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何度も読み返している本の1つです。
みなさんのレビューにもある通り、執着攻め好きな人には絶対おすすめしたい作品です。
執着攻めの作品は色々読んできましたが、その中でも群を抜いて切なくて苦しいです。
他の執着攻め作品と大きく違うと思う点としては、受けの苦しさが単純な同性同士の恋愛に対する葛藤ではないということかなと思います。
攻めに対する劣等感や親からの過度な期待…恋愛だけでなく攻めとの関わりを通して自分自身とも戦っている苦しさみたいなのがより関係をこじらせていて、
攻めも受けも苦しいけどどちらにも感情移入できてしまうから終始切なかったです。
この作品で一番好きなのは最後です。
受けが攻めに対して、"好き"と伝えるのは待っていてほしい、自分が攻めと対等に思えるくらい頑張りたい、と伝えるところです。
この描写こそがまさに受けの自分自身との向き合い方、ひいては攻めとの向き合い方に対して前向きになっていることの現れで、安易に自分も好きだと言わないところがすごく自然で綺麗だと思いました。
執着攻め作品(小説)にハマっており、ちるちるさんの過去記事から辿り着いて購入した、こちらの作品。
たしかに”執着攻め”のお話でした。
(※以下内容に触れています)
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日頃から「こいつには敵わない」と攻めに対して劣等感・嫉妬を抱いていた受け。
そんな中、自分の父親と攻めの母親の不倫現場を目撃ししてしまいます。
何かが爆発し、攻めが自分のことを好きだという感情を利用して、
「ここから飛び降りたらお前のことを好きになってやる」と言うと、攻めは迷わず飛び降りてしまい…
そんな学生時代の忌まわしい記憶を引きずったまま、勤務先の高校で攻めと再会してしまい、贖罪のために抱かれるようになってー
というストーリー。
攻めの聡が学生時代から幸也のことを好きで好きで、酷いことをされても想いを捨てきれず、転職してまで追いかけてくる、という執着っぷりは確かに好きなのですが。
なんだか、最後まで萌えきれず、不完全燃焼で終わってしまったな、、?というのが正直なところなのです。
というのも、ものすごい劣等感と罪悪感に苛まれていた受けが、贖罪の意識から体を差し出し…というところまでは理解が追い付いたのですが、終盤で急に自分の想い(?)に気がつくという展開が性急すぎる気がして。
「対等な存在として認められたい」と思う相手・自分を熱くさせるのは聡だけだと気付く→恋愛感情になる、という流れにいまいち納得できず、悶々としたまま読了。
受けが絆されていく過程を、もう少しじっくり見てみたかったなと思います。
ただ、二人が初めて体を重ねる時の攻めの行為の丁寧さ、これがとても私好みでした。解すのもそこそこに突っ込んじゃう…という執着攻め様も多い中、受けを恨みながらもどうしようもなく愛している気持ちが伝わってきて。
そして皆様おっしゃるように、乳首責めがすごい。フェチの方にはたまらないのではないでしょうか。
同級生で、ある出来事から二人は互いに離れることに。。。
受けの幸也はイケメンで若い教師なので学校でもモテモテ。同僚の女性教師ともうまく行っており、女子サッカー部の顧問をしていることもあって、生徒からも慕われる存在だったが、そこへ中学で離れた攻めの聡が新任教師としてやってきた。
幸也は聡に対して過去の負い目があり、さらに色々なことで負けてしまう自分にコンプレックスがあり、聡を敵対視してしまっていた。
聡の方は、昔から幸也のことが好きで、再会後は彼女がいても体の関係だけで良いからと無理矢理に幸也を開かせる。
もうね、幸也がダメダメなやつなんです。
なんでそこまで?って思うくらい。多分、何もかも聡に敵わなかったと言うけど、普通に世間一般的には悪くない感じなのに、変な劣等感が邪魔をして深みにハマっていってる感じ。
聡に対する感情からそうなってたんだね、ってのが最後にはわかるんですが、そこの部分が少々駆け足に思いました。
対して聡はある意味怖いくらいに幸也を好きで、就職してたのにわざわざ教師に転職してまで追いかけて来ちゃう、ある意味ストーカ。幸也の弱い部分をついて、体の関係を強要しちゃいますが、やはり気持ちがあるからか本当にひどいことはしてないんですね。執着モノを読みすぎてるからか、そこまで酷い執着には思えなかったな。
幸也が覚悟を決めたことで、二人は付き合うことになりましたが、この先を見たかった!!
SSとかあったらな。
同級生の再会ものが読みたくて、「同級生」「再会」にチェックしてヒットしたのがこちら。
不穏なタイトルからして、私が求める切ない再会ものではないとわかった上で読んでみましたが、うーん濃かったし、面白かった。
萌えは正直あまり無かったけど、一体どーなっちゃうのぉ???と先を知りたくグイグイ読ませてくれる作品で面白かったです。
それにしても凄まじい執着攻めだったなぁと、読後にちるちるを見たら、「受けが好きすぎてもはやホラーな執着攻め小説8選」にめでたくも選出された攻め様だったのですね、なんか納得。
もう攻め自身も己をコントロール出来ないような執着だし、攻めの存在は受けにとってもはや災難でしかないわ…と思ってたんだけど、
「好きになって…ごめん…」と言う攻めがなんかやたら哀れで、きゅきゅーん!としちゃいました。
あと、攻めの心、受け知らず過ぎるわ…。
そこもなんか気の毒だった。
だけど受けが子供のころから味わってきた息苦しさ。
そういうものが読んでてよく伝わってくるので、受けにも同情したし。
もう残り少ないけど、ちゃんとくっつくのかなぁ?まさか突如受けが愛に目覚めちゃうの?と思ってただけに、あの終わり方で良かったです。
でも、ちゃんと恋人らしくなった二人も見てみたいな。
要約すると、学生の頃に酷い扱いを受けた攻めが、受けと同じ教師となって再会し、復讐していくお話です。
自分の身を捧げてもいいくらい、受けが大好きな攻め…いいですよね。
元隣人で仲の良かった二人。
とある出来事から攻めが異常な執着で受けにベッタリして中学生になる頃には大胆にも告白するまでになります。
それを疎ましく思った受けが距離をとり「ここから飛び降りたら好きになる」と挑発してしまいます。
そこから二人の関係が一気に崩れ、疎遠になり、社会人になった今再会。
受けには彼女が居ますが、そんなのお構いなしなくらい攻められます。
端々に仄暗い執着が現れたり、復讐とはいえ、そこには受けを好きすぎる一途な思いがあるのでドロドロ感はあまり感じられませんでした。
むしろ、受けの恋人の方が面倒なくらい(笑)
攻めと比べられてきて劣等感に苦悩する受けの気持ちも、ひしひしと伝わってきます。
しかし、それを一網打尽にする攻めの怖いくらいの執着を見せる場面は最高!
一例を挙げると、離れていてもまた会えると信じて攻めは陸上を続けたところなど…。
これ以上はせっかくの執着の見せ場で楽しさが半減してしまいそうなので、気になる方はぜひ読んでみてください。