恋の終わらせ方は人それぞれ。さて、このふたりの場合は――?

地獄行きバス

jigoku iki bus

地獄行きバス
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×218
  • 萌14
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
18
得点
237
評価数
60
平均
4 / 5
神率
40%
著者
明治カナ子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784812474068

あらすじ

「6月に同僚と結婚する」

突然、同棲中の修から結婚報告されたカンちゃん。別れを切り出すと、修はカンちゃんと別れるつもりはないと言い出す。どうしても別れたいならば…と修がカンちゃんに出してきた条件は“一週間、ふたりで旅行に行く”だった――。

この幸せが消える前に何度も何度も愛し合おう。
感受性豊かな登場人物たちが織り成す大人気シリーズを収録!!

(出版社より)

表題作地獄行きバス

必要最低限の無頓着 修
捨てられないこだわり派 カンちゃん

同時収録作品夜の女王/ひみつのはなし/未来には

貴志 従兄弟の輝をストーキング?
ヒラ デリヘル少年

その他の収録作品

  • あふれそうな家(表題作と同じCP)
  • 夏の夢(表題作と同じCP)
  • なにもいらない(表題作と同じCP)
  • あとがき

レビュー投稿数18

寛ちゃんと修/貴志と輝とひら

エッチングのような線描で、味わいがある絵。
恋の終わらせ方についての2シリーズ。

寛ちゃんと修の恋愛日誌みたいな話。----
★地獄行のバス
「生粋のゲイ」と確認したのに、その恋人が女性の同僚と結婚することになった。
でも、カンちゃんとは別れない。
二股かけてほしくないなら、一週間旅行に一緒に行こう。
・・・と提案をうけて、二人で温泉に行くことに。修と初めての二人旅。
かんちゃんが女に恋人を奪われるのは、4回目。
・・バイと知らずに付き合って、同棲してすこしずつ家具をそろえていったのに、と泣くかんちゃん。
なんだか、修が奇妙な雰囲気。ひょっとしたら、サプライズがありそう、と思いながら読み進むと・・・
修の気持ち「インテリアよりも深く自分に執着してほしい」
かんちゃんの気持ちを確かめたかったのでした。
面白かった。

★あふれそうな家
修の親戚は裕福。貰った贈物は、質草になりそうな高価なブランドものばかり。
修の母親は、捨て魔。修も、物を置かない主義。だから物と思い出が結びつかない。
カンちゃんは、買い物好き、捨てられない性格で物が溢れている。
カンちゃんが、別れた元カレと遭遇して・・

★夏の夢
かんちゃんが高額品を購入した日は、いつもと違う。
犯っちゃいましたという顔。

★なにもいらない
修は料理好きで上手。
かんちゃんは、修になにかいいものをあげたい。
と努力したら、「物欲にまみれないかんちゃんはおかしい」と心配されて・・

貴志と輝とひらくん----
★夜の女王
朝起きたら、貴志の両親は消えていた。
貴志のお母さんが作った絵本「夜の女王」
貴志が、一人暮らしを始めた。

★秘密のはなし
貴志は輝が好き。
アルバイトで雇ったヒラ君は貴志が好き。
輝は、誰かと付き合おうとしているけれど、まだ貴志が好き。
ヒラ君と輝は、同じ高校の生徒。

★みらいには
貴志の添い寝をするために、輝が泊りにくるようになった
ひらくんは、売りを辞めて学校に真面目に通うことに。
輝がひらくんをさがして、貴志は借りを返しに会いに行く
その後は謎。

0

人間の滑稽さ

目次を見ると短編集っぽいですが、単行本の半分は表題のCPです。

◾︎修(おさむ)×カンちゃん
幼少期の母の影響か、モノの執着が薄い修。一方で服マニアでモノへの執着が強いカンちゃん。修が、モノより自分に構ってほしがったりしつつも、真逆な2人は足りない部分を補い合って支え合って生きています。

明治カナ子先生は人間のどうしようもなく滑稽なところを描くのが本当にお上手。エッチシーンが生々しくもあり、また動物的でもあるところが、現実味を帯びていてとても好きです。キラキラした絵柄でないからこその良さ。
同時収録作も、人間の優柔不断で醜悪なところが静かに、かつギラギラ描かれていて大変好き。ひょっとしたら万人ウケするのはこちらの作品かな?

神寄りの萌2
※電子書籍ひかり 白抜き
裏表紙、カバー下無し

1

読んでよかったー

これもよかったー
読後、ため息が出ちゃう。
悪い意味ではなく、良い意味でのため息です。

「地獄行きバス」は、修とカンちゃんの日常的なお話です。
この2人、くっつくまでの経過が明らかにされていないんだけど、友人の紹介みたいですね。
もっとじっくり描いて欲しいなー。
洋服に執着していたカンちゃんが、洋服よりも?修のことを大事にしていく過程がよかったです。

そして、何より同時収録作の「夜の女王」他2編がよかった!
すごく良かったです!!
従兄弟の輝を監視?している貴志とデリヘル・ヒラとのお話。
貴志は輝の事が好きなのかと思いきや、そういう好きではないみたい…。
最後は、バラのアーチをくぐってヒラを迎えに行くところがすごく良かった!
胸が熱くなりました。

とにかく、読んでよかった一冊です!!

0

地獄行きからsweetな日常へ

表紙を一目見たときは左の黒いジャケットの男子が幼く見えて、ショタとの破滅的な話なのかと思いきや、大人男子二人の素敵ラブ。修(右)とカンちゃん(左)に超萌えました。
カンちゃんは根っからの服好きなアパレルのバイヤー、ガタイのいい修は割とイケメンだけど服には無頓着な整体師。二人はゲイで、同棲していて、うまくいっていたようなのに突然、修は結婚すると言い出した。
「結婚するけどカンちゃんとは別れない、別れたいなら一週間俺と旅行して」
修は上機嫌でもカンちゃんの気分は最悪、こんなふうに表題作「地獄行きバス」は始まります。いきなり結論を言うと修の結婚は嘘。「服だけじゃなく、もっと俺にも執着してよ」と、要するに愛情の再確認のような感じなのですが、短い話にも関わらず私は異様に惹きつけられました。
 続く「あふれそうな家」と「夏の夢」、「なにもいらない」が修とカンちゃんの話。
読んでいく毎に二人の魅力が増していきます。カンちゃんの服好きなあまりに捨てられないエピソードはかなり面白く、修は男らしくい上に育ち良さ気な感じなところも何気に伝わってきて。
特に劇的な出来事は起こらない、一組のゲイカップルの日常を描いたものですが、読んでいて気分がふわふわしてくる感じでした。この萌えは何なのだろう?
後半半分は「夜の女王」編。こちらは少し落ち着いた感じで、貴志とヒロ君が良かったです。

1

甘々な二人。

「地獄行きバス」電子書籍の立ち読み版を見て続きが気になりレビューを見てから購入しました。

しかしタイトルから受ける印象と全く違うのでレビューを見なかった方が意外性を楽しめたかもしれません。
一話目は結末がわかっていてもかんちゃんが可哀想で読むのがきつかったです。
修は「結婚する」って嘘が冗談だったらしくすぐに突っ込みが入るだろうと思ったらしいですが言っちゃダメな嘘ですよね。
かんちゃんが洋服やインテリアにばかり執着していて自分にも執着してほしい気持ちはわかりますけどね。
ただ今回の喧嘩があったからより絆が深まったようで二人の関係を振り返るいい機会になったのかもしれません。

こちらの作品の続きは「ギフト」で見られます。二人のラブラブっぷりがパワーアップしていてそちらも大好きな作品です。

「夜の女王」 こちらも予想外な展開でした。明治さんらしい独特な仄暗い印象のお話です。
親から捨てられてしまった貴志、引き取られた親戚の家の従兄弟輝、デリボーイのヒラが主な登場人物ですがてっきり輝とくっつくと思っていたのでヒラを選んだラストでよかったです。
ただもう少し最後の方をじっくり読みたかったです。 ちゃんとヒラが幸せになれるって安心したかとかなと思いました。

1

笑っちゃうくらいお似合いな二人☆

いや~、いい意味で騙された(笑)
「地獄行バス」シリーズは、価値観も性格もまったく違う二人の恋愛模様を短編で読み進める作品です。
これ…一話目が許せるか許せないかで、今後の作品を楽しめるかどうかが変わってきそうな気もします。
修サイテーという印象から抜け出せない方もいるかもしれません…。
お話事態は一話目以外どれもクスッとしたり、あるある~とか解る
わ~と共感できるような日常のお話。
明治さんの作品には凄く痛いお話もあるので、出だし…実は覚悟しました(笑)
コイツ(修)最低だな!と、カンちゃんが可哀想でプンスカしたもんですが、最後(4編読後)には…なんだよバカップルかよ!可愛いな!!(笑)と私は楽しませてもらいました。
お互いが本当に大好きなんだな~と感じられて幸せな気分にさせてくれるシリーズです。
(エッチがね、本当エッチィですので苦手な方はご注意を☆個人的には幸せそうなエッチで大変満足でした(笑)カバー裏も見てね☆)


「夜の女王」(3編)…評価 萌
“目が覚めたら誰もいない恐怖”
幼少期に親に眠剤を飲まされ、眠っている間に夜逃げされ捨てられた貴志は、それ以来目覚めた時に人がいないことを恐れるようになる。
叔父夫婦に引き取られるも捨てられまいと必死にいい子でいた貴志を思うとツライのですが、内容は凄く重いはずなのにそんなに暗くならずに読める不思議な作品です。
一番症状が酷かった時期に引き取られた先にいた、まだ小さな子供・輝が貴志の発作を抑える薬のような存在になってしまったんでしょう。
執着から輝の成長が嬉しくなかったり複雑な感情を抱えている。
大人になり家を出たけど、相変わらず悪夢を見る為、週末はデリヘルを呼び人肌に安眠を求める貴志。
そんな彼に恋心を抱いてしまったデリヘルボーイのヒラくん。
このヒラくんがまたセツナイ…。
三角関係?それぞれにそれぞれの思いがあります。
最後はそう悪くない未来が待っていそうな、そんなラスト…
私はこの話好きでした(笑)
キーワードはトラウマ・デリヘル・家族愛

1

バカップルとトライアングルラブの二本立て

eBookJapanの無料の販促アンソロ(どえろ男爵号)にこれの第1話が載っていて続きが読みたくなった作品です。
明治カナ子さん初読みで、これと他にもう一冊「惑溺趣味」を併読したのですが、どちらもすごく好きな感じでした。
明るすぎず暗すぎずな独特のトーンも好みです。

こちらには二つのお話が入っています。

『地獄行きバス』シリーズ(全4話)
“地獄行き”なんて物騒なタイトルが付けられてるから仄暗いストーリーなのかと思いましたが、実際はあまあま時々すれ違いのバカップルものでした。
服や家具など物に対する執着心の強い〔カンちゃん〕と、逆に物欲がなくて物へのこだわりも薄い〔修〕の、正反対な二人のお話。
もう少し分かりやすく言うと、カンちゃんは恋人と別れたら貰ったものを全て捨てるタイプ(=物に思い出が結び付いてるから)、修は気にせず使い続けるタイプ(=物に思い出が結び付いてないから)です。
考え方が違うから時々は食い違ったりしつつも相手の気持ちを尊重し合って、尊重するばかりにまた食い違って…みたいな、でも最終的にはやっぱりラブラブ。
理想的な恋人像で羨ましくなっちゃいます。
大きい買い物をすると致した直後みたいなトロンとした表情になって修にそれがバレちゃってるカンちゃんが可愛い。
で、そんなカンちゃんに嫉妬してエッチで更にトロットロな表情引き出して満足げにしてる修も可愛い。
最後の1ページを読み終わって思わず出た感想は、「勝手にやってろ~」でした(笑)

『夜の女王』シリーズ(全3話)
個人的にはこっちの方がお気に入り!
主人公の〔貴志〕と、従弟の〔輝〕と、デリヘルボーイ〔ヒラ〕のトライアングルラブです。
貴志は幼少時のトラウマから一人で寝ることができないので、ヒラをお金で買ってエッチしたついでに朝まで添い寝してもらい、暇さえあればお向かいの輝の家をベランダから覗く生活を送っています。
こう書くとなんだか怖いお話のような感じがしますが、実際のトーンも何が起こるんだろう…という得体の知れない不気味さを纏って進行するので怖いもの見たさの心理で引き込まれます。
ラストは予想外でしたが、結末が分かった上で読み返すと色々見えてくるものもありました。
貴志にとっての輝は精神安定剤みたいなものだったのかな?
輝の家を覗いていたのもストーキング的なものではなく、きっと不安を感じた時に出る無自覚の行動だったんじゃないかなと思います。

エッチシーンが自然体で気持ち良さそうで好みです。
無茶なことはしてないんだけどなんかエロい!

2

夜の女王の連作の方が好みでした。

初めて読んだ明治さんの話は暗くて怖かった記憶があります。そんなに露骨に怖いシーンがある訳でもないのに、うすら怖いのです。
この本もそうかと思って読み始めたら…………あれ?ただのバカップルな話でした。
表題作の連作は表題作以外はほんわかなんですが、出だしのイメージを引きずって何となく心からほんわか出来なかったのが残念。
「夜の女王」の連作が同時収録ですが、こっちの方が絵と話の雰囲気があっていたような気がします。
従兄弟同士の二人がどうこうなると思いきや、従兄弟の代わりに買っていた子と纏まるラストで、この不憫な子が一番好みだったのでよかったです。
幸せな未来があるかどうかはよく分からないですけれど。

1

甘くて驚き。

これは面白かったと。
明治先生のお話って独特だと思ってたけど
これは読みやすい部類だと思います。
BLらしくエロいシーンもそこそこありまして
バカっぷるぽくて甘いというか。

ただ現実味ない話というのではなく
そこはBLっぽい楽しさがありました。

未来にはでは、視点が色々変わるし
ハードな性描写とかもあったりして
いい意味で期待を裏切られたという感じですね。

絵は可愛らしいですが、甘いかつ時々
不思議ビターで萌えました。

3

暗いようで、実は楽天的な世界観なのかも

洋服命のカンちゃんがは、同棲している物欲0の恋人修から女性と結婚すると告げられる。
結婚はするけれどカンちゃんとは別れないという無茶を言う修。
そんなことできない、と拒否するカンちゃん。
どうしても別れたいなら自分と一週間温泉旅行をしろ!という条件を出され、
自分を捨てる男と一週間の旅行に出かける羽目に……

わがままで自己中心的で物が大事だった男が、別れを持ち出されて振り回されて初めて
自分が拘っていたことなんかより、側にいてくれた恋人が大切だった事に気がつく。
そんな風にまとめるとまるで教訓話みたいだけれど、正しくて幸せなだけじゃなく
それぞれが隠し持っている心の中の暗部みたいなものが滲み出ていて、
そこはかとなく不気味さが漂うのがいい。

大物ゲットして、トロ〜ンとエロっぽい顔をしているカンちゃんがおかしい。


同時収録の『夜の女王』の連作。
こちらは、最後が予想外の終わりで驚き且つ萌えました。

一緒の家で兄弟のように育った従兄弟同士の貴志と輝。
貴志は輝に特別な想いを抱いているのだが、敢えて距離を取ろうと道の向かい側に住んでいる。
彼が抱えている心の闇、それを埋める為にヒラくんを買って抱いているのだが……
黒髪萌えなので、ヒラくんを切なくて可哀想に思いながら、違うラストを想像して読んでいたのだが
最後あれよあれよという急展開で、置いてきぼりをくったような感じが面白い不思議な余韻。

もや〜っと仄暗い中を進んで行って、気がつくとほんわり明るいところに居たみたいな
そんなお話二編でした。



5

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う