こんな中年に、君…どうかしてる

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偏屈小説家は恋に色づく

henkutsu shousetsuka wa koi ni irozuku

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表題作偏屈小説家は恋に色づく

寅井蘇鉄
36歳,庭師
紀里谷耕介
46歳,小説家

同時収録作品ストロベリー・ショートケイク

大國
外資系企業の役員
真清田
外資系企業の役員,元恋人

同時収録作品8人目の花嫁

バウマ
旅人行商人
カルカダン
大富豪

同時収録作品ブライトンで逢いましょう

ジェイデン
医者,結婚4年目の夫夫
カイル
本屋カフェ経営

その他の収録作品

  • ウェルカムバック、ダーリン!
  • ふたりの庭は冬に色づく(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

スランプ中の小説家・紀里谷耕介(きりや こうすけ)は、人間嫌いで人見知り。そんな紀里谷の家に、庭師・寅井蘇鉄(とらい そてつ)がやってくることになった。派手でヤンキーみたいな見た目の寅井は、紀里谷がもっとも苦手とするタイプ。そっけない態度を取る紀里谷だったが、寅井はあっけらかんとした態度で偏屈な紀里谷の心を開いていく――。

作品情報

作品名
偏屈小説家は恋に色づく
著者
やん 
媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784815501488
3.8

(70)

(18)

萌々

(29)

(19)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
266
評価数
70
平均
3.8 / 5
神率
25.7%

レビュー投稿数8

恋はいいよね‼️

やん先生のイケオジが大好きです。
でも、今回、イケオジ?こじらせオジ46才、作家と、おじさんと言うには若い(世間的にはおじさんなのかな)、ムキムキボディの庭師36才。やん先生のフェチがあますとこなく入っているのではと思います。ムキムキで男臭い感じだけど、色気があるのは、やん先生から。全部がそのお話しではないところが寂しいので、続編希望です。

8

大人の恋愛が大好きな方に神推しです!

やん先生のキャラクターは肉体美がこれでもかっ!というほどみっちりつまっているのが素晴らしすぎます…!
ミドル世代でここまでの色気が紙面から醸し出されてくるのはもはや神なのでは??
ストーリーも緻密に描かれていてご実家造園業でいらっしゃるのかと思うほど自然な流れで庭の剪定作業が展開されていくのが素晴らしかったです!雲を模したデザインの所はグッときました(どこの事かは買って読んで下さい!)
紀里谷先生と蘇鉄さんの恋もコミカルに進展していくのが微笑ましかったです(*´v`*)
ぐいぐい懐に入り込んでいく大型猫のような蘇鉄さんと押され気味だけど段々心地よくなって絆されていく紀里谷先生の大人の恋愛を是非堪能して頂きたいです!
ムチムチバチーンの完璧スタイル肉体美が弾ける!!えちちも凄いから絶対買おうね!!いろんな汁がほとばしるからね!!!

3

心のさざめき。金木犀の香り。調う青葉。跳ねるはコイ。

やん先生の作品は、激しめの肉弾戦、というイメージが強くて。それは嫌いでは無いんだけど、それほど好きって程でも無い。けれど、このしっとりとした美しい表紙には心惹かれて。美しい青葉の陰で、絡まり合う舌。この後、もちろん激しめのエッチは、想像してしまうんだけど。きっと優しさが溢れているんじゃないかと。期待させてくれる。

物語は期待以上の甘やかさ。
紀里谷先生は、小説家というには可愛らしい物語を書いている様だ。それは、デビュー作だという「うちゅうのぼうけん」が著している。絵本の様なその作品のヒット以来、思う様には書けていない。そんな鬱々とした先生のスランプを表している様に。祖父から譲り受けた家の立派な庭は、鬱蒼と荒れ果てている。先生は、庭師を呼んで手入れをする事に決めた。
ガタイが良くて、自分より10歳も年下の庭師の寅井さんの大らかな男前っぷりに圧倒されながらも、心惹かれて行く先生が乙女の様に可愛らしいんである。おじさんなのに。
庭の木々が整えられて行く内に、鬱々とした先生の心にも変化が起きて。「言葉が指先から芽吹いていく。」この詩的な表現が優しくて美しくて。とてもいい。
寅井さんとの睦み合いはもちろんもの凄くエロい。筋肉としっとりと濡れた様な肌。修正は白抜きだし、あんまり見える様なアングルでも無かったり、もする。なのにエロい。
激しいのに、寅井さんのエッチは先生を優しく包み込む様で。愛おしさに溢れていて。
ずっと引きこもっていた先生は心も身体も解かれていく。
小さな誤解も直ぐに解けて、それからはラブラブ。言葉を仕事にしているのに、告白の拙い先生は可愛い。驚いたのは、これは中編で。意外にも短かい。この後ラブラブを延々と読みたかったので、私は肩透かしを喰らう。番外編は描き下ろしにて。

同時収録はこれまたムッチリ筋肉のイケメン同士+イケおじを堪能出来る、アンソロジー「熟れおじBL」に編纂されていた、
◆「ストロベリー・ショートケイク」
真清田は、職場恋愛を良しとしていない。余計な感情は仕事に害を及ぼすと思っているから。なので、恋人の大國が外部からヘッドハントされて自社に監査役として入って来ると知り、別れたのだ。監査役、役員‼︎ なので、大國は結構ダンディなおじさまである。
ワイルドな色気もムンムン。そんな大國が素直に真清田を手放す訳もなく。甘くてふわふわ。ストロベリー・ショートケイクの様に。優しく執着されては、結局その手に落ちてしまう。真清田も本部長というので、同じ役員なので、これは結構なイケおじ同士の筈なんだけど。ワイルドな大國に抱かれる真清田は華奢な美人の様にも見える。大國にかかれば、手のひらで転がされる様なものだ。
クライマックスは職場BLあるある、誰も来ない(筈‼︎)の書庫で、立ちバックならぬ、これは…駅弁⁈ おじさんとはいえ、大國のワイルドな体力にも驚かされてしまう。
ワイルド大國×ツンデレ真清田も、もう少し読んでいたいのに、もの凄くショートストーリー。エッチな番外編「ウェルカムバック、ダーリン!」付き。

◆「8人目の花嫁」のパパ。つまりドノンケ。
なんだけど、7人目の娘の結婚式を挙げた夜、盗賊に犯される。イケメン盗賊にメロメロにされるパパ。わずか20ページの異国の恋。

◆「ブライトンで逢いましょう」
イギリスでも最も人気のあるホームステイ先、ブライトン。片田舎の素朴なイメージと緑豊かなその街の雰囲気が浮かぶ。カイルとジェイデンは共に認められた夫夫であるけども、若い2人に子供の養子縁組はまだ難しい。ジェイデンは2人の子供が欲しいのだ。
そんな2人の間に迷い猫。あんまり可愛くはないその猫は仔猫を産む。その小さな命を育てる事にする2人は「家族の最小単位」に想い及ぶのだ。
これまたショートストーリーなので、駆け足で物語は終わる。

表題作と、「ストロベリー・ショートケイク」をみっちり読みたかったなぁ。それぞれ丸っと1冊ずつで読みたい秀作でした。

6

作業服萌え♡

表紙が素敵過ぎるよー♡
短編集なのですが、テーマアンソロに掲載されていた作品が多かったです。
色んなガチムチを拝めて眼福の極みでした!


【偏屈小説家は恋に色づく】
児童文学作家と庭師の恋。
3話という短い作品ですが、雰囲気たっぷりでとても好きでした。

スランプ中の作家・紀里谷の家にやってきた庭師の寅井。
あご髭ロン毛ピアスのヤンキー庭師に引くものの、ゲイの紀里谷は寅井のマッチョな身体に興味津々。
チャラい見た目に反して寅井の仕事ぶりは真面目でで、そのギャップがいいなと思いました。

懐かない猫のような憧れの作家・紀里谷に惹かれていく寅井と、寅井の優しさに惹かれていく紀里谷。
荒れた庭が直っていくように、紀里谷の荒んだ心も整っていき、新作は寅井へ向けられたものとなり……と、両想いの展開。
なのに、ちょっとした誤解からすれ違ってしまう流れには切なくなりました。
ラストは上手くまとまって、私服の寅井にキュンとした。

ちょっと流れが性急過ぎるのですが、雨が見える和室でのセックスは趣があって良かったです。
紀里谷を包み込む年下の寅井が最後までカッコよくて、体から何から全て好みでした♡
庭師と小説家の恋ってロマンチックだし、庭の草花や紀里谷の古風な家も素敵だった!

【ストロベリー・ショートケイク】
セフレ同士が同じ会社で働く事になり、2人は別れることに……と、いうお話。
役員2人が会社でセックスとはけしからん(笑)
マッチョのサスペンダーに萌えました♡

【8人目の花嫁】
8人目の花嫁って……なるほど!と、思わせる可愛いお話でした。
アラビアンな雰囲気良く、メンフクロウも可愛かったです。

【ブライトンで逢いましょう】
子育て・家族BLに掲載された時に読んだことがあったのですが、その時から好きな作品でした。

結婚しているカイルとジェイデン。そろそろ養子を迎えようとするものの、コーディネーターには「親になる心構えが足りていない」と言われてしまい……と、いうお話。
 
猫の出産を見て、命を育むステップを踏もうと子作りに励む2人が微笑ましい^^
まずは夫婦としての生活を大切にしようと思う2人が素敵で、猫たちも可愛いので癒されました。
いつか、この2人の家族がもっと増えますように……
続編プリーズです!

【ウェルカムバック、ダーリン!】
ストロベリー・ショートケイクのスピンオフ。
メスイキBL掲載作品なので、受けの真清田が唐突にメスイキしたがります;
大國の体がかっこいい〜♡熟れおじ最高でした!


表題作の描き下ろしも幸せいっぱいで良かったです。
やん先生の描くガチムチ体型がツボすぎる♡
次回作も楽しみにしています!

5

素敵な筋肉も拝めます

素晴らしい体格の受け(だけでなく攻め)をお読みになりたいならオススメしたい作品です。
ジャケからして映画のような美しいキスシーン…。
ではありますが舌がハードル高いと思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんww

表題作は、人嫌いな小説家が庭師に恋をしてしまうお話でした。
偏屈というよりは大人げがない気が最初はしてしまいましたけど
確かに人付き合いって厄介だったりしますものね。
わっさわさになった庭を美しくしてもらえてときめきまでくれた蘇鉄に
惹かれないわけはないと思うほど安心感を覚えましたが
やっぱり大事なことは言葉で伝えなくてはね。
古めかしい家屋も庭の描写も細かくて美しかったです。

アンソロの読み切りはどれも個性的なムキムキさんだらけで
特に『ストロベリー・ショートケイク』のオフィスラブが好きです。
いい塩梅の年齢にスーツとメガネと揃っているんですからもう贅沢ですよ!←
ツンツンしてて割り切ったつもりでも
好きな気持ちは変えられなかった真清田(ホクロがエロい)と
自信たっぷりでアプローチしてくる大國(歩く媚薬みたいな男)はとてもお似合いでした。

『ブライトンで逢いましょう』のジェイデンとカイルも、深い愛で想い合っていて
読み切りだけではもったいないなぁと思う程素敵なカップルでした。
付き合う前とか結婚に至る過程とかプロポーズとか色々知りたい!
そして無事養子縁組出来たら、その日常も読みたいな。もちろん営みもね!ww

5

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