お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
abunai oniisan rouge
危ないの定義は人それぞれだと思うのですが...
この定義を決めてもらえたら、もっと危険度を感じることができたのかなあ?と思いました。
全体的に、優しい印象を受けるお話が多かったです。
個人的に危険な香りを感じたのは、三星たま先生の「MY hero」でした。
みんなのヒーロー大森が実は脚フェチで、その秘密を村谷握られてしまう。
そこから主導権は、村田へと移る。
学校のヒエラルキー内での、大森と村田の立場が逆転していく構図。
めちゃくちゃに萌えました。
しかも、大森の脚フェチが結構重度では?と感じる描写もあったので、余計に良いですね...
少しだけひっかかるとしたら、これ同級生のお話なんですよね~~
危ない”お兄さん”とは?!と疑問に感じました。
勝手に年上と年下がCPになるBLだと思っていたので...
ひっかかりはありましたが、個人的に好きな作品が見つかって良かったです。
あと、表紙がめちゃくちゃ好きです。
タイトル通り、「危ないお兄さん」をテーマに色々な個性の作者様がそれぞれのイマジネーションで描いた作品で編まれたアンソロジーです。
「NOIR」「ROUGE」2冊同時発売です。
こちらは「ROUGE」。
以下、収録順にざっと。(作者様敬称略)
「先輩、俺にもシてください」風呂前有
「人助け」のテイで彼氏とのHに悩む女子に気持ちいいHを教えるという事をしている篤臣(高校3年)。
ある日、学内でオドオド眼鏡君が僕もお願いしたい、とやってきて…!
篤臣は放っておけずに…と展開しますが。
これ面白い!斜め上でした。
「となりの!」さり
田舎コンプレックスの子が大学進学で上京し、いざ大学デビュー!と勇んだが…
憧れのカフェのお兄さんに実像を知られ。
やっぱり背伸びより等身大が大事ですよね。
「きっと大丈夫」鮎川ハル
学校で有名な「不幸先輩」と知り合って、なんかほっとけないミヤ。でも友達にからかわれて…
ミヤのいいところは、その気持ちが同情じゃない所かな?
「MY hero」三星たま
明るいクラスの人気者・大葉と、陰キャの村田の隠された秘密…!
これは「危ないお兄さん」のテーマに合ってますね〜。絵柄はちょっと可愛らしすぎるかも?
「ハッピー・ニューエイジ」吉池マスコ
マスコ先生のプロレスもの。
大筋は父と子の確執。父親の恋人も若手レスラーで…このコがイイ!こういう子のプロレス見た〜い!
「悪縁」阿部あかね
堂々トリはさすがの貫禄作。
一度は離れた危ない悪友との縁。今度は離れがたくなりそう…!
「NOIR」同様、「危ない」度は薄いような。
一つ一つの作品は面白い。私は特にマスコ先生、あかね先生がやっぱり好き。