梟はなぜ烏を黒く染めたのか

fukurou wa naze karasu wo kuroku sometanoka

梟はなぜ烏を黒く染めたのか
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神16
  • 萌×211
  • 萌2
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

14

レビュー数
7
得点
131
評価数
30
平均
4.4 / 5
神率
53.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784576180700

あらすじ

有力議員の第二秘書で烏の黒羽。幼馴染みで人気若手議員の梟の深森は、会うたび冗談のような口調で口説いてくるが…。鳥人BL!

与党「はばたけ」のスズメ派有力議員・鳥貝の政策秘書として日々奮闘している黒羽。幼馴染みで同じ党所属のフクロウ派人気若手議員の深森は、会うたび冗談のような口調で「俺のところに来ないか」と口説いてくる。だが二人の家は先祖代々犬猿の仲。誰が行くかと息巻く黒羽だったが、深森に心を揺さぶられているのは確かで…。そんな時、鳥貝議員の不正を知ってしまった黒羽は濡れ衣を着せられた上、命を狙われる羽目に…。

表題作梟はなぜ烏を黒く染めたのか

深森哲哉、人気若手議員で梟・彰人の幼馴染み、32
黒羽彰人、与党有力議員の優秀な政策秘書で烏、31

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数7

ほんとに鳥でした。

鳥か…鳥だよねぇ…。タイトルからして『フクロウの染物屋さん』の話が絡むんだよな~とは思っていましたが、本当に鳥だとは思わなかったのでびっくり。さらには政界の話でまたびっくり。

中原一也さんなので確かに面白いんです。電車の中でいけない、いけないと抑えようとしても、それでもにやにや笑っちゃっうくらい面白いんです。鳥のもつ特性をいかした名前がついてたり、各々の人物の行動もよく練られているし…

でも、わざわざ鳥にしなくてもよかったんじゃないかって気がしてしまいました…。根本的なところを覆すようで大変申し訳ないのですが…。

牡の魅力を十二分に備えている攻めと、そんな攻めがたった1人だけ我を忘れてしまうくらい夢中になってしまう受けって話だけでもすごく萌えるので、私にはむしろ鳥の部分がちょっといらないかなぁ~って感じてしまいました…う~ん。

面白路線もいいのですが、骨太男子が牡のフェロモンを巻き散らかしながら、言葉責めや、ときにお道具なども使って受けの被虐心を煽りながら掌で転がすように、とろとろに蕩けさせるという展開が非常に上手い作家さんなので、奇をてらわずにストレートに人間のままで、政界がらみの話をじっくり読ませてもよかったんじゃないかなぁ~と思いました。

1

鳥人×政治

鳥の生態を擬人化しているというのか、ディテール細かく、こだわりもあって面白い!
名前の読みも違う読み方するとその鳥に関わりあるものだし、すっごく凝ってる!
某議員そっくりの人物も出てくるし(笑)

政治絡めてるんだけど、固くなりすぎず、鳥絡めてるからかソフトでとっつきやすいです。
出てくる鳥人達の形容や役割にはクスっときます。
烏のカラオケ・・・ちょっと聴いてみたい!

そして、サスペンス要素もあり、二人・・・基い二羽の関係の変化等凄く気になる展開でお話が進んでい
きます!

設定とんちきでも、あっという間に作品に惹きつけられました~。魅力満載です!

それにしても圭太の鶏の習性には思わず笑っちゃいました( *´艸`)
頑張った!

黒羽が深森を形容する、惚れても勝つ男ってフレーズ好きです。
なんか、ぎゅっと抱きしめられた感じで。

奈良先生のイラストの鳥人達素敵でした~。
おまけラフも収録されてて、それぞれの小鳥時代がとってもキュートで!

コミコミ特典ペーパーも良かったので、また彼らの物語読みたいです!

5

お前が絡むと、理性が飛ぶ。

なんだろう。この読後感。
めっちゃ真面目な政界の話を読んだはずなのに、
気付けばクスクス笑う箇所が多々あったり、
もっとこの2人を読みたい物足りなさがあったり…。
要するに、このお話、めっちゃ好きでした!!!

受けさんの黒羽はカラス族という事で、黒髪黒目。
それが陰気くさいとかでコンプレックスだったのを、
子供の頃に褒めてくれた攻めさんの深森。
普通ならばここでどちらかが恋に落ちて片想い歴○年の切ないお話に
なるとは思うのですが、さすが中原先生。
音痴っぷりを披露した黒羽に深森がボロクソにダメ出しをしたことで
険悪な仲となり、それは三十路になった今でも引きずっていて。
そんな仲でも真面目に政治の話をする2人。
法案に笑わされ、お偉い先生方との食事会での二次会カラオケシーンで笑わされ、
鳥界のお話なので細々とした鳥設定にクスッとなり…。

深森がもうもうもう!
かっこいいスパダリ系なんですが、一途なんです。
光り物を送っていた理由なんか可愛すぎて可愛すぎて。
愛くるしいキャラってこういう事だな!って。
そんな深森をツンツンあしらう黒羽は実はただの鈍感くん。
最高のコンビがまた一組出来ましたね(。・ω・。)

中原先生大好きな方にも
笑える話が好きな方にも
三十路同士の初心い恋話が好きな方にも
本当に読んでほしい作品です★(1人で居る時に読むことをオススメします笑。)
そして、この作品もシリーズ化希望(*˘︶˘*)

7

面白ーーーーーーーーーい!

他のお姐様同様、「ほんとに鳥ちゃんでした」ですw。奈良先生の挿絵目当てで購入したのですが、すんごくお話が面白い!!!!!笑い上戸の方は車内読み、要注意です。私は何回か本を閉じて、笑うのをこらえるのに必死でした・・・担当さんとのお話により生まれた作品とのことなのですが、本当に先生と担当さんに感謝ですー。この鳥ちゃんアイデアに神★。それから最後にある奈良先生のキャララフが神×10ぐらい素敵です!奈良先生ファンの方は必見かと。

お話はカラス属の黒羽が議員会館秘書室で同僚と働いているシーンから。テレビに映る「はばたけ」所属の国会議員 深森(フクロウ属)を見て、冷静ではいられず毒づいてしまっています。というのも幼い頃に音痴!と言われて喧嘩したせいで・・・とお話は続きます。

攻め受け以外の登場人物は
後輩秘書の志麻(♂、エナガ属、可愛い♡)、国会議員の鳥買、鳥買の第一秘書、第二秘書、攻めの秘書(♀、フラミンゴ)等。どの鳥も人間風ですが、髪などに種族の特徴が出ている設定です。攻めはフクロウの飾り羽根が耳上にあって格好いい♡

******以下はより個人的感想

とにかく楽しい。話に入り込んでいるのですが、ふとした表現でぷぷっと笑ってしまう。だって出す法案が「カッコウの托卵」と「モズの早贄」をどうするかって内容なんです。それをくそ真面目に法案化するべく考えて会話してるんです。もういやだーと大爆笑。。。。。
楽しいのに加えて、受けさんがツンより(大好物)。攻めさんもチャラっとしてそうで受けさん一途。光り物を一生懸命貢いでて超可愛い。
そしてとどめがやっぱり奈良先生の挿絵。完璧です。カラー口絵の色っぽさも絶品!
やっぱりどっこも引っかかるところがなかったので神だわ。

これから読むお姐様方、どうぞ心おきなく笑える環境でお読みいただくことを推奨いたします。

5

アクロバットが見事に成功してるよ

まず最初に、
「ホントに鳥だった!」と言っておきます。

『妖精ハンター×DT』のシリーズでも悪ノリと言っても良いほどぶっ飛んでいた中原さんですが、今作も同様にかなりキテます。政界陰謀ものに恋が絡む筋立てや主人公達を囲む登場人物の『下町ぶり』は実に中原さんらしくて、別にこのお話の第一の特徴がなかったとしても、面白く読めたんじゃないかと思うのですよ。そこに『鳥の擬人化』なんていう爆弾をぶち込んでくださったものですから、もう、破壊力満載!あとがきにも「とにかく楽しかった」と書かれていますが、文章の隅々から「書いてて楽しい!」という空気が溢れ出ていて、おかげさまでこちらは初っ端から「読んでて楽しい!」と笑いながら読みましたよ。

私はかなりの『トンチキ』好きなのですが、同好の士は必読の書です。
練りに練って作られたお話なので『何かが暴走して可笑しくなってしまった』という『正統派のトンチキ』ではありませんが、その手の香りが濃い!

カラスの黒羽は与党『はばたけ』(この党名がもう既に可笑しい)に属する衆議院議員、鳥貝の政策秘書。政策通で鳥貝からの信頼は篤いのですが、質問原稿や法案ばかりではなく、会議や支持者との懇談を丸投げしてくる鳥貝に、満足しきれない感情を抱きつつあります。そんな黒羽に「自分の所に来い」と事務所替えを迫ってくるのは、同党の若手代議士であるシマフクロウの深森。深森はイケメンでやり手な上に、地域などの小さな集まりにも顔を出すタフな議員で絶大な人気を誇っています。二人は幼馴染みですが、父親同士が犬猿の仲。子どもの頃に自分では「冴えない」と思っていた黒髪を誉められ、その後、音痴を指摘されて大げんかをした思い出がある黒羽は深森を「嫌な奴」と思いながらも意識しています。法案に関する協力を求めたことをきっかけにして、黒羽は深森に支持者や有力議員との会合に連れ回されます。近くで深森の仕事ぶりを見ていくうちに、黒羽は深森の元で働けばもっと自分が理想としている仕事が出来るのではないかと思う様になります。そんな中、鳥貝に対して、ある疑惑を持たざるを得ない事実が発覚し、黒羽はそれを深森に相談するのですが……

深森が黒羽に会う度に何かしらキラキラしたガラクタを渡すのですけれど、それを捨てられなくて箱に入れて取っておいてしまうという冒頭のエピソードでクスクス笑っちゃったんですけれど、私が一番吹き出したのは『カッコウに対する托卵税の導入法案』の成立に力を貸して欲しいと深森を説得する黒羽の姿ですよ!それに対して深森は「モズの早贄規制と抱き合わせにすべき」って答えたりしてるんです!そんでもって早贄を規制すると、どれだけ食品ロスが少なくなるかについて議論をしたりして。
いや、可笑しい。お腹、よじれる。

政界ものって、あまりにも現実寄りだと、どこか暗い色彩が混じってしまう様な気がするのです。
そうでなければ、あまりにもお気楽で『なんちゃって政界』になってしまうか、もしくはあまりにも現実を斜めに見た、極端な言い方をすれば『無責任な世の中批判』になってしまうか。鳥国会にしたおかげで、このお話はそういう不利な部分を吹き飛ばしてしまっているんです。
これ、今まで(多分)誰も考えなかった手段ですよね。素晴らしい調理方法だ。

そしてラスト。始まりがカラスの習性でしたから、終わりはフクロウの習性に則ったエピソードが語られます。
これが粋なんだな。
物語の構成の妙にも脱帽。

じんとくる人情話を書く中原さんのことも大好きですが、ここの所、少しばかり冒険というか、色々な事を試している様な気がしてなりません。こんな新手のアクロバットを軽々とやってのけられちゃうと、次回作にも、大変たいへん期待してしまいます。
頑張ってください!
(愛が溢れすぎて長々と失礼いたしました)

11

シリアスとコミカルのバランスが絶妙

作家買い。
奈良さんの素敵表紙を拝見して、シリアス路線のストーリーかな、と思っていたのですが。

何だ、これ。
めっちゃ面白んですけど…!

鳥の擬人化BLです。

ストーリーとしては、議員秘書をしている黒羽と、黒羽を自分の秘書にスカウトしてくる議員の深森の恋のお話。

幼馴染の二人ですが、彼らの実家は犬猿の仲。
そんなことは関係なかった子ども時代に、仲良くなれそう…、だったのに深森の軽口が原因で黒羽は深森が苦手。

大人になった現在は、32歳という若さで内閣入りも間近とうわさされるほど有能な政治家と、同じ政党のほかの議員の秘書をしている黒羽、という関係。
自分の秘書になれと口説いてくる深森に対して苦手意識を持つ黒羽はあっさりと躱し続けていますが、ある日、黒羽は自分が仕える議員の不正の形跡を発見してしまって…。

中原さんらしい、というのか、ガチンコな男同士のプライドの闘いがカッコいい作品なんです。

なんですが、鳥の擬人化ということで、登場人物が鳥の特徴を持っていて、これがめっちゃ笑えます。

ストーリーはあくまでシリアスで硬派、なのに、そこかしこで見える鳥人の描写が良い感じに笑いをミックスさせてるんです。

さらに中原さんらしい「オヤジ」も健在。
攻めの深森という男性がめっちゃツボでした。

恋人としても、秘書としても、黒羽が欲しい。

そんな彼の執着心と恋心に萌えが滾りました。
政治家として有能で、タフで、パワフルで。すごくカッコよかったです。

そして、奈良さんの描かれる挿絵がこれまた秀逸。
イメージにぴったり。なんです。
終盤に奈良さんの描かれたキャララフが3P分掲載されていますが、これもまた良い!

シリアスとコミカルと。
このバランスが素晴らしく、めっちゃ面白かった。

他に黒羽の秘書仲間も登場していますし、スピンオフを書いていただきたいな、と思います。

11

真面目に不真面目

かいけつゾ○リじゃないですけど。

こちら、擬人化の鳥BLです。
最初にタイトルを見た時は、てっきり比喩だと思ってたんですが、ホントに攻めが梟で受けが烏。

真面目に不真面目と書きましたが、至極真面目にストーリーは鳥視点で語られます。
ややハードでシリアスよりなストーリーに、鳥視点で書かれたからこその軽妙な面白さと味わいが加わって、すごく作者さんの持ち味が生きた作品に仕上がっています。


内容です。
与党「はばたけ」のスズメ派有力議員・鳥貝の政策秘書として働く黒羽。
フクロウ派の人気若手議員・深森から、会う度に「俺の所に来い」と口説かれています。
そんな中、鳥貝議員の不正を知ってしまった黒羽は、濡れ衣を着せられた上に命を狙われ-・・・と言ったものです。


まずこちら、「梟の染物屋」と言う童話がベースになってます。
そのため、深森家と黒羽家は仲が悪い。
ちょっぴりロミジュリ的要素も楽しめるのですね。
とは言え、「お前の顔を見ると酒がまずくならぁ」と如何にも下町風情が漂った仲の悪さであり、中原節がきいておりますが。

そんな環境で育った二人。
人気若手議員である深森は人を惹きつける魅力があり、要はオスのフェロモン全開タイプ。
対して政策秘書である黒羽はクールビューティでしょうか。

この二人のやりとりなんかが面白くて、会う度に「(秘書として)俺の元に来い」とスキンシップ過剰に口説く深森。
32才なのに、やや下ネタが入ったオヤジ臭いセリフなのにも萌えます。オヤジスキーなので。
また、有能な政策秘書らしく猫を被って断り続ける黒羽。深森にペースを崩されて、ちょいちょい素を出しちゃうのがプッとくるんですね~。
二人の小さい頃のエピソードなんかも語られてまして、敵対関係にあるはずなのに、深森が何故これほど黒羽に想いを寄せるのかも「なるほどね~」と納得が行くようになってたりもします。

また、鳥視点がよくきいてます。
梟だったり烏だったり雀だったりと、キャラがそれぞれの特性で生きて動くのです。烏の黒羽は知能が高いけど地味みたいな。
その鳥視点は徹底しておりまして、キャラは1羽、2羽と数えられ、国会で提出する法案は「カッコウの託卵について」。
差別や鳥(人)権視点まで絡めて、めちゃくちゃ真面目に描写されてるのに笑えます。
不真面目な事を、めっちゃ真面目に語るから面白い。


ここに、鳥貝議員の不正に絡み、見過ごせなかった黒羽が濡れ衣を着せられ、更に襲われてと言う流れ。
結末はネタバレ避けますが、保身に走ったり損得勘定に流される事無く、自分の正義を貫く黒羽が格好いいです。あと、ワイルドな深森も素敵。
なかなか手に汗握るハードなシーンでありながら、ちょこちょこ笑いも混ぜてあるのが軽妙なんですね。
如何にも中原先生らしいドタバタ救出劇て感じでしょうか。

個人的に「愛してないと云ってくれ」シリーズが大好きなのですが、あの雰囲気がお好きなら気に入る作品じゃないでしょうか。

7

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