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あつめるひと【単行本版】

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表題作あつめるひと【単行本版】

宮古,大学2年生
八原,民俗学の講師

その他の収録作品

  • おまけ(描き下ろし)

あらすじ

大学生の宮古(みやこ)と、民俗学の講師・八原(やはら)の前に現れた寂しげな女性の霊。驚く宮古をよそに、八原は冷静に彼女に語りかける。霊が見える八原は事故物件を回りながら、何かを探しているらしい。目を離すとどこかへ行ってしまいそうな浮世離れした八原。ひょんなことから一緒に暮らすことになった宮古は、何かと八原の世話を焼いてしまう。事故物件回りにも協力するが、八原がずっと探しているものが「大事なひと」だと知って――?宮古は八原のさまよい続ける想いを救えるのか!?真面目で素直な大学生×ミステリアスな大学教授。優しさと癒しの新感覚ミステリーラブ!

作品情報

作品名
あつめるひと【単行本版】
著者
タナ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
スタジオC.I
レーベル
ハルト
電子発売日
3.7

(15)

(3)

萌々

(5)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
56
評価数
15
平均
3.7 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

怪異は光に溶けて

内容は完全オカルト系。だけど、絵柄がさっぱりとした白い感じなのでそれほど怖いイメージ無く読めると思います。

レビューが無いようなのであらすじ多めで書きます。ネタバレ注意です。
↓↓↓↓


大学生の宮古は、レポートを書くために空き会議室に飛び込んだ。
室内には民俗学の講師・八原がいたが、宮古が室内に入った途端電話が鳴り始める。
だがその電話は「かかってきた」のではなくて「誰かがかけている」…!
その上電話の上に「手だけ」が見える!
…と、これが宮古と八原と心霊現象との出会い。
八原はある意図を持って「事故物件」と言われる部屋を探していたが、それに宮古も同行することになる。
八原が探しているのは…
亡くなった姉の遺灰と、それを持ち去った義兄。
八原は不動産業者の神崎と共に怪異が起きる部屋を探し回る。
そしてある日。
義兄をついに見つけるが。

霊的なモノが見える大学講師、彼といる事で自分も見えるようになる大学生。
2人が怪異を見たり解決(?)したり、そして「義兄」と対峙する、というお話。
結局は、生きている人間の歪んだ思考というモノが一番怖いのかも。
私としてはもっとオカルトでも良かったのに、という印象。
絵柄的に白が多く、夜とか闇とか暗さが描写されてないのでおどろおどろしさというものはほとんど感じられない。だから怖いの苦手な人も大丈夫だと思います。
BL的には、かなり微妙というか薄め。描写はキスまで。特に恋愛絡めなくても〜とも読めてしまいますね。

1

オカルトっぽい雰囲気のお話

霊がみえる体質の先生と、完全ワンコ生徒のカップルでした。
ちょっと不思議な雰囲気で、ややもすると霊の世界に引きずり込まれそうな危うさを持っている八原。しかし、それとは対照的に、明るく霊など吹き飛ばしてしまいそうなワンコの生徒(大学生)、宮古。

この対照的なカップルは、一緒にいるとお互いにぴったりくるのかなと思いました。
ただ、お話の中では、八原の方が宮古に助けられていて、逆に宮古は八原のどこを月になったのかな、という印象があります。

キーマンは、霊を愛してしまう異常な義兄(八原の)。なくなった妻(八原の姉)を自分のまわりにとどめている。
この義兄に振り回されますが、八原は、その義兄に恋ともおぼつかないような感情を抱いていて、その辺の揺れる感じがよかったです。

1

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