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愛のチカラで恋をするのだ

ai no chikara de koi wo surunoda

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表題作愛のチカラで恋をするのだ

黒川圭一郎 デイトレーダー
音羽薫 元深層の令息 

同時収録作品愛の暴虐 恋の純情 / 専制君主の恋

真行寺雪彦 社長
青山整 リーマン

同時収録作品この胸のときめきを

中原 高校生
君島 高校生

同時収録作品ラブラブミー

樋村 高校生
安達 高校生

その他の収録作品

  • ラブライフ(黒田×音羽)
  • あとがき漫画

あらすじ

身勝手な元カレに大金を餌に復讐を企む成金・黒田圭一と、どうしても本日中に現金500万円が必要な音羽薫。
利害が一致した二人は愛と復讐と借金返済のため、一路京都へ旅立つことになってしまった。
現金で繋がれた二人の恋の駆け引きは!?
大幅描きおろし★ワイルド成金×わけあり美人の復讐マネーラブ!!

作品情報

作品名
愛のチカラで恋をするのだ
著者
夏水りつ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
発売日
ISBN
9784832284272
3.1

(14)

(0)

萌々

(2)

(12)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
44
評価数
14
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数5

可愛いお話


金を持って男と逃げた元カレに復讐するために、金を借りに来た元カレと賭けをした黒田 圭一郎。
500万の入った紙袋の中に『ご自由にお使いください』と書いたメモをいれて公園に置き、それが3日以内に全額警察に届けられたらお前の望む金額の金を貸してやると・・・・。

果たしてその500万の行方は、黒田は賭けに勝ったのか!?

と言うのがストーリーの大筋。

「復讐」なんて物騒な言葉が出てくるので、どろどろ、ねちねちしたような暗い内容の話なのかと思いきや、受けの音羽(おとは)が妙に世間ずれした天然ちゃんなので、シリアスと言うよりもどちらかと言うとコメディ寄りです。

音羽の先輩でコスパブを経営している社長の真行寺さんもこれまた良い味でてますね~音羽が可愛くて仕方なくてついかまっちゃうって感じなのが見ていて楽しいです。

音羽と黒田が一緒にいた時間はたった三日と短かったけれど、人を恋しい、愛しいと思う気持ちに時間なんて関係ないのですね。そんな胸キュンストーリーでした。

同時収録のお話にはこのコスパブ経営者の真行寺雪彦と彼の幼馴染 青山整の恋物語や優等生委員長とちょっとワルっぽいワイルド攻めの高校生モノのお話なども収録されています。

黒髪めがね受けってすごく好きなんですよね^^

3

面白いッス

今のとこ、夏水作品にはハズレがないです。
ほどよいさじ加減のユーモア、エロ、切なさ、あたたかさetc
夏水さんの優しくて鋭い感性が詰まってる作品集だと思いました。

『愛のチカラで恋をするのだ』
『ラブライフ』
夏水さんの描く天然入った受けくんは本当に可愛いなと思いました。守られるだけのお姫様じゃないのがいいんだよね。
あと、「一緒に過ごすうちにどんどん好きになっていく」んですが、エピソードの積み重なりが絶妙で、それに半端ない説得力がありました。

『愛の暴虐 恋の純情』
『専制君主の恋』
主従萌え!
頭のいいメガネ受け萌え!
萌えツボをぎゅうぎゅう押されました。
手のはやい攻めが男遊びを繰り返すのをずっと見てる受けの切なさ。
手がはやいのに、一番好きな相手には手を出せないでいる攻めのアホな不器用さ。
萌えずにいられるかっていう話でした。
ただもうちょい受けツン成分多めのほうが私の好みなのですが。

『この胸のときめきを』
真面目メガネくん受けに、ちょっとチャラい攻め。←この組み合わせも私の萌え趣味ど真ん中です。
セフレから恋人同士になるまでのお話です。←これも萌え。
よくあるパターンといえばよくあるパターンのお話ですが、夏水さんが描かれるとやっぱ萌えますね~。
こういうのを読むと、似たような王道テンプレストーリーでも、上手い作家さんが描かれると面白くなるんだよなァと思います。

『ラブラブミー』
こちらもセフレから恋人にっていうお話。
面白かったです。

そしてあとがきが面白い!
最近『萌えの真理』というエッセイ漫画を読みましたが、夏水さんのこのあとがきに勝てるエッセイは無かった気がする(笑)

1

あとがきまで面白い

全部で4組のカップルのお話が収録されています。
「愛の暴虐 恋の純情」と「専制君主の恋」は表題作シリーズで脇役として登場したキャラが主人公なので、表題作シリーズのリンク作になってます。
この2作品は社会人が主人公なので、夏水さんお得意のスーツの男達満載です。
他の2作品はどちらも高校生が主人公。年齢は若いのですが性に関しては積極的(笑)。
制服はブレザーなんですが、「この胸のときめきを」の眼鏡委員長は外見も顔を真っ赤にする様子にも萌えてしまいました。
どちらのお話もすれ違いがテーマになっていると思うのですが、ちょっと似通った設定と流れだったので、それが評価を萌に抑えた理由です。

表題作シリーズは受け様がいかにも育ちのいいお坊ちゃまという感じで、少し天然っぽいところが可愛かったです。
他にもキュンが一杯詰まってました。

夏水さんの作品は、あとがきもとても楽しみなのですが、今回はホームセンターとお菓子のお話。
ブ○ボンのお菓子についてはいつも感心してしまうのですが、ホームセンターで妄想するとは全く思いつかなかった(結構行くことあるんですけど)。
流石です、夏水先生。

1

他人を思いやれるひとたち

BLはファンタジーなので、こういう大金持ちの青年が出てきてもなんら違和感を感じないわけですが、ただのセレブなお金持ちではないところがよかったと思います。

攻・黒田がお金に執着が無いものだからこんな展開(500万円を紙袋に入れてあっちこっち)があるんでしょうね。着眼点が新鮮でした。受・音羽も天然の極みなくらい生真面目で、あ~私ってこういうシチュエーション大好きだなーと思いました。裏表紙のアオリに「ワイルド成金×ワケあり美人の復讐マネーラブ」とありますが、復讐といってもとんでもなく悪い人が出てくるわけではなく、全ての人が救われるようになっているので、こっちも私の好みです。

表題作でなかなか重要な位置にいる雪彦社長のお話も収録です。こっちは場所が京都なもので、和室とか萌えます。こちらの受・整くんが眼鏡美人でストイックなのでいいですね。

0

真っ直ぐな瞳

表題作他短編。

夏水さんの描く真っ直ぐに他人の目を見つめるキャラにかなり弱い自分です。
目が大きくて澄んでて、そして魅きつける魅力がある。

表題作は金ならうなる程ある黒田が、500万円を賭けたゲームをする。
そのゲームの仕掛けに引っかかったのが音羽。
公園に置いてあった500万円を音羽が見付け、もし彼が3日以内に公園に届けたらゲームの勝ち負けが決まるんだけど、音羽は何故か黒田に声をかけ交通費を貸してくれないかと頼む。
ゲームの結果を見届けたい気持ちもあって行きがかり上、黒田は彼と共に何と京都へと行く事になってしまうのですな。
話の展開の先が読めない!そこが面白いんですなー、そして音羽は必要だと言っていた500万円を相手に渡そうとするんだけどそこでもスムーズに事は進まずこれまた読めない展開となっております。
天然な音羽と、そんな彼に半ば呆れつつも付き合いそして好きになってしまう過程が何故かすっと自然に思えてしまったですよ。

0

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