不自然ではありません。我々は セックスするべき関係です

小説

  • 機械兵士と愛あるブレックファースト

機械兵士と愛あるブレックファースト

kikaiheishi to aiaru breakfast

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作機械兵士と愛あるブレックファースト

リアム,戦闘用アンドロイド
ジェフリー・東谷,42歳,軍の元メカニック

その他の収録作品

  • 機械兵士と愛あるプレゼント(書き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

戦争の終わった平和な世界。失 業中の機械整備工・ジェフリーは 廃棄されていた機械兵士を拾った。気まぐれに彼を修理し、個体識別番号からリアムとなずけたジェフリーだったが、リアムの方では過去に何度かジェフリーの修理を受けたことがあるという。 無骨な見た目のリアムだが、なんと 家事スキル最高! 彼の焼くアッ プルパイはジェフリーの郷愁も誘う絶品! ジェフリーを主と定めたリアムからの心づくしで、ジェフリーは温かい日々を楽しむようになった。無骨な見てくれの中にも表情が見えるようになった気がして、ジェフリーに とって大事な存在になったリアムだけ ど、そんなリアムはジェフリーを抱きたいと 性器まで増設してきて…!? 唐突だけどけなげなリアムに心 揺さぶられるジェフリーだがH の絶頂までをカウントダウンされる なんてロケット発射じゃないんだよ!? この複雑な気持ちはどうやったら君に伝わるの? ひとの心を慈しみ、愛する気持ちは機械にも学習出来ます! 純粋無垢の機械兵士×心優しいメカニックが魅せる担当イチオシラブストーリー!

作品情報

作品名
機械兵士と愛あるブレックファースト
著者
風祭おまる 
イラスト
古藤嗣己 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799751558
4

(25)

(13)

萌々

(6)

(2)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
98
評価数
25
平均
4 / 5
神率
52%

レビュー投稿数8

宇宙戦艦ヤマト

このアンドロイド兵器が作られ使役された背景はサラッと流してます。 機械なので意思がないのはのはわかってますが、人間のエゴで雑に処分されるのは悲しいことです。 特にここに出てくる戦闘用アンドロイドにはなぜか意思があり、いろんな感情を吸収、記憶しているから余計に悲しく思います。 戦争が終われば用がなくなり廃棄処分。それと同時にその機械のメンテをおこなっていた人間もお払い箱。 そんな2人が出合い恋していくお話です。 言葉通りの意味でしか受け取らないピュアなアンドロイドですが相手の行動や感情でいろいろと人間らしくなっていく途中途中でなんか泣けてくるなぁ。 これからも2人でゆっくり成長していってほしいです。 最近昔のアニを見てたのでついついこのストーリーの背景がなんとなく宇宙戦艦ヤマトを思い出したよ。 青白い肌、デスラー総統しか頭に浮かばん(笑) 

0

読後感ほんわり

初読み作家さんでしたが、冒頭から惹き込まれ一気に読了しました。
人物の内面や情景描写が、とても緻密に描かれてました。
やはり人外×人間のSFモノというと哀しく切ないイメージを持っていたのですが、
でもこの物語は前向きというか
終始その隔たりを感じさせない空気感と、すごく純愛で希望が見えてくるような爽やかさがあるんですよね…

甘えたなジェフリーの、フワフワユルユルほだされ具合はクセになります(^.^)
気持ちが通じ合ってからのエチほど素晴らしくて愛おしいものはありません(/ω\)

幸せな気持になれる満足な一冊です!

0

受けを好きになれなかった…

中立評価ごめんなさい。

まず一番の理由として、受け(40代)の喋り方に引っ掛かってしまいました。
一人称の僕ぁ(ぼかぁ)。
~でさぁ、~なんだろうねぇ、~じゃないよぉ…といった小文字。

表紙のイメージから勝手に、穏やかで年相応に落ち着いた機械整備工なおじさまかな?と思っていたんですけど、読み始めてすぐに、違うわ、こりゃ可愛いおっさんだわ…と少し本を閉じたくなりました。(好みの問題)


この作品一番の見所であろう攻めのアンドロイド。

彼に関して受けは初っ端からやけに人間味を感じてるんですよね。
量産型でも個性があり意思があると思っているのは分かったのですが、傷付いた体で家事をしていることを健気と思ったり、我儘を言わず全ては受けの思うがままということに罪悪感を感じるのも謎です。
だって全てはインプット(?)されたプログラム通りの行動じゃないですか。
アンドロイドとして定められたままに行動していることに心を揺さぶられる受けに、ちっとも共感できずしんどかったです。
何か特別な仕込みがあったなら別ですが…家事スキルだけじゃないですか。

アンドロイドならではな言動はそこそこ楽しめるのですが、戦闘スーツ着た半人間と言われてもしっくりきそうな気がしてしまいました。


ただ可愛いところもたくさんあって。
とんでもない地獄耳なので、名前を呟いたらスリッパとエプロン姿で受けを迎えに来てくれたところは思わず笑ってしまいました。

あまり深く考えずに、珍しい組み合わせ二人の甘さを純粋に楽しみたいという人にはオススメかもしれません。

4

こんな機械よりのアンドロイド彼氏初めて見た

遊び心のあるちょっと適当なゆるふわおじさんジェフリーが最高。
リアムは人間だったら24時間彼氏を盗聴してるヤバい人だけど、アンドロイドだから期待を裏切らない王子様ムーブしてくれて格好良かった。彼にも抱えた思いがあって、気が付いたら幸せになって!と応援していた。
雑誌掲載時からの書下ろしがガッツリあって、倍くらいに贅沢ボリュームアップ。アンドロイドと一緒になったら避けて通れない話もクリアした二人はきっと幸せにやっていけると思う。
後書きに重要な世界観が記載されていて、理解が深まって面白かった。プロキシマ人がどんなHするのか凄い気になる。

3

愛おしい戦闘兵器

表題作既読です。
電子で先行配信されていた表題作がすごく好きだったんです。特に、元戦闘用アンドロイドのリアムが。
まさかその後の2人が紙本で読めるだなんて嬉しい。
(表題作部分に関してのレビューは電子配信版のページに投稿しています)
大きく変わっている部分はないかな?と思いますが、一つ挙げるとするのなら、とあるシーンの書体の変化。
もう、これはあまりにも憎い演出でした。たまらなかったです。

以下、書き下ろし部分のレビューとなります。


「機械兵士と愛あるプレゼント」
本編終了後から数年後のお話。
こちらの作品。戦争・戦争後の新しい世界、戦闘兵器と人間の恋は成立するのか?など、題材的にもあまりBL作で多くは見かけないものだと思うのです。
本編でも感じましたが、この難しそうな設定の数々を魅力的なBL作品として仕上げ、なおかつリアムとジェフリーだけではなく、サブキャラクターにも深みを持たせているのがすごいなと。

ジェフリーと、かつては敵側だったプロキシマ人の元メカニック・イーゴ。
どちらも血が通わない戦闘兵器と呼ばれていた存在によって人生を変えられてしまった2人。はたしてそれは良い方向に変わったのか、そうではないのか?
お互いを想ってすれ違う、アンドロイドのリアムとジェフリーの価値観の違いを描きながら、他種族であるイーゴとの価値観の違いも描かれていて、これがすごく面白かったんです。
イーゴを変えたアンドロイドは一体どうなってしまったんだろうだとか、なんだかプロキシマ側のお話も読んでみたくなっちゃいましたね。
もしかしたら、リアムのようなアンドロイドがプロキシマ側にもいるかもしれないななんて。
あとがきに書かれていたプロキシマβの歴史も気になる。

そして、本編でも心揺さぶられたリアム視点。
書き下ろしでもリアム視点になる度にグッと掴まれたというか、アンドロイドには情緒がないと言いながらも、少しずつ感情が豊かになっていくリアムだからこその言葉と行動がなんともいじらしいんですよ…
時にはぶつかりつつも、薬指を絡め合いながら、これからも2人で仲睦まじく穏やかに暮らす未来が見えるような、素敵な後日談でした。

前半は神、後半は萌萌。
どちらにするか悩みつつ、今回はこちらの評価で。
風祭先生の次回作も追いかけたいです。

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP