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いつもの佳門節に比べると、少々エロが足りないように感じることは否めません。変態度が低めだからですかね?(笑)バレエタイツで身体のラインが出てるとこなんかはすごくフェチを感じますけれども、本能的な、いたしているシーンは少なかったです。
しかしですね、私はむしろ『いつも求められている』佳門節を抑えてまで、バレエというバチバチの世界の男たちを描かれたことに拍手を送りたい。闘争心、嫉妬、憧れ、欲情……熱い心情が画面から伝わり、それが間接的なエロスとなっているのです。禁欲にも似た、抑えられたエロス。踊る男たちの色気、汗、表情。エロい…!!
佳門先生はバレエがお好きなんだなということが分かる作品です。好きな世界を舞台にして、設定だけでなくそちらもちゃんと描きたいという気持ちが伝わってきます。お仕事BLとしても素晴らしいですね。
短い話数でまとめなければならないためか分かりにくいところがありますが、才能ある男たちがお互いの魅力の虜になっている、ある意味盲目的な恋を見られて満足です。
佳門先生と言えばエロシーン!ですが、この作品はエロが抑えめでした。途中にちょっとしたエッチなことをし合ってるシーンはありますが、終盤までセックスシーンはありません。
これは意外で驚きました(笑)
あとがきで、バレエの世界を描きたかったと言っていたので、先生が楽しく描いていたのが伝わってきました(^-^)
バレエシーン(練習も舞台も)の描き方が本当にキレイです。身体のラインクッキリなウェアですが、筋肉質な感じと日本人的な肉感が妙に生々しかったです。バレリーナの女の子たちも、太もも辺りがやっぱり肉感強しで、先生が日本人的な体型を意識して描かれたのか分からないけど、私にはツボポイントでした。
バレエに対する熱い気持ちの違いから、序盤からぶつかってる2人だけど(主に亮平からですが)、根底ではバレエが好きでたまらないのは一緒。練習のときに2人で遊びの延長の踊りをしているシーンがとても良かったです。
本番の舞台でカッチリ決めた2人の姿は、色気ムンムンでエロがダダ漏れです。舞台上でのシーンも丁寧に追っていて、佳門先生が本当にバレエが好きなんだなっていうのが伝わってきました。
舞台が終わったあとのセックスシーンやロンドンでの生活のセックスシーンは、ついに解放されたとばかりに濃厚で濃厚で…濃厚です(笑)
同業者だから身体のコンディションは分かってると思うけど、黒田の腰の状況も考慮してベッドの上では程々に仲良くして欲しいですね^ ^
色々あった二人ですね。何歳差なんでしょう?
本当に色々あったし、一緒に踊って気持ちが変わっていったのもわかるんですが、個人的にエロに全てを持ってかれた感が。つゆだくですね!
白→黒は憧れ嫉妬、勝ってこの葛藤を乗り越えようと思って無理して同じ舞台に出てみたら…。
黒→白では彼にも色々あって、最盛期の彼はどこへ行った?状態で。でもあの頃には戻りたくない、楽しく踊りたいって。一緒に踊ってみたら楽しくて舞い上がって。
なぜそこからエロへ?バリエーション豊かなエロでした。
二人の未来も楽しみですね。
それにしてもアソコが大きいですね!
ベルガシリーズの3組も短編で登場しました。
日本人最年少でプリンシパルに就任した若き才能・白の王子と、自らを「もはや老害」と称すベテランプリンシパル・黒の王子。
バレエ界の最高位をもつ、ふたりのバレエダンサーによるストーリーです。
噛み付いてくる年下攻めが、実は受けに憧れていたこと。
年上受けが、素直に年下の才能を認めるところ。
でも老害なんてとんでもない、年上も本気を出せば若者の脅威になること。
お互い良きライバルであるという関係性。
このストーリーの好きなポイントはたくさんあるのですが…
ねぇ、佳門先生の絵柄と王子、相性良すぎないか?!
顔立ちは華やかさと、ちょっとクラシカルな雰囲気もあって。
身体の線も美しい。
本当に王子。文句なしの王子。
特に、踊っている時の表情にすごく惹き込まれました!
目線ひとつで、ゾクッとさせられる。
ふたりがダブルキャストで踊ることになる「新 白鳥の湖」は圧巻です。
白と黒、どちらのジークフリードも美しかった…
それぞれが持つ魅力にうっとりさせられました。
佳門作品なので言うまでもなくエロが濃厚。
だけど、今回は美しいバレエシーンのほうが印象に残りました!
作画が神です。
佳門先生のバレエ
とても美しくてエロかったです
ほんとに眼福
そしてお話もすごく良かった
どちらの王子もかっこよくて
バレエに真剣に向き合う姿が素敵でした
白の王子は黒の王子を追いかけていて
やっと実力を比べられる機会が得られたのに黒の王子にそのつもりはなくて
そこから二人の仲が深まるまでが好きです
くっついてからのイチャイチャは最高でした
佳門先生のエロはほんとにエロい
VERGAシリーズのみんなのお話も読めて大満足の一冊でした