なりました 下

nariamshita

なりました 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神18
  • 萌×217
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
192
評価数
48
平均
4 / 5
神率
37.5%
著者
明治カナ子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032663

あらすじ

性的な顔立ちで男に好かれやすい蘭。
クラスの中心的存在で恋愛経験豊富なムロ。
二人は同級生で親友同士だ。
高校3年の春、蘭は親友のムロと再会した。
留学から帰国したムロは、すっかり大人の男へと変貌を遂げていた。
そんなムロが蘭には、以前と別人のように思えてならない。
しかしムロは、誰にも言えない秘密を抱えていて──。

表題作なりました 下

室岡厚志(ムロ),大学生
蘭陣一,専門学校生,YouTuber

同時収録作品なりました

室岡厚志(ムロ),高校生
前田森一,彼女の兄,大学生

同時収録作品なりました

室岡厚志(ムロ),大学生
イチノセシン,大学生

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数10

何とも言えない好きな作品

下巻になり一気にファンタジー色が強まってました。でも嫌いじゃないです。
むしろ明治カナ子先生の作品にはあって欲しい展開でした。
それによって蘭とムロの属性もハッキリしたと思います。

アホの子のようで妙に鋭い蘭が無性に好きでした。
ただ過去の事とはいえムロの気持ちが蘭以外に行ってた時期があった事にちょっとだけショックでした。他作品に比べれば蘭が悲しい思いをしていなかった事だけは救いでしたが…

留学から帰国して見違えるように成長したムロが格好良かったです。
嫉妬したりすると黒いので見えなくなるムロを救おうとする蘭が強くて好きでした。マギーの存在もとても面白かった!

それから蘭を撮影すると気持ちがダダ漏れになるムロにキュンと来ました。何!あの蘭の表情…読んでてこっちが恥ずかしくなってしまったよ。www


「なりました」は蘭陣一というキャラクターがとても魅力的な作品だったと思います。
あとやっぱりお姉さんカッコよくて好きでした。

3

色々面白い受けの事が大好きな攻め君のお話。

なにこれ正当に評価されてる?
キワモノじゃないです。
純愛じゃない?私はラブをかなり感じました。
めっちゃ面白かったし!
また大好きな作品がふえました。
明治カナ子先生はファンタジーの
魔法使いシリーズしか読んでませんが(名作!)
やっぱりすごい先生だったんだなと。
もう上巻のつかみのチューからずっと面白かったよ?
石のくだり、オカルトとかファンタジーぽくなるのは私は全然気にならなかったし
ムロが真っ黒に怨みをまとっちゃうのとかも
面白くて。蘭が大事なばかりに
自己嫌悪、負の感情で好きな人と付き合わない
って真っ黒になってしまったムロ。
好きな蘭といれば呪い?は晴れるみたいな。
まあレビューみてへんてこになるのは
知ってたから面白がれたのもあるかも?
知らないで読むとスピリチュアル展開めんくらう人もいるかもしれない。
はじめから蘭が好きだったムロ。
たまらんムロのせつない拗らせラブじゃないか。
なんやかんや蘭ちゃんはホテル写真をムロに送っちゃったり罪つくりなやつ
ムロは俺が助ける!って
かわいいよ蘭!
ムロが撮ったあんこ動画が恋人目線のエピソードもめっちゃ萌え。
先輩にエロいことされた時もムロの事考えてた蘭は
ユーモアで助けてくれたムロに
憧れがあり大切に特別に思っていたよね!って
これは両片思いみたいなもんですよ。。
ラストの動画でムロの本音を導く告白は
もう蘭が最高で
本当にムロは俺が好きなんだって
わかるキスシーンも良すぎだし。
カウントされるやつだって
ムロの最後の笑顔も最高〜。
2人とも笑っててほんとちゃんとくっついて
恋人になりました。結構感動します。
これも最高にBがLだと思います。
2人は友達で恋人できるよね!って思ったから
付き合った後の書き下ろしも見たかったけど
ほんとよかった!
素敵なキャラ、素敵なお話でした。

3

よみました

よみました、と言いたくなるタイトル。

上巻は「なりました」で各話タイトルが統一してあるものの、下巻では「なりました」はなんだったんだっけ?そしてこのお話の着地点はどこなんだっけ?となってくる。石って。

それもまた明治カナ子先生っぽい。初めて読む明治先生作品がこちらだと、とっつきやすい可愛い表紙のせいもあり、"?"だらけで終わってしまいそうな気もします。先生に慣れていると、物慣れないちょっと頭の弱い少年の振る舞い含め、いつもの先生だなと。そこが面白い。

あとがきで妙に納得。

1

ファンタジーだったとは!

まさかのファンタジーでした!
上巻より、断然面白かったです。

オーストラリア留学から帰国したムロは、いっそう男前に。
モテモテのムロのセフレは男。初めても男。
女より男が好きなムロは、ゲイ寄りのバイ?
そして、本命は蘭!

やっぱりね〜って、感じ。
そんなムロの気持ちに全く気付かない蘭は、相変わらずあんこに夢中;
YouTuberとしてあんこ好きをアピールするも、ムロが撮った映像からは「好き」がダダ漏れ(笑)

遊び人のムロが、蘭の前では弱気で可愛いのがいい!
蘭はアホの子だから全く気付かないのも面白い。

〝導きの石〟を手に入れた蘭は、それを「ピー様」として崇め奉ります。
すると、ムロが真っ黒な塊に見えて……!?

ピー様に導かれるように近付いていく二人。
カメラの前で曝け出されるムロの本音にキュンとした♡

ラストはあっさりしていますが、やっとラブが見られた^^
あれだけセフレと濃厚Hしていたムロですが、蘭とは怖々って感じが良かったし、年相応の笑顔にホッとしました。

急なファンタジー展開も、らしいな……と。
マギーおばあちゃんは凄いね!
そして、森さんやシン君にも幸せになって欲しいなあ。

7

石に追われて…スピリチュアルに恋がはじまる

下巻の始まりは、まだほのぼのしい。
蘭はあんこが大好きで、家族が迷惑してても小豆を煮まくる。
そして、父の会社がヤバイという話が嘘だったことがわかる。ほんとヘンだよね…なんでこういう展開をぶっこんだんだろう?
ともかく経済的に進学は問題ないことがわかり、お菓子の専門学校に行こうとする蘭。
そして話はムロに移り、元カノの兄と付き合ってダメになった顛末が語られる。
これはムロはともかく相手には悲劇。ゲイバレして家族から逃げ、それっきり。
ムロは彼との事を通じて、蘭が気になるようになり、その気持ちから逃げるように留学したのだった、という経緯が明かされるわけだ。
そしてムロの話にはまだ先がある。
留学先での話。ある霊能者に偶然まとわりつく影を透視され石をもらう…
ここから、本作はスピリチュアルな方向に舵を切っていくのだが…
この石はムロと対話します。だけどムロは石を捨てる。
でも結局は石が不思議な因縁でムロを追ってきて、結局は蘭の手の中に収まるわけ。
この石が蘭にムロの纏う影を見せる。
影っていうのは多分、蘭以外は人を人とも思わぬムロの渇いて冷たい心と、ムロに言葉の通じなかった人々の嘆きのようなもの?
蘭は急に真っ黒なムロを見るけれど、自分が触ると影が消えるのを知ってムロを救おうとする…
どんどん不可思議なお話になっていく〜。
人から恨まれてるムロ。
可愛らしい蘭。
女装趣味をあけっぴろげに動画で配信するようになったあの美形先輩。
先輩とほんとにヤっちゃってた蘭…
なんかカオスだな〜と思う。でもそこが面白いな〜とも思う。
関係なさそうなエピソード、実は深そうなエピソード、不思議なパッチワークでムロと蘭が結ばれて…急にキラキラっと終わる。
奇妙で不思議で怖くて可笑しい「明治カナ子」ワールド、です。

5

はわわわわ

※上下合わせてのレビューになります

素朴に見えて薄暗い明治カナ子さんの絵柄が幼なじみで親友なランとムロの思春期の数年を積み重ねています。
ちょっとスピリチュアルな要素も入ってて面白かったです。

最初からお互いにむけてハッキリした恋心を抱いているわけではないので【三村家の息子】ほど胸をしめつけるような切なさ・やるせなさはないけれど彼らがどう変化するか楽しみで先へ先へと急いで読みました。

恋愛ものではありますが、登場人物たちの性格に「家族」の存在が大きく影響している気がしました。
家族って悩ましいこともあるけど人間関係を鍛えてくれる存在でもあります。

蘭の姉→蘭のチカラ関係はリアルで笑えるし、家族のいなくなったムロの空虚な表情は自らすれ違う環境を作っている感じが滲み出ていました。
それを凌駕する「笑い」はすごいチカラを持っているんだなぁ。

明治カナ子さんってかなり濃厚なエロスやSMっぽいエッチなイメージでしたが今回は痛みをともなうことはありませんでした。
攻フェラが大大大好きなんですが、アングル最高で満足です。
口の中の舌の動きや本来見えない部分も描くの増えてきましたねぇ…。
セフレとはアレコレできちゃうムロが蘭には慎重っていうのもニヤリとしてしまいました。

ものすごい、らぶらぶエンドってわけではないのに何度も読み返したくなるんですよね、不思議な作品。

■ラン(蘭陣一)
中性的で綺麗な顔立ち。あんこ大好き。
お顔の良い末っ子で甘え上手。
素直で流されやすく、思い立ったら即行動派。
単純って素晴らしい(笑)
昔はよく笑っていたムロが笑わなくなったばかりか、黒い影を纏っていることに気づく。
誰かのために信じることで人は強くなれる…けど自分はそのすごさに気づいておらず、好きなように動いただけ。のすごい子。

■ムロ(室岡厚志)
恋愛経験豊富というより「来るものは拒まず」のため、小さな恨みをかっている。
好きでしているのではないけれど、俺にはこの程度がお似合い、そうしておけばいいや、という負の連鎖を引き起こし続けているのがつらい。
家庭に恵まれなくて自身を雑に扱いがちだからだとしても酷い。
蘭を「無垢な子ども」として見ていたため、放っておけない→恋情に気づいても離れるか、身代わりのごとく他の人の告白を受け入れたり身体の関係を持つしか出来なかった不器用さん。
蘭の素直さに翻弄され黒い影も霧散。

■タイゼン
ランたちの一学年先輩。
学生の時は一つ年上ってだけで大人に見えてしまうけど、ランを少し大人にしてくれた一人。
上巻で描かれなかったラブホの詳細が下巻で明らかに。
ケガで挫折したっぽいけど、自分に正直に生きていて楽しそうにしていて良かった。

■森一
ムロの彼女のお兄さん。
ムロに惹かれ関係をもち、それが妹や家族にバレて出奔。
未亡人みたいな儚げな色気とエロさが匂いたつ。
素敵な彼氏ができてうんと愛されて欲しい人だけど報われなさそう率高め予想。
ダメンズ拾いそうなんだもの。

■イチノセシン
父親の秘書(既婚)に想いを寄せているが叶わないため利害の一致したムロのセフレに。
割り切った相手を演じるのがつらくなり別れを切り出す。ひっそり浮かべる涙がいじらしい。

■マギー
オーストラリアのすご腕★霊能者。
肉体が亡びた後も根気よくムロを諭そうとするも無視されっぱなし。
ピー様を通じ蘭に指導したおかげで蘭が厨二セリフを連発するようになる。

3

なんとも言えない読後感

ちるちるの評価って萌基準?てなってるから選びにくいところがあるんだけど...
ある意味枠にハマらない作品は。
BL的にわかりやすいキャッチーな山場がある訳ではないし物語も独特なので言語化するのが難しい。
でも日常の中のハッとさせられる描写があり物語の後半である下巻は視点も変わったり物語が大きく動く。
明治カナ子さんらしい展開というかしかけも。
2人の成長を見守りながら上下読み切ってはじめて充足感が得られる作品なので是非セットで!

2

やがてオカルト。

上巻では。可愛い幼馴染的な、中学生から高校生になるまでの。恋未満のワチャワチャを描いていて。
このまま続くのかと思いきや、である。物語は唐突にオカルト志向へと突っ走って行く。

そもそも。ちょっと不思議体験に憧れていて。ランがそういう本が好きとか。端々に伏線のようなもの、が描かれていたにしても。やはり物語が突然うねり出した様に思えて。戸惑ってしまう。しかしそのうねりは急激で。読み手側をも強烈に巻き込んで行く力もあるので。私はヘトヘトになってしまった。
完走出来た事をどうか労って欲しい。
特に。中盤からの、ムロ視点は強烈だ。彼の思惟は仄暗く。ヒーラーを驚かせるほどの業を持つ。
彼が執着していたのは、可愛い可愛いランでは無くて。周囲の人を苦しませて終わった初恋だった。
それを忘れられなくて。苦しくて。ムロはまた別の男を抱く。ムロはまだ人を苦しませている。
恋は。ままならないものだし。人の気持ちだって分からない。自分を大切にしていないムロが、本当に大切にしたいと思える人が出来て。ようやくそれは晴れるのだ。と、いうのがテーマなんだよね?
凄く不安なんだけど、そういう事にしておく。

上巻よりも。もっと生々しくエッチで。これにはちょっと驚かされる。
子供らしいぽややんとした絵から。特に海外留学から帰国したムロの成長と大人の色気に驚かされる。
ムロの方も、同級生のランのことを『こんな子供に手を出せない』などと思っている。もちろん思い繋がって、手を出してしまうんだけど。その頃にはランにも色気は出ていて。煽られているムロの様子はちょっとばかり可愛い。
ランはもちろん無防備煽り受け。
自分のこれから。をぼんやり考えていたランも好きで進むべき道を見つけ。将来も少しずつ明るい。
だけど。ムロと別れてまた独りになったシンイチは、報われない不倫に戻るだけなのか。
ムロの初恋の森さんは家族に縁を切られ、姿を眩ませたまま。
行動は怪しかったけれど、自分のヘキを晒して人気ユーチューバー的な先輩。
実はしっかり者のランのお姉さん。
沢山の人たちの行く末も気になるし。何となくそれは心に澱を残すのだ。
これはハッピーエンドなのか。どうか。
不思議な心持ちでいる。

5

身体は成長しても

上巻が不思議な気持ちのまま読み終わったので、下巻はどうなるのかと楽しみでした。
登場人物たちの年齢が上がった分、内容もアダルトな感じになっています。もちろん過激ではないです。

上巻で謎だった部分が、下巻では解き明かされていきます。
解き明かされると、不思議だと思っていた部分はストンと納得することができました。

オカルトちっくな部分があったりと、上巻よりも内容が詰まっていて先が気になっていきます。
何が起こるの?どうなるの?という気持ちが止まらないです。

おおむね大満足な物語でした。
ただ個人的には、ようやく報われたムロが幸せな気分を味わっているところが見たかったなあと思いました。

3

『なりました』の意味は。

上巻からムロがわからないなぁと思っていたのですが、こちらでなるほどと思いました。

蘭は、相変わらず可愛いし素直な性格です。
だけど、成長してますよ~!
蘭の魅力は、素直なところですが加わりました。それは、これだと思うとのめり込むところ!
蘭と餡エピソードは、かなり面白かった。蘭が小豆をたくさん買って、ひたすら餡を作る場面が好きです!
蘭の作る餡は、とても美味しいんだろうな。
ちゃんと、蘭が調理の勉強をしたいと自ら決めて勉強しているのは、ほんと成長していると読んで嬉しくなります。

さて、ムロ。
うーん、なかなか彼の抱えている事は重かった。愛を求めながら、拒否されたくない。相手をしつこく追いたくない。そして、ずっと大切な存在である蘭を離したくない。
ムロは、傷つくことを恐れている。

で、ムロの抱える悩みと関連してオーストラリア留学エピソードが出てくるのですが、シャーマン的なおばあさんのマギーの事は何でかなぁ?
蘭は素直で、チョロく見えても実は強い。ムロは、強く見えても根っこは脆い。ムロの脆さをこれでもかと見えてくるエピソードは、ちょっと切ない。
このムロが、明るく素直な未来に進むには蘭が不可欠だったんです。
ムロを本来の道に導くために、マギーがスピリチュアルで関わって来るのです。うーん、マギーの存在は超常的でこの『なりました』の世界では異質に感じました。

まあ、蘭もムロも互いに望む事に着地出来たので良かったのですけど。

ちゃんとハピエン。『なりました』後の2人が楽しみを共有しながら、互いを大切にして生きていけると良いなぁと思いました。


2

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