アスク・ミー・ホワイ

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アスク・ミー・ホワイ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神39
  • 萌×211
  • 萌1
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
17
得点
244
評価数
57
平均
4.4 / 5
神率
68.4%
著者
古市憲寿 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
雲田はるこ 
媒体
小説
出版社
マガジンハウス
レーベル
発売日
電子発売日
ISBN
9784838731114

あらすじ

今年No.1ロマンチック・ストーリー
装画は雲田はるこさん。

過去はね、変えられるはずなんだよ。
もしかしたら、未来よりもずっと簡単に

初めて港くんと会ったのは、大寒波が到来した冬の日だった。
港颯真・元俳優。写真週刊誌のスキャンダル報道によって、彼は、
少し前に芸能界から姿を消した。
ヨーロッパの街を転々としていたようが、
ここアムステルダムに住み始めたという噂は本当だったのだ。

初めはブルーやグレー、
途中から淡いピンクが重なったり。
彩りはあるけど、虹色と括れなくて、
すごく好きな世界でした。ーーー乃木坂46 高山一実

心も、身体も、酒も、誤解も。
溶け始めた瞬間が、最も艶めかしく、
意識の奥底を温める。
この物語には、人々の瘡蓋を溶かす、
蒼い陽射しがある。 ----リリー・フランキー


表題作アスク・ミー・ホワイ

(仮)港颯真,27歳,元俳優
(仮)ヤマト,アムステルダムの日本料理店勤務

同時収録作品アスク・ミー・ホワイ

金髪の外国人男性,ベーシスト
港颯真,27歳,元俳優

レビュー投稿数17

読後の余韻が心地いい作品

BLを読みだしてからBL小説は購入しても中々読めていなかったのですが、
今回ミーハー心が疼いて電子ストアで試し読みをしたところ、
もっと読みたいと購入に至り、そのまま読む手がとまらず一気読み…
幸せな余韻の残るステキな作品で、ドキドキもキュンもエロもあるBL小説で驚きでした。

時折差し込まれる毒舌やイジワルな文章を読んでいると、
古市さんの顔が薄っすら浮かんでしまうのは個人的にマイナス要素でしたが、
可愛らしくてロマンチックな描写の数々と、
毒舌だけで終わらない情を感じさせる表現の上手さに、作者の印象が少し変わったかも。

蓮の葉シーンと、裏表逆のTシャツシーンは萌えたなぁ…こんな描写をもっと読みたい。

これを機に、今までまとめ買いして積んでいたBL小説を読みたくなりました。

取っ付きやすくて読みやすい文章なので、
今までコミックしか読んでなかった方にも是非読んで貰いたい作品です。

雲田先生の画が作品のイメージそのままで、ほんとに表情が素晴らしい。
コミックでも読みたいなぁ。

12

ほろ苦く、優しく、爽やか

私は普段あまりTV番組を見ないため、大変失礼ながら著者様のTVでの発言等を存じ上げませんので、純粋に作品を読んで感じたものしか分かりません。

こちらの「アスク・ミー・ホワイ」という作品。
ちるちるにBL小説として登録されていて驚き。
確かに、内容的にはBLど真ん中。
ただ、個人的には恋愛小説でありながら、一歩前へ進むための勇気や、誰かを大切にすることの難しさをメインに描いたお話という印象が強いかなと感じました。
良い意味でジャンル分けは不要だと感じる作品だったというか。
どう受け取ってもいいと思います。
好きになった相手が同性だった。ただそれだけ。
ちょっぴり苦くて、優しくて、爽やかな恋を描きつつ、誰もがほんの少しの勇気で前に進めるという、前向きなメッセージ性もある素敵なお話。
とても好きな雰囲気の作品でした。すごく優しい。
きゅんとするロマンチックさもありますよ。
カバーイラストとシンプルな装丁も作品の世界観にぴったりだなと。
男性が書かれたお話ならではなのか、性描写ひとつでもBL小説ではあまり見かけない表現があったりもして面白いです。
普段からBL小説を読まれている方にもおすすめですし、普段あまり小説は読まないという方も読みやすい文章だと思います。

主人公の「僕」こと、ヤマト視点でオランダを舞台に語られる物語。
かつて交際していた女性と共にアムステルダムに移住をしましたが、浮気をされ別れて以来、希望も夢も特になく「なんとなく」で日本料理店で働きながら日々を過ごしているヤマト。
ある日偶然、ドラッグ使用・ゲイ疑惑のスキャンダルによって芸能界から姿を消した、元俳優の港颯真と真冬のアムステルダムで出逢うことになる。

ビー玉のようにきらきらと輝くような、ヤマトが知らなかった、知ろうとしていなかった世界を見せてくれる港颯真という美しい人。
ヘテロセクシャルの男性が、ゲイセクシャルの男性と過ごす内に親密になっていく。
内容を述べるのならば、この一言で終わってしまいます。
でもですね、このシンプルな展開を丁寧に、繊細に描いているのがすごく良いんですよ。

はじめに、あまりBLとは思わずに読んだと書きました。
それはなぜかというと、ヤマトが"同性の港"ではなく、港颯真という個人に惹かれていく描写が多かった事と、愛情や信頼関係が深まる様子がごく自然なものだったからなのかもしれません。
◯月◯日と、日記のように港との日々が綴られる文章が、2人の心の距離の縮まりをより自然で身近に感じさせてくれている気がします。
読者も同じ歩幅で一緒に歩いているような感じ。

ヤマトと港という、生まれも育ちも生きて来た環境も異なる2人が、会って、話して、食べて、お互いを少しずつ知っていくうちに、気が付けば信頼のおける大切な人となっていた。
この関係がなんなのかについてはっきりとは書かれていません。
おそらく恋人関係となったんだろうなと思うのですが。
僕はあなたが、俺はきみが好き。
無理に何かの枠に当てはめなくても、物事というのはそんなシンプルな言葉だけでも十分なのではないでしょうか?

そして、恋愛面だけではなく、心の成長と意識の変化がしっかりと描かれていたのが良かった。
人は自分で気付くことでしか考えを改められないかもしれないけれど、少しの気付きで過去は未来よりもずっと簡単に変えられる。
自分がどう物事を解釈していくかによって世界の見え方は変わってくる。
確かにその通りだなと、ストンと胸に落ちて来る言葉でした。
ヤマト視点で語られるので、自分とは正反対の性格の港と出逢って以来、彼から卑屈さがなくなり、少しずつ成長していく様子が爽やかで気持ちが良い。
気持ちが前向きになり、真っ直ぐ港へ向き合おうとする姿に成長を感じる。
一方の港は、一見華やかで奔放だけれど、内に複雑なものを沢山秘めていて。
時折港が口にする、スパイスが効いた皮肉めいた言い回しや表現が好きでした。
数多くの人から裏切られ、だめだと分かりながら薬物に依存し、助けを求めていた臆病で孤独な優しい人。
上っ面だけの友人や知人、お金。
彼にとって本当に必要だったのは信頼出来る人ただ1人だったのかも。
ヤマトと暮らすようになって、自然とドラッグをやめていた港は心安らげる場所が欲しかったのかななんて。

作中の「愛の言葉と言い訳は似ている」という言葉がとても好きで。
わざわざ「好きだよ」と口にするのは、好きじゃない可能性を否定するため。
世の中には無数の可能性が潜んでいるからこそ、今相手に伝えたい言葉。
つまりは、どうしようもなく今あなたが好きだということ。
なんだかすごく優しい解釈だなと思います。
作中にある、他の小さなエピソードのひとつひとつも優しいんです。
この関係がいつまで続くのかは分かりませんが、これからも2人はきちんと言葉で気持ちを伝え合うのでしょうね。
夜でも朝でもない薄明の中で、2人の世界が動き出していく。
ミカンと桃がほのかに香る、誰かを好きになる幸せが詰まった作品でした。
舞台描写も細やかなので、アムステルダムの街で暮らしているかのような気分にもなれますよ。
食事の描写もかなり丁寧です。

この作品にこのタイトルを、そして、港の鼻歌にタイトルと同様にビートルズのアスク・ミー・ホワイを選んだ古市さんのセンスの良さが素晴らしいです。
作中に湊からヤマトへの「好き」の言葉が少ないなと感じた方は、ぜひ歌詞を調べてみてください。
あとで曲の歌詞を調べたヤマトが一体どんな表情と気持ちになるのかを思わず想像してしまいますね。

11

素敵な異国情緒溢れるBL

安心してください。非BL表示にはなってますが、内容はガッツリBLです。しかもかなり後味の良いタイプの。生々しいエッチシーンはないけど好きになるまでのキュンキュンとかとても丁寧に書かれてます。これを男性が書いたとは…男性の方が繊細な部分があるかもしれないですね。

私作者のファンになってしまいました。テレビで辛口コメントしてるだけの方じゃなかった。インテリの書いたBL小説って感じでした。多分何冊かBL小説読んで研究されてたと思う。もしそれがなくてこれが書けるなんて相当センスあるよ。腐女子狙いなんて言われてて、もしそうだとしても丁寧に書かれた薄っぺらくない素敵な物語だと私は思います。

真冬のアムステルダムを舞台に物語は始まるんですが、平凡なノンケ主人公が元芸能人の美しいゲイに恋していってしまうストーリー。好きだったのは主人公が運河に落ちそうになったシーン。あそこで2人の何かが始まったロマンチックな場面だと思います。あと主人公のヤマトが優しいけどちょっと卑屈な所もある子で、でも人間誰しもこんな所あるよねって所々で共感できました。逆に自由奔放な港君もとても魅力的でした。

あと日本を離れた元俳優…あの有名な彼の影が頭にチラつきます。古市さん芸能人の友達多そうだからゲイ友も普通にいそうだなってリアルに感じてしまいました。主人公が料理人の設定なので出てくるちょっとした料理の描写がとても美味しそう。ご本人チョコが主食とか言ってたのでちゃんと調べたんだろうな。参考文献が最後にあったから。

雲田はるこさんの装丁も最高。表紙もいいけど裏表紙もとても良い。いとしの猫っ毛と同じ作家なのでこの作品の2人もリバが似合うと思ってしまいました。猫も登場するしね。さすがに中の挿し絵はなかったけど大満足でした。買って良かった!

※追記…非BL表示が外れてました。BLレーベルではないけど展開がもうBLですから。一般文芸とBLカルチャーのいいとこ取りみたいな小説です。

7

アムステルダムでキュン死

いや~、やられました。。古市氏ってキュンのわかる社会学者だったんですね。
雲田先生でコミカライズされないかしら?と思えるくらいにBLでした。

恋人と別れ、やりたいことも見つからず、鬱々とした日々を送るヤマトと薬物報道がきっかけで芸能界を引退した元・俳優の港が、アムステルダムで出会って始まるやっさしーい恋愛小説です。

冒頭でミスリードしてしまった私には、いい意味で裏切られる結末でした。
港とヤマトの格差にハラハラしたのは私だけなのでしょうか。港くんの超さびしがりやさんで奔放な感じが危うげで、どっかで出奔するか、勢いで死んじゃうんじゃないかな(!)とか、無駄に心配しちゃいました(^-^;

港が身に着けるお洋服のブランドや、ヤマトが作る料理の具体的すぎる描写にイマジネーションを刺激されました。とにかく、彼らの日常を彩る様々なものが視覚や臭覚にうったえてくる、情報量の多い作品です。特に、港はそのルックスや香水から描写される場面が多くて、そのことが港を官能的な存在にしていると思います。

どう見ても恋愛はじまってるやん!なのに、一線をひこうとする二人の様子が切なくてたまりませんでした。試行錯誤の結果、「(男とか女じゃなくて)俺は君が好きで、君は俺が好き」と腹をくくるところが、もうBL味強め、というか、そのパターン好きなのでもってかれました。「セックス失敗しても気まずくならない関係」、もう最強じゃないですか。

社交的な自信家に見えて超繊細な港と、何事においても踏み込む勇気も自信ももてないヤマトが、戸惑いながら一生懸命に、そもそも生じている”誤解”を解こうと試行錯誤し、互いの欠点を補いあえる存在、かけがえのない存在に発展していく過程が尊いです。

タイトルになっているビートルズの曲を知らずに読了した私は、港の気持ちを確信しきれなかったんですが、その歌詞の意味から、ヤマトに対する想いを知り、やっと安心することができました。

互いの存在にそれぞれの居場所をみつけた二人が、その後どうなっていくのかも見届けたい気分です。


6

二人の関係性を示すセリフに撃ち抜かれた

一週間くらい余韻に浸りたい、なんかもうめちゃくちゃに泣きたくなる作品だった。

主人公のヤマト目線で語られる一人称小説で、独り語り感が強い文章。柔らかく繊細な描写で入り込みやすく、作品世界に没頭すると時間の流れがゆったりしているように感じる。リアルと二次元の融合具合が独特で、世界観の構築が素晴らしかった。

冒頭から時事ネタの羅列で雑念が入りそうになるが、たぶん自身の中に在るこの雑念もこの作品を読む上で必要な要素なんじゃないかと思う。まさに“今”だから出てくる意見が多くあり、鮮度が高いが普遍的でもあると感じた。

ヤマトは気の毒になるほど気を遣って異国の地で生きている。対する港は、最初はよく分からない。だがセリフは論理的と見せかけておいて屁理屈を織り交ぜ、軽い毒を吐く。そこから推察する精神状態は、少々荒んでいたんじゃないかな。港につられたのか、一緒にいるときのヤマトのモノローグは皮肉が分かりやすかった。
そこから交流が深まるにつれ、港のセリフはポジティブなものばかりになっていく。ヤマトのネガ思考を、視点を変え発想を転換し前向きな解釈を述べる。ヤマトもまたつられるようにして、考え方や物事の捉え方がプラス方向へと変わっていった。

非BLカテだが、ヤマトは後半かなり恋愛脳に近い状態で、ずっと港との関係性に悩んでいる。ベッドシーンまであるのには驚いたが、その翌朝に港から与えられた答えで撃ち抜かれた。
「セックスに失敗しても気まずくならない関係」
!!!
関係性を示す言葉で、今までで一番衝撃を受けた。もう言葉にならない。すごい。

最後まで読み終わり、再度序章を読む。初読み時は悲恋の匂わせかと思われたそれが、その先の幸せが見える独白に変わっている。
ラストの歌の歌詞、うっかり調べて涙腺が決壊した。

4

表紙絵とマッチするような儚さを持つ内容

読んだあと悶絶しました。
冒頭は特に何の変哲もないストーリーでしたが、後半から怒涛の萌でした。   
特に、旅行から先のシーン!
作者さんがtvでも活躍されている有名な方だったので暇つぶし程度に読みましたが、なかなかハマれるストーリーで、つい、読む手が止まらなくなってしまいました。
イラストも雲田はるこ先生の仕上げということでやわからな物語にマッチしていてイメージが容易に湧くと思います。個人的には好みのお話でした。

4

アムステルダムの恋

BLじゃない本を探していて、カバー絵が素敵すぎて買ってしまった作品です。

個人的に冒頭で結末を匂わせるような描写がある書き方はそれに捕らわれて好きじゃないのですが、切ない思いを持って読み始めました。

薬物スキャンダルとゲイ疑惑で芸能界を去ったイケメン俳優の港と
彼女とアムステルダムに移住して相手の浮気で振られたレストラン勤務のヤマトがだんだん恋をしていく過程が素敵でした。

ヤマトは、大学入試からずっと思い通りにならない人生に後ろ向きで、同棲していた恋人をイケてないオヤジに寝とやれたことを恨みに思う根の暗そうな青年というイメージでしたが、港と出会ってからの心情が恋する乙女チックでかわいらしかったです。

ちょっといいレストランで待ち合わせたときに、ブラックスーツで現れた港を見たヤマトが胸きゅんした後に、ほかのパーティーのために装ったついでだったと知ってがっかりしてしまうところなんて、もう恋だよね、無自覚だけど…という場面に読んでいるこちらもキュンしました。

後半で、新しいことに踏み出すのに躊躇するヤマトに対して港が言った言葉がいいなと思います。
「同じ才能を持った二人がいたら勇気のあるほうが勝つ」というもの。
才能があるかどうかわからないけれどそれがわかるのは動き出してからなのだから勇気を出して挑戦したほうが勝ちだというのを心に留めておきたい言葉だと思いました。

4

異国の地で己と向き合う二人の、再生と共生の物語…

 いわゆる「BL」作品ではありません。多くの商業BL作品が有するようなエンタメ性や、過激な性描写はありません。これは文学です。
 舞台はオランダ、アムステルダム。美しい異国の地で出会った二人の、お互いに向ける友情とも恋情ともとれる想いや、はっきりとしない彼らの関係性にもえる作品です。
 そして是非、読み切った後に「アスク・ミー・ホワイ」について考えてみてください。題名に秘められた仕掛けに気づければ、いっそう物語の世界観に引き込まれることでしょう。

3

映像化して欲しい作品

あの古市さんが書く恋愛小説ってどんなの?
表紙が雲田はるこ先生なの?
めっちゃ気になるやん!って事で買った、のに積んでた本。
やっと読んだら、めちゃくちゃいい話じゃないかーーーー!泣いてしまった。

薬物疑惑で芸能界ドロップアウトした若手俳優 港くんと
付き合ってた彼女にオランダ移住しようと言われてついて来たのに、浮気されてここに居る意味見失ってるヤマトくんのお話。
あるキッカケで2人は出会って積極的な港くんのおかげで急速に仲良くなっていく。
港くんはゲイ、ヤマトくんはノンケ。
だけど、キラキラ芸能人オーラのある港くんに
ドキドキしっぱなしのヤマトくん。
一緒に居ると楽しいし、バイトあるのに港くん優先して当日欠勤してしまう事しばしば。
この気持ちは、恋愛的な意味じゃないって何回も自分で確認してる。(不安になってる時点でラブの意味で好きだよ)

セレブと一般人の非日常なストーリーって
ふと、ローマの休日みたいじゃね?って今思い浮かんだ。身分違いの恋的な。
切なさは同じだけど、このお話の結末の方が未来がある感じで私的にすごく好みでした。
反響によっては、続編もと言われていたそうで是非続き書いて欲しい。

古市さん、ワイドショーに出られているだけあってその体験や感じられた事をお話に組み込まれているのかなって思いました。
あと、他の小説に比べて時事ネタや固有名詞、作品名、ブランド名がとっても出て来たのもびっくりしました。確かに、どんなブランドを身に付けてるかでキャラクターがわかりやすくなったり、曲名でイメージ膨らんだりするかぁーと思ったり。
読んだ後に、ビートルズのアスク・ミー・ホワイ聴きながら歌詞見て更にジーンときました。

映画化してくれないかなー。
めっちゃ観たい。
勝手に港くん誰がいいかはもう考えてます。

3

どこか遠くの世界での、彼らの幸せを願っています

作家さんと作品テーマが気になって読みました。
ヤマトの目線で紡がれるアムステルダムの街並みは、行ったことのない場所なのにどんな風景か想像できてしまう、そんな文章でした。

このような言葉で表現するのはあまり良くないと思いますが、ヤマトくんはとても日本人らしい日本人の青年です。
偏見の目に晒されることを恐れ、自分が人を傷つくことを恐れ、また傷つけられることを恐れる。
アムステルダムという土地で1人逞しく、とまでは言いませんが彼なりに自分の人生に言い訳をしながらも努力をして、1人のありふれた、普通の日本人(異国の人間)として生きていました。
そんな彼の目の前に現れる湊さんは、職業柄もありますが、彼に無いものばかり持っています。
でもそんな彼にもないものは沢山あります。

お互い自分自身に不満があって、それでも言い訳して、そうやって言葉を交わして、少しずつ距離を詰める。
空気を読む、察する、を美徳とする日本において、言葉の大切さがすごく伝わってきました。

非BLということで商業BLをメインジャンルにしている人には少し手を取りづらい作品かと思いますが、買って、読んで絶対損は無いです。

アムステルダムという、想像もつかない異国で過ごす、彼らの日々をぜひ読んでいただきたいです。

2

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