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いびつなボクらのカタチ(上)

ibitsu na bokura no katachi

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表題作いびつなボクらのカタチ(上)

沢田伊吹
介護職員,シングルファザー
阿部佑真
ピアノ講師

あらすじ

年付き合って、生涯を共にしたいとまで
考えていた彼氏に、置手紙一つでフられた佑真。
自暴自棄になり行きずりの男と身体を重ねた翌朝、
実家で一人で暮らしている母親が転んで怪我を
したという報せが入る。慌てて実家に帰ると、
そこには見知らぬ男・伊吹が!!
ところが彼は、介護士の仕事をしながら
男手一つで娘を育て、偶然町で出会った母のことを
気にかけてくれていたらしい。
しかもその彼の娘というのが、佑真が教えている
子供向けピアノ教室に通う生徒・舞花ちゃん
だったことが判明!! 母のことを
「おばあちゃん」と呼び、かなり懐いている様子だ。
お互いに片親同士であるということもあって、
その日から家族ぐるみの付き合いが始まって…!?

作品情報

作品名
いびつなボクらのカタチ(上)
著者
見多ほむろ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784199608452
4.5

(278)

(184)

萌々

(63)

(22)

中立

(7)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
19
得点
1245
評価数
278
平均
4.5 / 5
神率
66.2%

レビュー投稿数19

健気でかわいい舞花を中心につながっていく

作者様買いです。
ストーリーに深みがあって、舞花ちゃんがかわいくて、家族とは、血のつながりについて考えさせられ、とても好きな作品となりました。

伊吹
佑真

佑真は7年も一緒に暮らしていた相手に、置き手紙一つで別れを告げられる。
このことは深い傷となってずっと心に残っている佑真。

伊吹に一緒に暮らしている舞花がいる。この舞花が可愛いくて、頼りになる。おませな舞花に心鷲掴みにされました。
舞花の言葉は、正直に自分の願望を突きつけてきて、ストレートなだけに、大人の心を動かす。
一方で舞花は伊吹の弱さをよくわかっていて、子供ながらそこだけは気を回していて、少し切ない。
でも絆の強さを感じる。

佑真は自分の心に芽生えた伊吹への気持ちを隠して、家族ぐるみの付き合いをしていこうとする。
伊吹も少しずつ気持ちの変化に気がついていく。
家族という形、それぞれのつながりが交差して、そしてその背景が少しずつ見えてくる。
下巻が楽しみです。

0

No Title

良い話だった

0

限りなく星5

じゃあ素直に満点つけとけよって感じなんですが。

まず、上下巻まとめての感想かつかなりラストのネタバレありということをお断りしておきます。

満点にしない理由も、満点に等しい満足感も、理由はリアリティです。

しつこいけどホントにネタバレします。

舞花ちゃんのお父さんが余命宣告された身だったこと、そしてその前に亡くなったこと。

これ、せめてどっちかにしてほしかった。
最期まで闘病しきるか、健康だったのに事故に遭うか。

中途半端にここで女性が絡んだのも、訪問医療を受ければよかっただけなのでちと納得いかない。
細かいこというと、がんといいつつズキンと胸を抑える描写も違う表現にしてほしかった。

反面、余命がわかっているから彼は伊吹くんにきちんと手続きを経て残せるものがあったし、残されたものがあっても心身ともに大変な介護の仕事をしている伊吹くんの不器用さ真面目さもより輪郭がはっきりします。
そこはわかっちゃいるけど。

また主人公2人が気持ちに正直になるきっかけは舞花ちゃんの事故未遂、そこには父親の事故死との重なりも大きかった。

必要な要素だったとは思うのですが、ちょっとだけこの物語の中では舞花ちゃんの父親だけが設定詰めこみの「漫画の要素としての存在」感を強く感じてしまいました。

そのリアリティ不足にすこしの不満です。

ただ、悪く言えば彼は主人公の過去の男でもあるので、やたらリアリティある存在感を発揮されても困るのもたしかで…。

佑真さんのお母さんも漫画的キャラですが、こちらは親子関係といい恋人関係といい、はっきりと関わってくるわけではなく、まして主人公たちに恋愛的からみはないために割りきれます。

とはいえ、舞花ちゃん父には不満で佑真さん母には納得なのもけっきょくは私個人の好みとしか言いようのないことですが、そこでどう感じどう星をつけるかは自由ということで。

一方で、身寄りがなく信頼できる他人に子どもの人生を預けてしまう、血のつながらない親子、こういうのはきっとわりとどこかではあることだろうなと妙にすっと入ったのは自分もマイノリティながらたいへん自由に生きているからかもしれません。

そして主人公ふたりが、気持ちが通じ合い互いに互いを守る存在と考え、子どもの舞花ちゃんもそれを望んでいながら同居はしなかった事実。

ここにこの物語のリアリティがあるとも感じました。

このあたりもくどくどと2人の選択の理由は語られません。

BLマンガだとストレートもゆるっと掘ったり掘られたり、あげく子どもがいようがさくっと同居もありがちなのですが、伊吹くんは年齢的には高校生で舞花ちゃんのパパ、これだけでも世間の目を考えるし、佑真さんとの年齢差、パパふたり、実は娘は他人、これだけ重なると別居は正解だったように思います。

ここで別居を選択できる冷静さは、そこまでケンカ親子や自由で行動力と理解のある子ども、泣き虫で寂しがりな主人公をさんざん描いてきたあとに際立っていました。

佑真さん親子も他人だったこと、2人が別居だったこと、ここは本当に極限まで無駄をそいだ表現で済まされてしまう。

そこに感動しつつ無粋なまでに長文を書いてしまいました。

この情熱で星4ってウソやろという気分です。

1

色々なカタチ

上巻はまだまだこれから、、、なのですが、ピアノ講師の佑真はゲイで、付き合って一緒に暮らしていた彼からたった一枚のメッセージで別れを言われてしまう。
何が原因だったのか分からないまま、仕事に打ち込む事で忘れようとする。
そんな時に、実家の母がシングルファザーのお子さんと仲良くなり、その子の父おや、伊吹が介護関係の仕事だからと家族ぐるみでの仲になる。

息吹に好感を持つも、子持ちの父親という事で、力になろうとするが、あくまでも相手はノンケ(だろう、娘もいるし)だからと理性で踏ん張るんです。
ふぇも、育児が大変なことはわかるし、少しでも負担は減らしたいと思いながら。

普通の男女なら、サポートしているうちに恋愛感情が芽生えても未来を描いたり、真っ直ぐ思い続けることに抵抗が無いかもだけど、ゲイであるが故にツラい…
ある日、佑真が酔って仲間に誘いをかけるんですが、そこには伊吹が。

伊吹の思いと佑真の思いが繋がるかと思いきや、佑真は踏みとどまってしまい…
あぁ、下巻が楽しみ。

この作品、うまく切なさや、子供の親としての立場や、自分の親や…という環境がリアルでイメージしやすく描かれています。
こういうのをドラマ化して欲しい。

0

名作の予感!でもまだ上巻では…

読んでて名作の予感がジワジワするけど、まだ上巻ではなんとも。
というか巻頭でネタバレ?結果?になってる?

なんとも主人公が気の毒で。幸せにこのまま生涯暮らしていくと思っていたのに…。しかも!これは酷い(泣)

年老いた母とご近所の父子親子の関係はとっても微笑ましいですね。
そこに自分では絶対にできないことをしてくれている伊吹にコンプレックスを刺激されて、また良いなと思った深層心理からか変な夢を見てしまい。

過剰なまでに不安がる伊吹によかれと家族ぐるみで過ごしたら、伊吹を追い詰めてしまったようで…。

それは何を?伊吹も主人公を好きになってしまって?子供にバレたら?
下巻を読みたいような、また辛い事実を知るのが怖いような。

0

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