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面白かった!失礼かもしれませんが、思わぬ掘り出し物に遭遇しました。
大学進学と同時に上京した有季と、彼をピンチから救ってくれたレオの物語です。
有季は純朴で真面目で、一言で言えば「良い子」ですが、決しておバカではなく自分で行動できる青年です。一方のレオは、そんな有季がひと目でカッコ良いと感じてしまうほどセクシーな男性で、傍若無人さも魅力的に思えるキャラクター。
あらすじを読んだ時はありがちな設定と感じたのに、期待以上に萌えました。レオはとにかくカッコ良く、有季はひたすら可愛いです。また、有季の周囲の人々のキャラクターにあまり無理がなく、レオの正体もトンチンカンなものではなかったのも良かったです。
オマケの同時収録(レオ視点)もコンパクトながらむちゃくちゃ萌えました。続編を読むのが楽しみです。
田舎の私が初めて東京に行ったとき、有季と同じ気持ちだった。
迷子になるし、日本じゃなくて外国だよ!ここは!という感じだったよ。
有季の行動が可愛くて萌え。
レオが帰ったあと、ティッシュのゴミが落ちててゴミ箱に入れようとしたら、ティッシュの中から使用済みのコンドームが落ちてきて「ぎゃっ!」って叫んだり。
有季はちょっと泣き虫だけど、可愛いなと思う。
レオが有季ことバンビと確かに付き合う宣言はしてなくて、恋人ではなく飼ってるつもりだったってのにえーってなったよ……。
さんざん、やることはやってるのにね。
でも、34歳のライオンが18歳のバンビに意外とデレデレなのです。
ストーリーがどうこういう以前に、私はレオ(攻)がどうしてもダメでした。
ホントに個人的好みの問題で、とにかく『俺様・傲慢』攻がキライなんですよ。レオのキャラクターだけなら『しゅみじゃない』です。
たぶんというか確実に、このレオがOKならすごく面白い作品だと思います。
バンビ(受)は、トロいけど天然で可愛いですし。
私にも、レオがバンビを好きでというかもうメロメロというのはわかるんですよ。SSでも、しっかりレオ視点でバンビへの気持ちも書かれてますしね。
でも、このレオのキャラクターはどうにも無理だったんです。
せめて本編で少しでも、レオのメロメロ・オロオロ振りがはっきりしていればまた違ったかもしれませんが。
小川さん、決してキライな作家さんじゃないんですが、これは一番合わなかったです。
テンポが良くてすごく読みやすくて、あっという間に読み終えてしまいました。
そしてトジツキさんのイラストが素敵すぎて萌えが倍増!
レオのような、受けと関係を持ってからも一途にならないような攻めは自分的にはNG!なはずだったのですが、何故だか嫌な気持ちにならない不思議。
有季が思い詰め過ぎない性格だったのが良かったのかもしれません。だから、苦しい気持ちにならずに割とあっさり読めたのかも。
それに、結局はレオもまだ無自覚なんだろうな~という気がしたので。有季に惚れてしまってるのを自覚しながらも、他に手を出す。っていうのは救いようがないけれど、レオ本人がまだ無自覚ならしょうがない。まあ無自覚というか、有季に本気になっていく自分を認めたくないという感じですかね。
本編後のレオ視点の短編でそれが良く分かります。でも有季の前で他の男を口説くなんてひどい!まあそれも有季に嫉妬させてちょっと泣きそうになる顔が見たい、という気持ちからの行動のようです。レオさん子供すぎる…(笑)
この短編での有季が健気過ぎて!独占しようという気はないけれど、自分の見ている前でそういうことをしないで欲しい、という気持ちが泣ける。
確実に有季はレオにとって特別な相手ではあるので、レオが有機一筋になるのも時間の問題かもしれないですね。
この作品が気に入った方は続編「太陽を抱く男」も是非!
天然受け様希望でお勧めされた1冊でした。
田舎者って設定だったけれど、それ以前のぽやぽやさんでしたね。
謎に満ちたレオに捕まってしまった受け様にとっては結局1番
ラッキーだったんではなかろうかと思える内容でした。
レオに出会わなければ都会でかなり危ない目にあっていたのではと
思える程天然で優しくて流されやすい受け様。
そして攻め様は自由気ままに暮らしてるようでホントはかなりの
やり手さんなんですよね。
受け様はみんながレオの事を男女見境なく食い物にする
悪い男って言ってるのにいつの間にか好きになって、自分だけは
特別なんじゃ?なんて思っていた時に利用されたことで落ち込む。
そして2度と会いたくないって・・・・
でもどんなに悪い男だと分かっていてもやっぱり好きで
それでも、ホントは受け様に捕まったのは攻め様でしょうね。
遊びでフラフラしてたのに、可愛いのに、生意気で知りたがり屋
受け様の見えないところで逆に振り回されてる攻め様。
最強のバンビ誕生かもしれませんね。