて、2人は深い関係になりますが、実は隼人は先輩の弟で、兄へのコンプレックスから"兄を想う涼を奪う"ことで兄に勝てると思い、涼に近づいていたのでした。嘘や裏切りから一度は隼人を突き放した涼。でも深い関係は体だけでなく、心も先輩ではなく隼人に動いていた事に気がつき、隼人と向き合う涼。隼人は、兄との勝ち負けでなく、純粋に涼を好きになり、先輩ではなく自分(隼人)を見て欲しくなっていた事を伝え、互いの想いを知り、2人は結ばれます。

先輩の弟だと分かるのは、物語の後半ですが、1話から、ふとしたときの隼人の暗い表情、苦しい表情は感じられるシーンがありました。兄と比較されることを嫌がっていたのに、わざと先輩と比べたり引き合いに出すような事を言ったりしたこともありました。苦しいはずなのに、だからこそ、まるで、涼の前にいるのは先輩ではないことを自覚させようとしてるようにも思えました。
涼も、先輩の代わりだと最初は思っていたかもしれませんが、次第に先輩ではなく"隼人"を思っているようにも感じられました。先輩に対しては"憧れ"で、隼人には"恋"をしてるように見えました。隼人に、先輩の弟だったことを隠されていたことを知った時も、最初は"知ってたくせに遊ばれた"と嘘つきや馬鹿にされたような気持ちだったかもしれないけど、冷静に"自分も先輩の代わりに隼人を利用していた"と気がつき、話し合おうとしたのも涼からでした。怒りしかなければ、話を聞きたいなんて思わないはずです。

兄へのあてつけで、兄のお気に入りの後輩だった涼を奪うことで勝てると思い兄の様な振る舞いをして涼に近づいたのに、比べられるのが辛くなった隼人の気持ちが伝わり、苦しい気持ちに共感しました。

描き下ろしは本編のその後。兄へ、先輩へ、お付き合いをしている事を伝えます。微笑ましく穏やかでした^^

兄へのコンプレックス、兄と比較されることを嫌がっていた隼人ですが、それは兄を認めてる証拠の様に感じました。本当は素直になれば、好きだからこそ、自身が兄を疎ましく思う気持ちに対して、後ろめたさを感じているのかなとも思いました。

嘘がきっかけの恋。確かに嘘をつくのは良くないかもしれませんが、どんな出会い方をしたとしても、どう2人が向き合ってその恋を実らせるかが大事かなと思いました。2人が幸せになってくれて、嬉しい( ◠‿◠ )

1

番外編のラストがとても好き。

読み始めると、なるほどと思う表紙です。
耳を塞ごうとしているのが受け様。
その手をやんわりと掴み、耳元で囁いているのが攻め様です。

この物語、ポイントのひとつが「声」なんですよね。
片思いしていた先輩が結婚し、バーでひとり寂しく飲んでいた涼。
「隣いいですか?」と声をかけてきた隼人と名乗る男の声が、あまりにも先輩と似ていて…
涼は誘われるがままに、出会ったばかりの隼人に抱かれてしまいます。

はじめこそ隼人と先輩の姿を重ねていた涼でしたが、何度も会う内に隼人自身が気になるようになります。
だけど隼人には、涼に秘密にしていることがありました。

それは、隼人が先輩の弟だということ。
隼人が涼に近づいたのも、兄に対する対抗心ゆえで。
嘘をつかれていたことに気づいた涼は、折角惹かれつつあったのに、心を閉ざしてしまいます。
そりゃそうだ^^;

でも、涼は優しいんですよ。
知らなかったとはいえ、自分も隼人と先輩を比べるようなことをして隼人を傷つけていた、と思うのです。
そして今度こそ、嘘はなしで向き合おうともう一度隼人に会いに行きます。

お互いの本音を確かめ合ったふたりは心から結ばれて、兄夫婦に関係を打ち明けよう…というところで本編は終了。

番外編はその続き。
居酒屋で兄夫婦にカムアウトする場面から始まります。
この番外編、よかったなぁ。

隼人視点で考えると、もう吹っ切れているとはいえ、自分の恋人の好きだった人が身近にいるってあまりいい気持ちがしなかったんですが…
この番外編で、もう涼は隼人しか見ていないことがはっきりと感じられてすっきりしました。
番外編でこういうフォローしてくれるの、ほんとありがたい。

涼の目をそっと手で覆い、「…ねぇ 涼、俺がわかる?」と。
あんな始まり方をしてしまったから、まだ少し不安げに聞く隼人が切なくて。
それに答える涼がとても優しいラストでした。

1

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