未来からきたアンドロイドと挫折した小説家の、 時を超えて紡ぐ切ない純愛!!

小説

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拝啓、百年先の世界のあなたへ

haikei hyakunensaki no sekai no anata e

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表題作拝啓、百年先の世界のあなたへ

キース,未来から来たアンドロイド
一ツ木なつめ,25歳,筆を折った作家,フリーター

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

初めましてご主人様。
私は執事型アンドロイドのキースです──
金髪碧眼でお伽話から抜け出た
王子様のような美男が、突然闇夜に現れた!?
闖入者に驚いたのは、一度は小説家として
デビューしながら、挫折してフリーター暮らしを
していたなつめ。流暢な日本語を話すキースは、
なんと未来のなつめの子孫から、
筆を折ったなつめにもう一度小説を書かせるために
遣わされたのだと告げてきて…!?

作品情報

作品名
拝啓、百年先の世界のあなたへ
著者
中原一也 
イラスト
笠井あゆみ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784199010040
4.5

(124)

(96)

萌々

(15)

(5)

中立

(5)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
18
得点
560
評価数
124
平均
4.5 / 5
神率
77.4%

レビュー投稿数18

日本家屋と四季の生活感と切なさが良かった

作家の書く作家のお話が読みたくて購入したものの積んでいた作品。
キースに出会って成長して作家になれたなつめも、人間の心を得ていくキースもハッピーエンドでとても良かった!ある程度予測出来るとかちょっと都合良過ぎ感がのれず萌2にしましたが、日本家屋と四季を感じる生活感は素敵だし、未来で待つあの人と時空もろもろの切なさが印象的でした。
笠井さま、他の顔形も描けるのにどうしていつも受け攻め同じ顔なんだろう。。

0

色んなことを超越した愛を見させてもらいました

未来から来たアンドロイドと夢に挫折した人間のラブストーリーです。
感動系ですかね…時代を超えた人間とアンドロイドの深い愛に包まれていました。

私が気にしていたのは、この2人のラブがどう構築されていくかということより、最後どうなるんだろう…とそればかりに気が取られがちでした。未来から来たアンドロイドですからね…肉体的に添い遂げることはないし、ましてや未来から来ているので戻ることもあるんじゃないかとか、始まりから終わりのことばかり気になっていました。

このストーリーとしては、すごくいい終わり方だったと思います。ハッピーエンドですので読後感が悪いということはありませんでした。
なつめとキースが結ばれた後の「エピローグ」…これが2人の恋物語の軌跡そのものでした。なつめは人間なのでどうしてもキースと同じように年数を進めていくことは出来ないけれど、最高の別れとなったかは疑問でした。

どんどん劣化していくキースを放置しているのが、ちょっと…って感じでした。完全にフリーズしているわけじゃなくて、たまになつめを思い出すしぐさを見せるキースの姿はなつめへの永遠の愛を今でも思い出しているんだろうなと思います。

涙もろい私。泣きますよそりゃあ!
身体は朽ちていっても心は朽ち果てない。しかもキースはアンドロイド。無機質な存在であるはずなのに、彼のなつめを思う気持ちには温かさと愛情に溢れている。

ほぼ人間に近いアンドロイドのキースなのに、機能停止となるその時まで箱の中に放置されている…というのが違和感ありました。
アンドロイドを生み出したのなら、終わり方を考えてあげるのも発明者の責務かと思います。


なつめが再び夢を追いかけて、愛する者と寄り添える幸せを作ってくれたキース。彼が未来にから来た意味は確かにありました。
人とかアンドロイドとか…別次元での存在であっても、愛し愛される喜びは同じなんだなと感じました。

0

素直に読める人はハマるかも。

タイムトラベル物の、王道が好きな人にはお勧め。
私は物語に入りこめませんでした。
1つは、キャラクターに魅力を感じられませんでした。主人公がかわい子ぶりっ子で、アンドロイドは、あまりにもいい人間に完璧に作られているように思いました。
2つ目は、設定も展開も、予想がついてしまったからです。お姉さんの設定など、あるべきハピーエンドに向けて都合よく進んでしまっているような気がしました。最後も、いかにも泣いてくださいという感じに読んでしまいました。

4

タイトルでのミスリードにハラハラさせられました!

作者買い。
今回は優しい中原さんv

ミスリードされてしまったのは私です!

どうにも先の読めない展開に、
始終ハラハラしっぱなしでした!

キースみたいな執事アンドロイド、
夢ですなv

お話は申し分ないのですが、
しかし私はどうも棗先生のイジイジ加減が
どうしても素直に同調できず……
いや、同調しすぎるからダメなのかな。
あまりにもネガティブな思考に、
読みながらこっちもジメジメと暗い思考に……

それを救ってくれたのは、
きなことチビ丸でありました。
それと忘れてならないのは真島先生v
こちらが主人公でも、
是非一作書いて頂きたい!v

そして最後はあれ以上のものはないと思いましたよ!
賛否両論……否はあるのだろうか……

素直に、中原さん好きだなぁ……と思える一作。

評価は、どうしても読んでいる最中の
主人公のネガティブさが辛くて、
神寄りの「萌×2」で。

1

素晴らしい

ここ一年で読んだ小説のなかでも
ベスト3入り確実です。
二人の互いに思い合う気持ちのあったかさ
相手に捧げる愛の深さに感動しました

最後まで読んであらためて
タイトルを見返し涙…
久しぶりにグズグズに泣きました。

2

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