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作家買い。
奈良さんの素敵表紙を拝見して、シリアス路線のストーリーかな、と思っていたのですが。
何だ、これ。
めっちゃ面白んですけど…!
鳥の擬人化BLです。
ストーリーとしては、議員秘書をしている黒羽と、黒羽を自分の秘書にスカウトしてくる議員の深森の恋のお話。
幼馴染の二人ですが、彼らの実家は犬猿の仲。
そんなことは関係なかった子ども時代に、仲良くなれそう…、だったのに深森の軽口が原因で黒羽は深森が苦手。
大人になった現在は、32歳という若さで内閣入りも間近とうわさされるほど有能な政治家と、同じ政党のほかの議員の秘書をしている黒羽、という関係。
自分の秘書になれと口説いてくる深森に対して苦手意識を持つ黒羽はあっさりと躱し続けていますが、ある日、黒羽は自分が仕える議員の不正の形跡を発見してしまって…。
中原さんらしい、というのか、ガチンコな男同士のプライドの闘いがカッコいい作品なんです。
なんですが、鳥の擬人化ということで、登場人物が鳥の特徴を持っていて、これがめっちゃ笑えます。
ストーリーはあくまでシリアスで硬派、なのに、そこかしこで見える鳥人の描写が良い感じに笑いをミックスさせてるんです。
さらに中原さんらしい「オヤジ」も健在。
攻めの深森という男性がめっちゃツボでした。
恋人としても、秘書としても、黒羽が欲しい。
そんな彼の執着心と恋心に萌えが滾りました。
政治家として有能で、タフで、パワフルで。すごくカッコよかったです。
そして、奈良さんの描かれる挿絵がこれまた秀逸。
イメージにぴったり。なんです。
終盤に奈良さんの描かれたキャララフが3P分掲載されていますが、これもまた良い!
シリアスとコミカルと。
このバランスが素晴らしく、めっちゃ面白かった。
他に黒羽の秘書仲間も登場していますし、スピンオフを書いていただきたいな、と思います。
なんだろう。この読後感。
めっちゃ真面目な政界の話を読んだはずなのに、
気付けばクスクス笑う箇所が多々あったり、
もっとこの2人を読みたい物足りなさがあったり…。
要するに、このお話、めっちゃ好きでした!!!
受けさんの黒羽はカラス族という事で、黒髪黒目。
それが陰気くさいとかでコンプレックスだったのを、
子供の頃に褒めてくれた攻めさんの深森。
普通ならばここでどちらかが恋に落ちて片想い歴○年の切ないお話に
なるとは思うのですが、さすが中原先生。
音痴っぷりを披露した黒羽に深森がボロクソにダメ出しをしたことで
険悪な仲となり、それは三十路になった今でも引きずっていて。
そんな仲でも真面目に政治の話をする2人。
法案に笑わされ、お偉い先生方との食事会での二次会カラオケシーンで笑わされ、
鳥界のお話なので細々とした鳥設定にクスッとなり…。
深森がもうもうもう!
かっこいいスパダリ系なんですが、一途なんです。
光り物を送っていた理由なんか可愛すぎて可愛すぎて。
愛くるしいキャラってこういう事だな!って。
そんな深森をツンツンあしらう黒羽は実はただの鈍感くん。
最高のコンビがまた一組出来ましたね(。・ω・。)
中原先生大好きな方にも
笑える話が好きな方にも
三十路同士の初心い恋話が好きな方にも
本当に読んでほしい作品です★(1人で居る時に読むことをオススメします笑。)
そして、この作品もシリーズ化希望(*˘︶˘*)
他のお姐様同様、「ほんとに鳥ちゃんでした」ですw。奈良先生の挿絵目当てで購入したのですが、すんごくお話が面白い!!!!!笑い上戸の方は車内読み、要注意です。私は何回か本を閉じて、笑うのをこらえるのに必死でした・・・担当さんとのお話により生まれた作品とのことなのですが、本当に先生と担当さんに感謝ですー。この鳥ちゃんアイデアに神★。それから最後にある奈良先生のキャララフが神×10ぐらい素敵です!奈良先生ファンの方は必見かと。
お話はカラス属の黒羽が議員会館秘書室で同僚と働いているシーンから。テレビに映る「はばたけ」所属の国会議員 深森(フクロウ属)を見て、冷静ではいられず毒づいてしまっています。というのも幼い頃に音痴!と言われて喧嘩したせいで・・・とお話は続きます。
攻め受け以外の登場人物は
後輩秘書の志麻(♂、エナガ属、可愛い♡)、国会議員の鳥買、鳥買の第一秘書、第二秘書、攻めの秘書(♀、フラミンゴ)等。どの鳥も人間風ですが、髪などに種族の特徴が出ている設定です。攻めはフクロウの飾り羽根が耳上にあって格好いい♡
******以下はより個人的感想
とにかく楽しい。話に入り込んでいるのですが、ふとした表現でぷぷっと笑ってしまう。だって出す法案が「カッコウの托卵」と「モズの早贄」をどうするかって内容なんです。それをくそ真面目に法案化するべく考えて会話してるんです。もういやだーと大爆笑。。。。。
楽しいのに加えて、受けさんがツンより(大好物)。攻めさんもチャラっとしてそうで受けさん一途。光り物を一生懸命貢いでて超可愛い。
そしてとどめがやっぱり奈良先生の挿絵。完璧です。カラー口絵の色っぽさも絶品!
やっぱりどっこも引っかかるところがなかったので神だわ。
これから読むお姐様方、どうぞ心おきなく笑える環境でお読みいただくことを推奨いたします。
スズメ目カラス科カラス属に分類される黒羽(受)は、与党「はばたけ」雀派に所属するスズメ目モズ科モズ族のベテラン議員の秘書をしているのですが、同じ党の梟派フクロウ目フクロウ科シマフクロウ属の深森(攻)に俺の秘書になれと口説かれる…という話です。
鳥綱って何?って無知状態で読みましたが、とても楽しかったです!属も習性も容姿もまったく分からなくても、ストーリーに邪魔にならない程度にさらりと説明があります。鳥たらし、鳥だかり、鳥の好さ、と見事に鳥ざんまいでそれがとにかく面白かったです。
続編でもスピンオフでもない、全く違う登場人物が出てくる話でも良いので、もっとこの鳥ワールドを堪能したいって思ってしまいました。
読後、志麻のエナガ属ってどんなの?と思って画像検索して、思わず吹き出してしまいました。
メンフクロウも画像検索して、シマフクロウの深森の方が強かったことも納得。鳥がぱっと浮かばないような詳しくない方が後の展開が読めずに面白いかも?とも思いました。
奈良先生のイラストが文章の面白さを更にパワーアップしています。私のお気に入りは深森に誘われて汗だらだらの黒羽のイラストでした。
私も作者買いだったのですが、
期待を裏切らない読後感!
あぁ、もう鳥好きーにはたまらない一冊であります!v
山本小鉄子さんの「とりたん」しかり!
今回も烏がメインな作品なのですが、
今回は鳥の擬人化ということで、色々な鳥が出てきます!
楽しくてわくわくしますvvv
これはもうシリーズ化を希望します!
今回のメインカプの続編でもいいですし、
新しい鳥のお話でもいいので、
この世界観でまた読みたいですね!
お話自体は、もう一山盛り上がりが欲しかった気もしますが、
テンポよく一気に最後まで読破。
とにかく周りの鳥達が隅々まで魅力的ですv
楽しかった‼︎
もっとおかわり!という感じで、評価は「神」で!