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異世界転生して幸せのパン焼きました

isekai tenseishite shiawase no pan yakimashita

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表題作異世界転生して幸せのパン焼きました

アルトゥンベック,シャルクのキリュ族の若き族長
高取歌倫、異世界転移で神の子となった元ベーカリーのパン職人

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

パン職人の高鳥詩倫は仕事帰りに車に撥ねられ、気づくと大草原のど真ん 中でならず者たちに襲われていた。緑と菫色の瞳をもつ儚げな美貌、そし て男であっても能力者を産むことができるという《神の子》――それが転 生した詩倫の姿だった。そんな詩倫を遊牧民の青年・アルトゥンベックが 助け出してくれた。異世界から来たと言えず記憶を失ったふりをする詩倫 だったが、アルトゥンベックは自分の部族の村へ温かく迎え入れてくれて…。

作品情報

作品名
異世界転生して幸せのパン焼きました
著者
淡路水 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
三交社
レーベル
ラルーナ文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784815532581
3.7

(20)

(7)

萌々

(4)

(7)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
73
評価数
20
平均
3.7 / 5
神率
35%

レビュー投稿数4

「パンBL」?

姐さんがたが云う「パンBL」。
パン屋勤務の職人が、死亡して異世界転生。異世界でパン作りと子作り。

高取歌倫:
中央アジア研究家だった両親は飛行機墜落事故で死亡。天涯孤独。

ベーカリーのパン職人。イベント準備の残業で疲労、フラフラで帰宅する途中の横断歩道で暴走トラックに轢かれて死亡。
大草原の異世界に、民族衣装を着て倒れていた。しかも、美貌のオッドアイ。
オッドアイは男子でも妊娠できる異世界。
族長の番になり、美味しいパンを作り、沢山の子供を産む多産系。

アルトゥンベック:
異世界のシャルク。キリュ族の族長。
出産後亡くなった実母の形見から実父が分かり、出自と母の死の謎を知る。


感想:
初期作品と比較すると文が単調で、解説部分の繰り返しが多く、伸び伸びさが消えて硬くなっている。・・だから淡々としてヤオイ;ヤマナシ オチナシ;な印象を受ける全体。

この作家は、この作品を出した後、休筆宣言をしています。悩みながら執筆したんだと思う。

死んで異世界転生して幸せになった主人公が、著者自身の無意識の投影と捉えるなら ・・
復活したい、守る者が欲しい、・・と願っているようにも解釈できるので、
いつかまた、癒しの作品を書く作家として復活する日を願ってます。

著者の文を硬くぎこちない文に変えた因が、奇妙な自称「読者」の粘着する投稿によるストレスなら、
苦痛を受けた証拠を揃えて、法的措置を弁護士に相談したら良かったと思う。

0

異世界転生

パン話かなと思って購入。中央アジアっぽい場所が舞台の異世界転生ものでした。攻め受けとも「♡」と思うところがなくサラっと読んでしまったので中立より萌にしました。パン話メインという訳でもなかったしな・・・オメガバではないですが、お子様いらっしゃいます。

仕事帰りにフラフラしていたらトラックにはねられた記憶のある詩倫(しりん)。なんだけど気付けば荒くれ男どもに襲われていて、「オッドアイだ」「神の子だ」「高く売れる」等と物騒な状況。そこを金髪イケメンに助けてもらって・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
部族の仲間たち、ウルク(攻めのワンコ)、攻め受けの子二人、攻め父ぐらいかな。めちゃ好きだなあと思うサブキャラは特になし。

++攻め受けについて

攻めは部族長なんだけど、犬を使う能力あるために部族の皆からは少し遠巻きにされているような方。イケメンで良い方なのになあ。中央アジアで自然と向き合いながら生活する部族だから、自分たちと容姿が異なる人間を少し敬遠するのはしようがないか。

受けは異世界転生してしまった方で、そんなに悲観していないし、なよなよもしていないけど、神の子という体になってしまった(発情期あり、妊娠可能)&異世界から来たということを内緒にしているという訳アリさん。激マズ状態だった部族内のパンを劇的に進化させて部族に受け入れてもらって・・と頑張る方でした。

攻め受けともまっすぐ善人という感じですし、お話も王道じゃんと思うので、恋話的にあまり盛り上がれなかったでした。もっと職人気質なパン焼きさんでも嬉しかったかも。

5

助けて助けられて

今回はキリュ族の族長と異世界転移したパン職人のお話です。

攻様に助けられた受様がパン作りをきっかけに
異世界で幸せを掴むまで。

受様はベーカリーでパン職人として働いていましたが
体調不良を押して出勤した日の帰り道、
車に跳ねられてしまいます。

受様は周りの悲鳴と衝撃に死を覚悟しますが
次に意識が戻った時には見知らぬ大草原で
悪人面の3人の男達に身体を束縛されていました。

状況の全くわからない受様でしたが
男達の会話で自分が"神の子"という特別な存在で
それゆえに捕らえられた事が判ります。

"神の子"はオッドアイを持つ美貌と
男女関係なく子供が産めるのが特徴らしく
受様はと貞操の危機に震える事になります。

そんな受様を助けてくれたのが
大きな黒い馬に乗った金髪の美青年でした。
この救い手こそが今回の攻様です♪

男達に矢を射かけて受様を救いだした攻様は
キリチュの部族長だを名乗り、
受様を襲った男達は盗賊まがいなことを
繰り返す部族の者だろうと言います。

攻様は受様が攫われてきたのなら
送り届けると申し出てくれるのですが
受様は記憶がないと偽ってしまうのです。

攻様は攫われた時に頭を打ったのかもしれないと
これも何かの縁と自分と一緒に来ないか
とまで言ってくれるのですよ。

受様はありがたく攻様と共に
彼の部族の集落に向かう事になります。

果たして受様は攻様の部族に受け入れられるのか!?

実力はあるものの部族の血筋ではない攻様と
事故死したはずが神の子となった受様の
異世界トリップファンタジーになります♪

攻様は前部族長の養子で
剣と弓の使い手だった養父の教えにより
彼の死後は部族一の実力で部族長となります。

しかしながら
攻様は部族の誰とも違う容姿に加えて
犬を使役できる能力を持っている事から
部族内では一線を引かれていたのです。

攻様と親しくしているのは
薬師で占い師でもある長老の一家だけで
今回受様が助けられたのは
長老の占いによるものでした。

自分を助けてくれた攻様への御返しと
受様は懸命に部族にとけこもうとし
そんな受様の態度が
攻様への皆の不審を払拭していくという

互いに助け助けられな関係で進む恋は
王道な鉄板路線なのですが

受様の頑張りにパン職人の知識が活きていたり
攻様に助けられた商人によって
攻様の身内の情報が得られたりと

捻った設定もちゃんと用意されているのが
とても淡路先生らしいお話だなと
楽しく読ませて頂きました♪

ただ神の子が妊娠できるという設定は
必要だったのかな?とちょっとモヤりました。

子供が鎹になる設定は好きですが
実力主義な部族で後継問題がある訳でもなく
妊娠&出産の必需性を感じられなかったのです。
なので今回は「萌」評価としました。

子供達は可愛いのですがゴメンナサイ (>_<)

5

王道ストーリー+パン

多少のネタバレ含みます。


パンBLが死ぬほど好きで色々読んでます。
パンだけに限らず、主人公が異世界で美味しいものを作って、異世界人の舌を籠絡して行くのが爽快なのです。

こちらのお話もそういう流れになっていて基本的には好きですが、どうしても引っかかる事がひとつ。。

文章が、上手くないんです。。
上手い人の書く文章は、なんのストレスもなく気持ちよく読ませてくれます。
残念ながら、こちらの文章は余計な言葉が多いと思うし、かと思ったらブツっブツっと途切れる所もあったりで、キャラ同士の距離感や動くスピード感などがいまいち伝わって来ず、なんとなく気持ち悪い感覚で読み終えてしまいました。
私には受け付けられない書き方なのかもしれません。

ただ、パンは美味しそうだったし、途中から出てくるお子ちゃまは可愛かったし、最後に従順なワンコも番を作って大団円な所は好きでした。

0

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