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表題作将軍様は溺愛中

ウェルナード=ヒュルケン
27歳,クシアラータ国将軍
フィリオ=ヒュルケン
17歳,溺愛される幼妻

あらすじ

異国出身ながらその実力と功績から「三宝剣」と呼び声高い二十七歳の寡黙な将軍・ヒュルケンと、元歌唱隊所属の可憐な癒し系少年・フィリオ。 穏やかな空気を纏う二人は、初心な互いへの想いを実らせ、紆余曲折の「仮婚」を経て、めでたく結婚! 幸福の絶頂の中、穏やかで愛しい時間を紡いでいたのだが、フィリオを独占したいヒュルケンの熱い想いの前に、様々な障害が……? <寡黙な将軍×癒し系少年>溺愛結婚ファンタジー 待望の続編がいよいよ登場!

作品情報

作品名
将軍様は溺愛中
著者
朝霞月子 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344847934
3.9

(31)

(10)

萌々

(13)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
119
評価数
31
平均
3.9 / 5
神率
32.3%

レビュー投稿数8

タイトルに偽りなし

溺愛してます。
楽しみにしていた将軍様シリーズの新刊!
世界の全はフィリオかそれ以外かしかないベルさんとしっかり者のフィリオの新婚ストーリー。
ハチミツみたいに甘いに違いない!と思いきや問題勃発。
ベルの将軍らしいかっこいいシーンもありつつも新婚らしい甘々な新婚旅行は次の本らしいので早く続編が読みたいです。

6

はぁ面白かった

「婚活中」「新婚中」がとても面白くて、今回の続編もとても楽しみにしていました。

そして2段組の大ボリュームでも、あっという間で物足りないと思うほどでした。

もう相変わらずウェルナードがフィリオしか見ていなくて、優先度はフィリオ一択という小気味良さです。

今回はシス国のウェルナードの養父や血の繋がらない従兄弟が登場して一悶着あったり、前回の残党がまだ諦めていなかったり、ウェルナードとフィリオの甘々な新婚生活は邪魔ばかり入っていました。

フィリオの事となると超人的な勘を発揮して嫉妬するウェルナードと、青褪める側近たちに大いに笑わせて貰いました。

フィリオが攫われた時の情報伝達の速さや国軍上げての奪還作戦など可笑しくて面白いのに、戦いの場面ではウェルナードを初めとした兵士達がカッコ良かったりと読み応えがありました。


次巻はウェルナードが待ちに待った新婚旅行らしいので、どんな波乱が待っているのかとても楽しみです。


それから蛇足ですがP64の上段2行目が「シス国王子の誰かだろう」は間違いで「クシアラータ国王子の誰かだろう」が正しいと思います。
クシアラータ国にはシス国王子はウェルナードの義従兄弟1人しか来ていませんから。

0

『結婚というもの』のお話なのね

……って確信したんですよ、この巻読んで。
今回はウェルナードの義父(育ての親ですね)も登場し、フィリオの家族=大切な人がどんどん増えていくのがねぇ「ああ、幸せな結婚ってこんな感じだわ」と思ったんですね。ウェルナードの子ども時代についてとか聞いちゃったりするのよ。きゃっ!いかにも新婚さんって感じじゃないのっ。

前半は、彼を母国に連れて帰りたい一念でウェルナードの義父と一緒にクシアラータにやって来た従弟が巻き起こす騒動について書かれているんですけれども、私はね、この部分を結構興味深く読んじゃったんですよ。
「あ、こういう人いるよね」って思って。
自分の理想を勝手に押し付けられたベルさん、すごく気の毒。
でも、どうして自分がそんなにウェルナードに固執しているのか、解らない彼もある意味、気の毒なんだと思ったんですよね。
恋は怖い。

んで、フィリオの身になれば『結婚って、素敵な義父も出来るけどめんどくさくてあぶない親戚も出来ちゃう』ってことなんじゃなかろうかと。

後半の活劇部分は割とさらっとしてました。
お話の山場って言うより『ベルさんがどれだけフィリオしか目に入っていないか』を示すためのエピだったんじゃなかろうか、と思っています。

しかし、久方ぶりにヒュルケン将軍様にお会いしましたけど、やっぱり変人ですな。フィリオがとてもとても可愛らしいのは「私も同感」だけど、それ以外目に入らなくなってしまうのは、可笑しくも可愛らしい。
また読みたいですね、この世界のお話。

3

なかなかラブラブできません

今回は国の三宝剣の1人とされる将軍と
元聖歌隊の愛し子と呼ばれた青年のお話です。

攻様の養父と従弟である王子の来訪に端を発し
受様の誘拐事件にまで至る大騒動の顛末を収録。

攻様はシス国の生まれです。
国王の兄を養父とし、王子達を従兄弟として育ち
10年前、シス国王子のクシアラータ女王に婿入りに
付き従ってクシアラータに入りますが

その後、
戦に巻き込まれてシス国への帰国が叶わなくなり
その戦で様々な勲功を上げて将軍職を賜り、
第三王子と神聖親衛隊長とともに
三宝剣の1人と称えられる英雄になります。

そして様々な条件下で突き付けられた婚姻問題も
初めて見かけた時から長年焦がれていた受様を
花嫁にすることで解決、

攻様の失脚を狙っていた貴族達も捕らえられて
1件落着と相成るはずでしたが
クシアラータを取り巻く政情は厳しく
攻様は新婚生活もままならないまま戦はもちろん
地方の駐在軍視察へと追いやられる事となるのです。

もちろんそれは将軍としての通常業務であり
突発的なものではありませんが
新妻とラブラブな生活ができると思った矢先の遠征は
攻様をこの上なく不機嫌にさせていました。

そんな中で、養父と従弟であるシス国王子が
攻様に会いにクシアラータにやってきたという
急使がやってくるのです。

攻様は愛しい受様への愛と独占欲が半端なく
自分が会えない間に自分と言う夫の許可なく
可愛い妻に会いに行くとは何事か!! とか
思っちゃう男なのですよ(笑)

攻様は自分的には絶対に必要ではない予定を切り上げて
すぐにでも帰還しようとしますが
そんなことが許されるはずもなく(爆笑)

そして攻様の留守に攻様の養父と従弟王子を
1人で迎える事となった受様はいかなることに!?

朝露先生の既刊「将軍様は婚活中」「将軍様は新婚中」に続く
将軍様シリーズの最新刊になります♪

攻様の養父はシス国の王兄に当たり
元軍団長としても活躍した人物でもあります。

養父は攻様の結婚を喜び、
攻様とその妻となった受様に会う事を
楽しみにしてきただろうことは明らかなのですが

共に来た養父の甥である攻様の従弟では
受様に名のりもしないばかりか
あからさまに攻様の結婚を強要されたもので
攻様をシス国に連れ戻そうしていたのです。

なので攻様が戻ってくればひと騒動勃発です♪

前回が2巻セットで攻様の結婚に絡んで
攻様の排除を計画していた貴族達には一掃されて
大団円かと思っていたのですが

国外脱走を図った貴族が攻様の生国の王子を嗾けて
攻様をシスに連れ戻す=クシアラータから追い出す
という計画を立てていたのですよ。

攻様の結婚は
攻様をクシアラータに留まらせる事にはなりましたが
それはクシアラータ国王の策略ではなく
受様という存在がそうさせているのですが

受様を排除したい一派も
今回その一派にそそのかされた従弟も
根幹のところが間違っているのですよね。

攻様のと親しく、攻様の性格をよく知る人々には
それはもう火を見るよりも明らかなのですが
そのすれ違いこそが騒動を巻き起こし

攻様がどう動くのか!? 受様がどうなってしまうのか!?
とハラハラ&ドキドキ、
とっても楽しく読ませて頂きました (^O^)/

唯我独尊を地でいく攻様が受様が好きすぎで
受様に良く思われたくて色々頑張るのが
とっても面白くてMYツボを刺激してやみません。

攻様を動かすために受様を使う第三王子とか
攻様を上手に操る(笑)受様を讃える副官とか
2人を微笑ましく思いながらも
攻様を揶揄うために受様に絡んでみる養父とか
登場人物が皆、とても魅力的です。

次は攻様が待ちに待った新婚旅行編だそうなので
次作も楽しみです♡

1

将軍様シリーズ 内乱の巻

メモしながら読むので、1-3巻全部電子版購入。
粗筋は単純。半分ほどが、説明等の挿しこみ部分で膨らんでいます。
フィリオが聖歌隊の子供達と歌う場面が一番印象に残った。

新婚ほやほやのベルに、10日以上の長期視察遠征の指令が下る。
ベル不在中に、10年会わないベルの父と、第六皇子が訪問する。
第六皇子はベルの本国帰還を願うがベルに拒否られる。
本国に帰る父達 ベルは、父達を国境まで警護。でもベルの父を迎える部隊が襲撃されていた。
そして、帰宅途中のフィリオが、拉致される。
事件の報告を受け、一掃する好機だと怖い笑顔で討伐に出立する第三王子。
黒幕は、1巻登場のアンチ体制派の貴族に利用されたと、第六皇子はやっと気づく
・・この思い込み強い冴えない第六皇子は、超オバカで物語にいい味添えてます。
・・拉致の後、フィリオの父と姉、御者役の騎士のうろたえ振りがオモシロイ。フィリオはみんなに愛されている。
粛清後、フィリオはベルの父達を歌って見送る。
フィリオの国も、ベルの国も、未だ本当に内乱を平定しきっていない。
動乱を粛清した褒美に、長期休暇が許される。
次は、新婚旅行の巻。

キャメロンが語る「3才当時のベル」の短編がオマケでついてました。

☆昔の作品に加筆修正を加えて再刊されるなら、中古本を探して読む必要が無いので、楽。

1

碧雲

補記。
続編は、もうないので残念。この巻で完結。
かなうなら、続編読みたい。

著者tw。
https://twitter.com/tsuki_asa/status/1366307329449226246
>「将軍様は溺愛中」発売です。
同人誌版の「出張中」「多忙中」「休暇中」に
本来書くはずだった続きの長文を加えて「溺愛中」の一冊になっています。

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