電子限定描き下ろし漫画付き
表題作は遺跡調査隊の優秀な副隊長×真面目で威厳のあるムキムキの隊長。
同時収録作は変わり者の医者×野獣のような討伐隊長です。
正直、あらすじの「触手に絡みつかれた隊長を救うため、副官のレナートは隊長のお尻を自分の体で塞ごうとするが……!」というところを読んだときは、「何言ってんの????」と思ったのですが(笑)、無性に気になってしまったので、思い切って買ってみました。
これ、意外に(笑)感動します!!
終始、魔獣によるエロ作用の都合が良すぎるのですが(笑)、それは二人のラブにとってはあくまできっかけに過ぎないというか、二人の間にもともとあったものの重要性が伝わってくるので、セックスばっかりしてるのに純愛な感じがするんです。
まず、表題作の攻・レナートが、本当に良い男なんです!イケメンで真面目で優秀で、しかも受のバルフ隊長に「甘えているようで甘えさせてあげている」なんて芸当ができてしまう、スパダリな年下攻めです。でも可愛げがない訳でもなく、程良く素直。いよいよ欠点が見つからねぇ…。
そんなレナートが尊敬する隊長・バルフは、まさに鉄人。屈強で堅物で、周囲には怖がられてしまっていますが、実際は部下思いな優しい隊長です。
ある日、触手魔獣に捕らわれてしまう隊長。レナートが「隊長の尻を塞ぐ」ことにしたのは、魔獣に卵を産みつけられてしまうから。ここは私なりの解釈になってしまうのですが、他の個体の精液があるところは魔獣が卵を産みつけるのにふさわしくないから、魔獣が撤退してくれる…ってことなんですかね?本当に文字通り尻を塞ぐだけでよければ、入れるものは何でも良いはずですよね…。
「こんなことさせてすまない」と、最中に泣きながらレナートに謝る隊長の真面目さに胸を打たれました。二人の間の信頼関係が伝わってきました。
その後も魔獣のせいで何かとエロい目に遭ってしまう隊長。吸い込んだ毒をスライムで吸い出すくだりでは、性感を高めて毒を一か所に集めるという作業をするのですが、これは毒が血中に溶けていて、興奮で血液があの場所に集まるってことなんでしょうか。
…さっきから私はなぜこんなにも真剣に考察しているのだろうか…。
さて、先述のスライム治療の際に、レナートが隊長に思いを告げるのですが、隊長はレナートと恋人になってしまったら、任務に支障をきたすのではないかと不安で、レナートの気持ちを受け入れることができません。
真面目なんですよね〜!さすが堅物隊長。
そして何でも一人で抱え込みがちな隊長を、幾度となく包み込むレナート…年下とは思えぬ包容力!素晴らしい!
エロハプニングあっての二人ではあるのですが、間にあるのは純粋に相手を思う気持ちなんですよね。好きだから支えたい、好きだから迷惑かけたくない…。本当に良い人同士で癒されます。
ついに結ばれた二人ですが、今度はレナートにエロトラブルが(笑)。勃起がおさまらないレナートのために、隊長が一肌脱ぎます!
同時収録作は、表題作でもちょこちょこ登場していた医者のロビンと討伐隊長のリカルドがメイン。1話だけですが、それが惜しいくらい!個人的にはメインカップルよりもお気に入りです。
リカルドはもはや人間ではないのではというレベルで強い戦闘狂。多少の毒なら自己免疫で解決してしまいます。
そんなリカルドの幼なじみで、変わり者のロビンは、魔獣とリカルドにしか興味がない男。ある日、リカルドが遂に魔獣の毒にかかったと聞いて、興味深い!と大はしゃぎするようなやばい奴です(笑)。でも確かにリカルドの野獣っぷりを知っていたら、魔獣が一矢報いたことにびっくりするかも。
毒によって魔獣の仔を産める体に変化していってしまうリカルド。解決策はアナルセックス…これはもしや「他の個体の精液があるところは魔獣の仔を孕むのにふさわしくない」説が強化されてますか!?!?(笑)
最初はロビンにもらった薬で自力で解決しようとしたリカルドですが、体の変化で母乳が出てきたことがよほどショックだったのか、布団を被ってぐすぐす泣き出してしまいます。
もう、ここ、ギャップ萌えがすごい。あの最強野獣のリカルドが、内気な子どものように泣いてるんですよ…。
そしてそこに現れたロビンが、泣いているリカルドをおちょくったりせず、慈愛に満ちた眼差しで「だってこの世界で僕が興味あるの リオのことと魔獣のことだけだもの」と言うシーン、泣ける…。ものすごくグッときました。
"治療"の最中もずっと子どもを宥めるようにリカルドを抱いていたロビン。リカルドは案外甘えたなようなので、相性ばっちりな予感です。
描き下ろしではバルフ隊長のファーストネームが明かされます!隊長の方から名前呼びを要求するところが可愛い。
隊長が筋肉凄いですが、可愛かったです!
もう、トロトロなのが可愛いです!!
1話が触手、2話がスライム姦!、3話が精神乗っ取りで4話でハッピーエンド。
スピンオフは、毒(症状は媚薬)を受けちゃう感じです。
ファンタジー設定なので、色々詰め込まれていて楽しかった。(ファンタジーといっても、魔物が出るくらいで魔法とかキラキラしたものではない)
そして、魔物に襲われた後の処置がエロい!
もれなくエロハプニングでいいですね!
体位もダイナミックで良かったです。
紙本購入
修正は白斜線沢山です。
安心と信頼の屈強男前受!タイトルと帯からして気合が入っていて大変良い。
毎話欠かさずHな展開に持って行ってくれるこの世界の魔獣に感謝を捧げたい。
短編集でなく5話以外まるっと副官×堅物対象の話で読み応えがあった。毎回凄いHしてるけど純愛です。
研究員×討伐隊隊長も良かった。この世界観で続きが読みたい。研究員さんが討伐隊隊長への気持ちを自覚してくれるとことまで是非読みたい!
カバー下の第108話予告とか本当にやって欲しい!
ノンケが快楽に堕ちる作品です
ノンケが堕ちるって、かなり難易度が高い事象だと思うのです 男同士での素養があったとしても、玉より下の穴を使おうという自発性があるなら、それは後ろが好きな男になるし、自分で開発してしまうと、体が出来上がってしまいますから、その時点でノンケとは呼べなくなると思うのです
この作品がスゴイのは、再三の強調になるのですが、『ノンケが堕ちます』!!!??
ここへ至るまでの過程が、自然な展開の連続で、完全にナチュナルに、堕ちるのです
梅雨時に、花弁が地へ堕つる如く、ノンケ隊長はメスバレしてしまいます!
個人的に、はじめて触れたBLなので、作品選びの基準になっていて、ムチムチした肉付きの良いオトコのBLばかり選びがちになりました
触れるきっかけとなったのは、タイトルの強さでした
パワーワード詰め詰めのタイトルでインパクトが強い!
中身は溢れんばかりのガチムチボディがぎゅう〜っと詰まっていて、タイトルからは思いもよらない(失礼)登場人物同士の絆だったりも描かれていて読み応えのある一冊でした。
お話しとしてはつり眉・たれ目・堅物のバルフ隊長が遺跡の調査任務に行く先々でいろいろな魔獣に襲われてしまいアクシデントに巻き込まれ、その魔獣被害の全てがもれなくねっとりとしたエロ…いや、どエロに発展してしまうというのがスタンダードな流れです(笑)
触手にスライム、衣服を溶かす体液にねばねば粘液…などなどエッチな形状のものが盛りだくさんで、隊長の立派な雄っぱいとがっちりむっちりなボディにそれはもう絡む絡む。相性抜群過ぎ。
そしてバルフ隊長がエッチなアクシデントに遭遇してしまう度に副隊長であるレナートが身体を張り救助して(抱いて)、補佐(告白)をして支えていき、ひとつひとつ乗り越えていくうちに隊長と副隊長という立場に守り守られるパートナーとしての関係性がプラスされてラブも芽生えて。
バルフ隊長のエロアクシデント体質のおかげでボリュームたっぷりのエロを楽しめました。
レナートとバルフ隊長も逆体格差ではあるんですけど、同時収録のロビンとリカルドの方がより逆体格差が際立っていて、リカルドのメス化してしまった時のぐずぐずどろどろな感じが普段のバーサーカー姿からは全く想像できないのでそのギャップもまたよかったです。
