“俺たちは友達でも恋人でもないペットと飼い主 そういう契約―――” ミステリアス同居生活ラブ!

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表題作醍醐さんちの大型犬(ペット)くん

村田紫貴
醍醐桜人

あらすじ

雨の夜、書籍編集者の醍醐はゴミ捨て場で青年を拾った。名前はシキ。
趣味の料理を振る舞ったところ、
その嬉しそうにゴハンを食べる姿は昔飼っていた犬のようで放っておけない。
“なんでもするから…ここに置いて”

帰りを従順に待つペットとカラダの関係を持つようになって……
頑なに自らの過去を語らないシキだったが実は――!?

謎のイケメンワンコ×料理上手な社畜編集者。
描き下ろしあり。

作品情報

作品名
醍醐さんちの大型犬(ペット)くん
著者
あめのジジ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784832291478
4

(18)

(7)

萌々

(5)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
71
評価数
18
平均
4 / 5
神率
38.9%

レビュー投稿数3

2人でご飯。

タイトルはペットと有りますが、一緒に暮らしていけるパートナーといった意味だと思います。

こちらに出てくる醍醐さん。
カバーではエプロン姿ですが、それもそのはずです。作中には、醍醐さんの作る美味しそうなご飯が登場します!
あめのジジ先生の作画タッチの優しさでしょうか、ご飯が美味しそうで、美味しそうで!
別に豪華なご飯が出てくる訳じゃないのです。豚のしょうが焼きとか、オムライスと小さなおかず。
今、個人的にゆっくりご飯を作っていないせいか、醍醐さんが作るご飯が羨ましい。

そんなご飯を食べるのは、桜冷えする雨の夜に出会った紫貴です。
道端で、誰か拾っちゃうのはBLならではですが、拾われた紫貴も素直な性格でした。

思わぬ2人暮らしから、なんだかんだ近づく2人なんです。醍醐さんはゲイ、紫貴はノンケですけど互いに補うようにセックスもしてしまう。紫貴の抱えた辛さを、どうしていくのか。
与えられた心地よさを、互いにどう返していくのかが2人で一緒に生きていく課題でも有るようでした。

じっくりと優しい恋になっていく作品でした。あと、手作りのおいなりさん食べたくなりました!

2

謎なペットから愛しいペットへ

コンビニ前で倒れている男(紫貴)を拾った男(醍醐)の話。

謎の男だが…実は凄い人物だった!
という内容は珍しい話ではない。
この作品の紫貴も、そう!凄い才能の持ち主なんです。
メンバー内の分裂、紫貴に対しての仕打ち裏切り。そうそうこの展開あるある!と思いながら読んでました。
珍しい話ではないが、この作品の良さは普通の日常なんです!
その生活の見せ場が醍醐の趣味の料理。
しょうが焼きに始まり、オムライス等……
この温かさが良いのです。

BLなので、作中、エッチはありますよ!
でもエッチの描写よりも紫貴と醍醐の生活の中から紫貴が醍醐によって変わっていく、
その内容の方が私にはとても印象強かった。

後半、勘違いですれ違いが起こりますが紫貴と醍醐の気持ち、想いを通じさせる大事なアクシデントでした。

ラストのページは、微笑ましい2人のシーンで締めくくり良かったです。



2

桜の散る雨の夜

雨に濡れ倒れていた青年を拾った醍醐。
行く当てがなくシキと名乗るその男を醍醐はペットとして飼うことになり…

ミステリアスなシキが実は…なところからふたりの関係性が変化していくのですが、いろいろな事があり、心に傷を負い、後ろ向きになってしまったシキが醍醐と出会った事でもう一度前を向き一歩を踏み出せるようになる…。
孤独でもいいと思っていたふたりですが、お互いを必要として慈しみ合う存在になっていきます。

醍醐の手料理のあたたかさと、桜と雨の叙情的な描写と、シキと醍醐のそれぞれの心情のせつなさが絡んで胸がぎゅうっとなり、あの卵パックの一コマで目頭が熱くなりました。

シキと醍醐が再会するシーンで、シキがチョーカーをつけているのが1話の首輪と重なって見えて勝手に感慨深くなるという(笑)

ただ、醍醐の元カレがクズ過ぎでちょっと無理で、最後野放しな感じで流れてしまったのが若干モヤリ。
ですが、シキの顔面はもちろんハイレベルで、醍醐も美人ですし、ウユや聖司と登場キャラみんな美形で目の保養になりました。

1

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