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表題作ピジョン・ブラッド

サフィール・父・兄
緋織
両性具有の少年

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

高校生の緋織は両性具有で、父と兄の異常な執着を受けて暮らしている。しかし、身体検査と称し緋織の性を貪る父も、父の目を盗むように緋織に触れてくる兄も、最後の一線だけは越えようとしない。欲情に火がついた躯を持て余し苦しむ緋織の前に現れたのは、仲間だと名乗る美青年・サフィール。導かれるまま初めて男を迎え入れた緋織は快楽の極み知り、耽溺する。男を惹き寄せる天授の魔性を開花させた緋織は父のもとを逃れ、サフィールとともに仲間たちが暮らすという宮殿へ赴くが......。享楽の陰に秘められた愛と憎しみの真実とは?

作品情報

作品名
ピジョン・ブラッド
著者
吉田珠姫 
イラスト
門地かおり 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ピジョン・ブラッド
発売日
ISBN
9784576061979
3.1

(50)

(12)

萌々

(8)

(11)

中立

(12)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
18
得点
137
評価数
50
平均
3.1 / 5
神率
24%

レビュー投稿数18

ここまで来ると最早。

これは…見た時あまりにも異常性愛過ぎて吐きそうになったかなぁ…。
激しいってもんじゃありません、怒涛猛烈のエロの嵐嵐嵐…!!
まぁ設定が設定なので、ぶっ飛び過ぎると引くか笑うかどちらかなんだろうと思った…。
両性具有の主人公は、父と兄に触られ弄られまくられるけど挿入なしで満足出来ず、出会った妖し過ぎる外人に手練手管に開発されまくり、ついには父と兄を捨てて外人と恐ろし過ぎるハーレムで快楽にひた走るけど全然満足出来ないようで…。
これ小説の文章9割どころじゃなく、10割全部エロです。
マシに過ごしてる部分一つもないよ!探す方が難しいってどういうことだ!;
オチを見て、「へー」と思いつつ…「主人公のバカ…;」と目の前がクラクラしましたよ。
おまっ…どんだけ回り道!!!!!!←
これはBLと言うより男性向けのカオス系になるんじゃ…ギャルゲーみたい。
門地先生の素敵カラー表紙に惹かれて中身見てショックを受けた女子何人もいるんじゃ…。古本屋転売率高そうだ…。ピンナップイラストが凄いよ。っはっははは…。兄でも兄でも外人でもなく、どうでもいい人二人…。
中村春菊先生やこうじま奈月先生など可愛い相思相愛BLスキな人は一生見るな!!!

ただここまでやっちゃうと神だと思うしかないので、評価は「神」で。
ただし、「ある意味で神」ですけど…。
これを発売した所がシャレードってのも衝撃的だったので、そこだけでも「神」評価です。
すげぇのが見たいと思ったら心の奥底で覚えておいて下さい…。
BLが大嫌いになるかもしれませんのでご注意を…。

11

私は好きです!!ただし読者を選ぶ。

これは好きな人と嫌いな人がキッパリ別れそうですが…私は好きです!
もう、本当にエッチシーンが多いんですけど(っていうかほぼエロのみと言って良い)、エロ過ぎて逆にそれが問題にならない…。
私がこの作品のどこが好きかというと、無理やりエロを物語に入れてないところです。設定が設定なのでエッチシーンが多くても特に驚かない。
最近の作品で「このまま純愛のストーリーで良いのにどうしてここでエッチするの!?」「この作品にエッチシーン必要なの??」と感じることが多々あります。(この現象は作家さんの実力や、読者がエッチシーンを期待してるから必要なくても描くように作家さんが促されるなどの理由があります。)
この作品は無理にメッセージをはめ込んでない。潔い耽美だと思いました。
物語にどうしてもメッセージを求める人にとっては受け入れがたい作品になると思います。
門地さんのイラスト目当てで買いましたが、どのページもとてもきれいでした^^

6

官能小説

父親からの病的な執着と性的なイタズラ、兄には平静を装いながらいやらしい目を向けられる、異常な環境の中で過ごす緋織。
そこに仲間と名乗る謎の美青年が現れます。

両性具有、近親相姦、乱交・・等少々過激な設定が盛り沢山。
実際読んでみてもとにかく淫語のオンパレードですwBL小説というより官能小説に近い感じ。
面白いと思ったのは、受けが翻弄される話かと思いきや、そうでもないところ。受け自身相当な淫乱です。
ぶっ飛んだ話なのに、受けの途中の葛藤など「あ~・・わかるわ~」と思わせるのは作者さんの力量でしょう。

ラストも優等生的なハッピーエンドではないかも知れませんが、好きな結末です。
それでいいんだよなぁ。本質は常識や世間体なんて超越したところにあるというか。

設定に抵抗がない、エッロエロの描写が平気、な方には是非おすすめしたい作品です。

7

近親好きにはたまらない

作者の文章力と淫猥な設定、そして私の嗜好――それら全てがカチリとはまりました。
大変面白かったです。
読み終わって本を閉じた時、興奮を抑えきれずにうひゃーーーっと叫んでしまいました。

何の気なしに手に取ったにも関わらず、こんなに楽しめるなんて、人生はステキな偶然に満ち満ちている!と思えた程。

父と兄の緋織に対する歪んだ愛情(執着心)は間然する所がない。
緋織が物心付く前から散々手を出していたくせに、いつまでも挿入だけはしないという設定も最高。理性なんてとっくの昔に崩壊しているのかと思いきや、一線は越えないなんて。
そりゃあ緋織もあんな性格になるわな。

痛いほど勃起させながらも歯を食い縛り我慢する兄の姿は哀れで不憫で、一周どころか三周ぐらい回って可愛く見えてきました。

欲を言えば、他の宝石たち(サフィール含む)の経緯を詳しく知りたかったのと、緋織はもっともっと複数の男に犯されてほしかった。

5

イロイロと凄い

この本は凄いということで、あらすじも読まずに手に取ってしまった。

主人公の緋織は両性具有者で、毎日帰宅すると父に身体検査をされる。
それが耐えられないので、毎日家に帰るのが辛い…と。
確かに、血の繋がった父にそんな事をされて辛いのは当たり前だ。
虐待じゃないか!と思ったら、最後までしてくれないのが辛いと?!
緋織は淫乱ビッチ君だった…
まずはその設定に驚いてしまった。

エロエロ描写が続いて途中飽きてしまうところがあったが、
読み終わってみると清々しいエロエロストーリーだったなと。
それは多分、主人公がやりたいようにやっているからでしょう。

挿絵の方も凄かった。
門地さんの可愛いのにエロエロな挿絵。
今だったら完全に白抜きだろうな。
本当にいろいろ凄い本だった。


5

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